知多半島の文学碑一覧

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番号
名称
所在市町
所在地
碑文
詠者(作者)
1
万葉 知多の浦歌碑(旧) 東海市 高横須賀町北屋敷59 諏訪神社境内 年魚市方塩干家良 思知多乃浦爾朝榜 舟毛奥爾依所見 読み人知らず (巻7-1163)
2
万葉 知多の浦歌碑(新) 東海市 高横須賀町北屋敷60 諏訪神社境内 年魚市方塩干家良 思知多乃浦爾朝榜 舟毛奥爾依所見
あゆち潟潮ひにけらし 知多の海に朝こく 舟も沖に寄る見ゆ
読み人知らず (巻7-1163)
3
松尾芭蕉 古池や句碑 東海市 加木屋町西御門23 普済寺境内 古池や蛙とびこむ水の音
ものいえば唇寒し秋の風
松尾芭蕉
4
松尾芭蕉・早川都竺の句碑 東海市 加木屋町宮脇43 熊野神社境内(鳥居横) 花の雲 鐘は上野か 浅草か(芭蕉)
橋越る杖の音きく餘寒かな(都竺)
萍や流れながらの咲もよひ(都竺)
松尾芭蕉・ 早川都竺
5
楓園襦鶴の句碑 東海市 加木屋町西御門23 普済寺境内 *要調査 楓園襦鶴
6
早川都竺の句碑 東海市 加木屋町西御門23 普済寺境内 *要調査 早川都竺
7
坂村真民の詩碑 東海市 加木屋町西御門23 普済寺境内 目もみえず耳もきこえずただひとり/さいのかわらをさまようらんか 坂村真民
8
松尾芭蕉 野をよこに句碑 東海市 加木屋町 個人宅 野をよこに馬牽むけよほととぎす 松尾芭蕉か?
9
村瀬帯梅の句碑 東海市 横須賀町四の割 扇島神社 栗の穂に入まねかせん狐塚 村瀬帯梅
10
細井平洲の記念碑 東海市 荒尾町 浅間神社 細井平洲先生旧里乃碑
(漢文)*要調査
 
11
坂広雄の歌碑 東海市 横須賀町二ノ割 玉林寺前 愛宕神社元宮 ちりやすきやまふきのはなひとえたを/をらはつほみのほとにをらまし
なか■にみあかぬものはやまゝつの/めつらしけなきいろにそありける
坂広雄
12
方間舎楓京の句碑 東海市 横須賀町三ノ割 大教院 (「八公石」の碑の側面)色かへぬ風のしらべや松みどり 方間舎楓京
13
楓園襦鶴の句碑 東海市 加木屋町西御門23 普済寺境内 雨かせにしらせともなし花盛 楓園襦鶴
14
楓園襦鶴の句碑 東海市 横須賀小学校校庭築山 皆励め爰(ここ)は学びの苗代田 楓園襦鶴
15
伊藤無物の句碑 東海市 横須賀町二ノ割 玉林寺 来はきても月見のやどはしらぬ同士 伊藤無物
16
山村賢寿尼の歌碑 東海市 横須賀町二ノ割 玉林寺 あすありとおもふこゝろはたのみなし/過す時ころかぎりなりけり 山村賢寿尼
17
江楓閣烏橋の歌碑 東海市 横須賀町三ノ割 大教院 嶮山も和らぐ花のやまとかな/小雨露けき垣の山吹 江楓閣烏橋
18
高野素十の句碑 大府市 大府町長根 個人宅  梅の花明かに蕋明かに 高野素十
19
菅原道真の歌碑 大府市 長草町本郷 天神社 こちふかば匂ひおこせよ梅の花/あるじなしとて春なわすれそ 菅原道真
20
松尾芭蕉 冬枯れや句碑 大府市 横根町 座頭泣かせ 冬枯れや世は一色に風の音 松尾芭蕉
21
二宮尊徳の歌碑 大府市 吉田町生田八幡社 この秋は雨かあらしかしらねども/今日のつとめに田草とるなり 二宮尊徳
22
兼松蘇南の句碑 大府市 行方不明 小授鶏の春のふくみを聴く山路 兼松蘇南
23
久野渓流の句碑 大府市 桃山町 桃山公園 潔し花に明けゆく元治山 久野渓流
24
