名称 |
花かつみ伝承の地碑 |
所在地 |
阿久比町草木上芳池「花かつみ園」(デンソー阿久比製作所北側) |
区分 |
その他 |
詠者 |
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揮毫者 |
黒川紀章? |
建立者 |
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創立年月日 |
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高さ |
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幅 |
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材質 |
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碑文 |
*要調査 |
意