菅原道真の歌碑 大府市 長草町本郷 天神社 美しや紅の色なる梅の花/あこが顔にもつけたくぞある 菅原道真
25
浜島藤太郎・浜島儀一の歌碑 大府市 北崎町城畑 賢聖院 はなやかに人の目をひく牡丹にも/菰きてくらす折もありけり(藤太郎)
咲けばさき散ればちるとて桜花/こころせわしき人の世の春(儀一)
浜島藤太郎・  浜島儀一
26
花井保苗の歌碑 大府市 半月 常福寺 観音堂横 喚ぶものもこたふるものも山彦の/みみにもあらぬ天つちの声 花井保苗
27
花井栄一追悼歌碑 大府市 半月 常福寺 観音堂裏 皇国の光りまつら雄あだし野のつゆときえぬと聞がかなしさ(千葉胤明)
たまはかしこがれと鵄は子をこふるなみだの目にもさやけかるらむ(坂 正臣)
千葉胤明・   坂 正臣
28
花井保苗時世の歌碑 大府市 吉田町 東申侍墓地 転地にともなはれ行身のはてのかたみに残るこれの石ぶみ 花井保苗
29
芦沢址の歌碑 大府市 吉田町 常福寺境内 風そよぐ芦のまろ屋にかげ清くすむ月見つつひとりわびけむ(古道)
いにしへの人の姿もかげきよく今もうつせるあし沢の御井(寿)
むすびてもその武士の名にはぢぬ月影きよき芦沢の井(憲)
あぢきなき身を思ひつつひとり来て霜にをれふす芦沢のさと(保苗)
影清く御井のまし水尋ね来てむかしを汲ぬ人事にけり(久重)
 
30
吐平の川柳碑 大府市 朝日町 熱田神社 だまってはいるが神様みてござる 吐平
31
松尾芭蕉・早川都竺の句碑 知多市 八幡大平地 満徳寺 今日ばかり人も年よれ初時雨(芭蕉)
初時雨けふばかりその言のはを(都竺)
ひたと年よる身なぞおしけれ(都竺)
松尾芭蕉・   早川都竺
32
松湖の墓 知多市 八幡字月山 寺本説教所 辞世 津きよしと久世いの船の迎ひかな 松湖
33
庄兵の墓 知多市 八幡字普ヶ脇 大祥院 きりきりす鳴かぬむくらとなりにけり 庄兵
34
阪正臣らの歌碑 知多市 佐布里 佐布里ダム記念館 うめのはなさきくとさとのゆくすゑを/おもひのいろにつきかへにけむ(裏)
うめそのにことはのはなもさきそひて/おやのいさをそあらはれにける(鰐部甚之右衛門)
まこゝろをつくしゝ梅のかをりこそ/いくよよさしくくちせさるらめ(戸田九左衛門)
さく梅のかをりとともにいくちよも/たてしいさをゝあふく石ふみ(鰐部興三郎)
阪正臣ら
35
加藤かけいの句碑 知多市 佐布里 佐布里池(愛知用水調整池) 梅に池に日照のいま安らげり 加藤かけい
36
佐々江花の句碑 知多市 巽ヶ丘 個人宅 星うるむ夜は天に向け梅匂う 佐々江花
37
清新会の歌碑 知多市 佐布里 うぐいす天神 杖曳きて丘をのぼれる旅人の/たたずむ袖に梅かをるなり 不詳
38
久松潜一の歌碑 東浦町 東浦町立図書館庭 道眞も契沖もめでし梅の花/ことしも咲きぬ清くすがしく 久松潜一
39
弟橘姫の歌碑 東浦町 緒川 入江神社 佐泥佐斯佐賀牟能遠怒迩毛由流比能/本那迦迩多知天斗比斯妓美波母 弟橘姫
40
西行法師の歌碑 東浦町 藤江亥子新田町 排水桟場道路わき(衣浦藤江越し跡) 波あらふ衣の浦の袖貝を/みぎはに風のたたみおくかな 西行法師
41
枡田清音の歌碑 東浦町 個人宅 みちしほのなみのひかりに明けそめぬうをかごならぶあまがいへしま 枡田清音
42
安澤阿弥の句碑 阿久比町 阿久比町立図書館庭 明易しわが描く女人夢に現れ 安澤阿弥
43
花かつみ伝承の地碑 阿久比町 草木上芳池「花かつみ園」(デンソー阿久比製作所北側)    
44
伊藤右橘の句碑 阿久比町 過去の阿久比町史に掲載されたが、現在行方不明 照る日にもぬれる色あり若葉山 伊藤右橘
45
伊藤東吉の句碑 半田市 亀崎高根町 個人宅 また臼を碾きはじめたる寒の宿 伊藤東吉
46
小栗風葉の記念碑 半田市 雁宿町 雁宿公園内 風葉碑 昭和廿七年八月 籌子書
(裏)徳田秋声自筆の撰文 *愛知p272参照
 
47
小栗風葉の記念碑 半田市 風葉生家、美濃半薬局前 *要調査  
48
巌谷小波の句碑 半田市 雁宿町 雁宿公園内 桜紅葉いまを御旗の色にして 巌谷小波
49
新美南吉の詩碑 半田市 雁宿町 雁宿公園入口 かなしいときは貝殻鳴らそ 二つ合せて息吹をこめて 静かに鳴らそ貝殻を 新美南吉
50
新美南吉生誕の碑 半田市 岩滑町 元新美氏邸 新美南吉生い立ちの地碑  
51
新美南吉 冬ばれや句碑 半田市 岩滑中町1丁目 新美南吉生家跡横 冬ばれや大丸煎餅屋根に干す 新美南吉
52
権狐の碑 半田市 岩滑高山5-55 岩滑小学校体育館横 権狐(ごんぎつね) 新美南吉
53
新美南吉の詞碑 半田市 出口1-30 県立半田高校 柊陵会館中庭 余の作品は、余の天性、性質と、大きな理想を含んでゐる。だから、これから多くの歴史が展開されていって、今から何百年何千年後でも、もし余の作品が認められるなら、余はそこに再び生きることができる。この点において、余は実に幸福といへる。 新美南吉
54
新美南吉の詩碑 半田市 平和町 南吉の養子先の家 横 この石の上をすぎる小鳥たち/しばしここに翼をやすめよ 新美南吉
55
松尾芭蕉 海久礼て句碑 半田市 亀崎町10 尾張三社境内 海久礼て鴨の声ほのかに白し 松尾芭蕉
56
松尾芭蕉 木のもとに句碑 半田市 白山町4-122 白山神社境内 木のもとに汁も鱠もさくら哉 松尾芭蕉
57
松尾芭蕉 疑ふ那句碑 半田市 有楽町3-34 鳳出観音境内 疑ふ那 潮乃花も 浦の春 松尾芭蕉
58
大野万木の句碑 半田市 亀崎町 衣浦大橋畔 梅の花ゆめのかけ橋夢ならで 大野万木
59
菅原道真の歌碑 半田市 亀崎町 神前神社 美しや紅の色なる梅の花/あこが顔にもつけたくぞある 菅原道真
60
菅原道真の歌碑 半田市 亀崎町 神前神社 こちふかば匂ひおこせよ梅の花/あるじなしとて春なわすれそ
美しや紅の色なる梅の花/吾子が顔にもつけたくぞある
久方の月の桂も折るばかり/家の風をも吹かせてしかな
菅原道真
61
黒田清綱の歌碑
(悠紀殿御屏風歌の碑)
半田市 亀崎町 神前神社裏亀崎城址(「亀崎城址」の碑の左手藪の中) 萬代もかはらぬかけを亀崎の/なみにうかべて月てりにけり 黒田清綱
62
二宮尊徳の歌碑 半田市 亀崎町 亀崎小学校 この秋は雨かあらしかしらねども/今日のつとめに田草とるなり 二宮尊徳
63
新美南吉の詩碑 半田市 岩滑中町1丁目ごんごろ公園 西の谷も東の谷も/北の谷も南の谷も/ 鳴るぞやほれ/あそこの村も鳴るぞや 新美南吉
64
新美南吉の詞碑 半田市 岩滑町 個人宅 また今日も己を探す 新美南吉
65
新美南吉の詞碑 半田市 岩滑西町 新美南吉記念館”童話の森” 代表作「ごんぎつね」の元原稿の一部より 新美南吉
66
松尾芭蕉 花の雲句碑 半田市 東郷町2-42 常楽寺境内 花の雲かねは上野か浅草か 松尾芭蕉
67
吉田冬葉の句碑 半田市 東郷町2-41 常楽寺境内 宝庫横 夏の月や無値(むげ)の寶の珠数ひとつ 吉田冬葉
68
鈴木花蓑の句碑 半田市 桐ケ丘4-7-3 半田市立博物館日本庭園内 翅立てゝ鴎の乗りし春の浪 鈴木花蓑
69
新美南吉 たんぽぽの句碑 半田市 桐ケ丘4-7-4 半田市立博物館日本庭園内 たんぽぽのいく日ふまれてけふの花 新美南吉
70
小栗風葉誕生之地碑 半田市 銀座本町5丁目 美濃半薬局(小栗風葉生家)前 *要調査  
71
新美南吉の詩碑(英文) 半田市 岩滑中町1丁目ごんごろ公園 *要調査 新美南吉
72
桜井梅室の句碑 半田市 有楽町 個人宅 綾むしろ地に敷く月の蘇鉄かな 桜井梅室
73
中野霜葭の句碑 半田市 住吉町 住吉福祉文化会館 婚禮の多忙の中に春惜しむ 中野霜葭
74
和田 壽の歌碑 半田市 柊町 半田工業高校 人となりたくみのわざを身にそなえ/とわにつくさん人の世のため 和田 壽
75
丹羽かぎをの句碑 半田市 白山町 個人宅 胎内に仏光宿りすずしけれ 丹羽かぎを
76
中野杢衛門の歌碑 半田市 東郷町2-42 常楽寺境内 あいおひの御法の聲は高砂の/まつにかさぬる弥陀の本願 中野杢衛門
77
澄空是清の歌碑 半田市 東郷町2-42 常楽寺境内 うつし世を清く照してやすらけく/み寺のもとにねむるますらを 澄空是清
78
矢田富田家の歌碑 常滑市 矢田地区共同墓地 末永く詣てさらめやたらちねの/みはかに青きこけはむすとも  
79
信谷院の句碑 常滑市 矢田西根組139信谷院境内 あこ永遠に此処に眠れる雲の峰 踏青
80
松尾芭蕉 青柳の句碑 常滑市 大野町10 一味堂境内 青柳の泥にしたるゝ汐干哉 松尾芭蕉
81
小川月茶・岩橋水琴の句碑 常滑市 大野町10 一味堂境内 碑にさく俤や苔の花(月茶)
雨の月うつすら見えて時鳥(水琴)
小川月茶
石橋水琴
82
宇富の歌碑 常滑市 栄町3−135 光明寺境内 うら枯の草葉の露は秋更て/今松むしもいろかはるこゑ 宇富
83
吐竜老人の句碑 常滑市 栄町3−135 光明寺境内 すゝしさや 空へしみ入 水の色 吐竜老人
84
常滑神明社 お手洗いの歌碑 常滑市 栄町6-200 神明社境内 かき流すおゝ山もとの五十鈴川/八百万代のつみは残らし
(裏)神主従五位下 藤原朝臣貞義 文化六歳己巳春日
 
85
水上夢楽の句碑 常滑市 八反田 神護山相持院境内 延命の鐘一つ撞く花の山 水上夢楽
86
富田うしほの句碑 常滑市 八反田 神護山相持院境内 港もつ陶の都や春の雲 富田うしほ
87
本美三狐の句碑 常滑市 市場町4-64 正法寺境内 餅花や窓に真白き鈴鹿山 本美三狐
88
夜雨庵の句碑 常滑市 奥条町社辺64 総心寺境内 後の世も かくすゝしかれ 池の月
すへて人の よき国なれや はなすゝき
夜雨庵巨春
89
坂村真民の詩碑 常滑市 桧原 瑞泉寺境内 念ずれば 花ひらく 坂村真民
90
升栖九十翁の歌碑 常滑市 桧原 瑞泉寺境内 月はいり花もちりぬる世の中に 順礼するぞと后よのため  
91
明治天皇の歌碑 常滑市 坂井 東光寺境内 目に見えぬ神にむかひてはぢざるは/人の心のまことなりけり
国をおもふみちにふたつはなかりけり/いくさの庭に立つもたゝぬも
明治天皇
92
富田うしほの句碑 常滑市 千代ヶ丘四相持寺 港もつ陶の都や春の雲 富田うしほ
93
村上鬼城の句碑 常滑市 千代ヶ丘四相持寺 港もつ陶の都や春の雲 *要調査  
94
千家尊福らの歌碑 常滑市 天神 天神山 いかばかりおもひたかめて引水の/ながれてたえぬ功たてけむ(千家尊福)
かれせじなちまたにかくる下樋の/水と其名は萬代までも(白川資訓)
あらがねのみちをくゞりてゆく水も/深きこゝろやしるべなるらむ(税所敦子)
國の為こゝろかけひもうづめ樋も/世にあらはれて人はめずなる(鈴木重嶺)
おろかなるおもひかけ樋も開けつゝ/世にすゝみ行水のかよひか(松井総兵衛)
 
95
国貞廉平の漢詩碑 常滑市 大野町 観音寺海水浴場 酒是芳甘魚亦鮮 塵気不到枕書眠
官人楽境人知否 例浴恩波己四年
国貞廉平
96
孝明天皇の歌碑 武豊町 向陽 玉鉾神社 照る影をひら手にうけし旭形/千代にかがやくいさをなりけり 孝明天皇
97
牧野まことの句碑 美浜町 河和港観光総合センター前 子ら涼し波に退き波を追ひ 牧野まこと
98
新美南吉 少女細く句碑 美浜町 河和港観光総合センター前 少女細く海の碧るり泳ぎけり                     新美南吉
99
新美南吉 石何年句碑 美浜町 古屋敷124 河和小学校中庭 石何年苔蒸し清水しみわたり 新美南吉
100
種田山頭火 とめられて句碑 美浜町 北屋敷32 堀田屋旅館前 とめられて泊って海の音
大きいのが小さいのが招き猫が春の夜
種田山頭火
101
種田山頭火 春の山から句碑 美浜町 小野浦福島37「ティレク&ティレセク美浜美術館(小野浦ユースホステル)」駐車場 春の山からころころ石ころ
伊勢は志摩はかすんで遠く近く白波
啼いて鴉の飛んで鴉のかへるところがない
種田山頭火
102
種田山頭火 ふるさとは句碑 美浜町 上野間越智 個人宅 ふるさとはみかんの花のにほふとき
水にうつりて散ってゐるのは山ざくら
芽ぶいて山はあふれてさざなみ
種田山頭火
103
河東碧梧桐の句碑 美浜町 鵜の山池畔            鵜の音雛(もろ)とも巣立つがもろ音 河東碧梧桐
104
日本和訳聖書発祥の碑 美浜町 美浜町小野浦    
105
種田山頭火 そこら人声句碑 美浜町 豊丘中平井美浜ナチュラル村「海の見える丘」 そこら人聲して明けてくる春の波
いちぢく若葉となりふたたび逢へたよろこび
種田山頭火
106
種田山頭火 捨てられた句碑 美浜町 豊丘中平井美浜ナチュラル村「海の見える丘」 捨てられた梅も咲いてゐた 種田山頭火
107
種田山頭火 波音の句碑 美浜町 旧半月庵前 波音の松風となる水のうまさは
枕ならべて二人きりの波音
ひとり兎を飼うてひっそり
種田山頭火
108
松尾芭蕉 雲雀より句碑 南知多町 内海上別所 秋葉神社 雲雀よりうへにやすらす峠かな 松尾芭蕉
109
松尾芭蕉 花ざかり句碑 南知多町 内海林之峰 持宝院 花ざかり山は日ごろの朝ぼらけ 松尾芭蕉
110
稲垣釣月の句碑 美浜町 奥田 恋の水神社 霊験をたゝえる清水月澄る 稲垣釣月
111
佐藤悦道の歌碑 美浜町 野間 端境寺 春淺き壺坂寮の日たまりにめしひの子どもら鞠つき遊ぶ 佐藤悦道
112
徳川斉荘の歌碑 美浜町 水野屋敷記念館   徳川斉荘
113
万葉 須佐の入江歌碑 南知多町 豊浜小学校(校舎前の森) あぢの住む須佐の入江の荒磯松(ありそまつ)吾(あ)を待つ児らはただ一人のみ
あぢの住む渚沙の入江のこもり沼(ぬ)のあな息づかし見ず久にして
 
114
万葉 渚沙の入江詞碑 南知多町 豊浜港 荒磯松公園 万葉 渚沙乃入江  
115
万葉 夢のみに歌碑 南知多町 篠島汐味 歌碑公園 夢耳継面所見小竹嶋之/越磯波之敷布所念
いめのみにつぎてみえつつしのじまの/いそこすなみのしくしくおもほゆ
 
116
宗良親王の歌碑 南知多町 師崎 幡豆岬 待合浦 幡豆神社鳥居横 山路よりけふはいそへのさとにきてうらめつらしきたひころもかな 宗良親王
117
小田礫浦の漢詩碑 南知多町 内海西端 西岸寺 赤間倡女竹枝歌
曲裏聲哀莫渡河
玄海渺茫無畔岸
曽猶不済焉如何
小田礫浦
118
会津八一の歌碑 南知多町 篠島浦磯 北山公園 まとひくきはまのやとりのまくらへに/ひねもすなきしねこのこのこゑ 会津八一
119
種田山頭火 波音の他句碑 南知多町 内海一色 熊野神社下遊園地内 波音の松風となる水のうまさは
枕ならべて二人きりの波音
ひとり兎を飼うてひっそり
種田山頭火
120
橋本鶏二の句碑 南知多町 山海 中之院山門前 人の如き眼をして狸人を見る 橋本鶏二
121
松尾芭蕉 花ざかり句碑 南知多町 内海字林ノ峰66 持宝院境内 花ざかり 山は日ごろの 朝ぼらけ 松尾芭蕉
122
松尾芭蕉 雲雀より句碑 南知多町 内海字東坐頭畑10 秋葉神社境内 雲雀より うへにやすらふ 峠かな 松尾芭蕉
123
久村暁台の句碑 南知多町 山海 西方寺 浦の梅花かたつらにさきにけり 久村暁台
124
佐野五男の句碑 南知多町 豊丘 正法寺 ふるさとの石なつかしやはるまいり 佐野五男
125
鈴木宗石の句碑 南知多町 大井 宝乗院 麗や向かひ同士の大師堂 鈴木宗石
126
横井也有の句碑 南知多町 日間賀島 長心寺 帆の見ゆるかたは霞の飛万可嶋 横井也有
127
種田山頭火 春風の他句碑 南知多町 篠島 浦磯1-1 フェリー乗り場前 春風の聲張りあげて何でも十銭
歩きつづけて荒波に足を洗はせてまた
花ぐもりの病人嶋から載せて来た
出船入船春はたけなわ
島へ花ぐもりの嫁の道具積んで漕ぐ
島島人が下り春らんまん
やっと一人となり私が旅人らしく
波の上をゆきちがふ挨拶投げかはしつゝ
種田山頭火
128
種田山頭火 春風の句碑 南知多町 篠島神戸 梅の屋売店前 春風の聲張りあげて何でも十銭 種田山頭火
129
木全湛水の歌碑 南知多町 篠島 篠島小内妙見斎跡 なには瀉あしの一よのなこりかな/あまたの秋の月はすむとも 木全湛水
130
日比貞子の歌碑 南知多町 内海西端 西岸寺 いたつらにすきぬすきぬと思ふ日の/つもりつもりてくるゝ年かな 日比貞子
131
暮雨巷暁台の句碑 南知多町 山海 西方寺 浦の梅花かたつらにさきにけり 暮雨巷暁台
132
豪澄法師の句碑 南知多町 山海 中之院 一本の芒(すすき)ふまえて狸立つ 豪澄法師
133
磯部信貞の歌碑 南知多町 内海字林ノ峰66 持宝院境内 われこゝにいつの世までも宿しめて/月と花とを友とながめん 磯部信貞
134
内藤邦貞の歌碑 南知多町 山海 龍江寺 遠つ祖のむかしのあとはし■■■■しらぬながら面影にたつ 内藤邦貞
135
山本橘香の句碑 南知多町 山海 個人宅 霧深く経蔵つつみ経眠る 山本橘香
136
作者不詳の都々逸碑 南知多町 小佐 浄土寺 わしの若い時や小佐まで通うた/小佐の薬師堂で世が明けた 不詳
137
今上天皇の歌碑 南知多町 豊浜港 北側の公園 くるまえび豊浜漁港に放てれば青き深みに泳ぎ行きけり 今上天皇

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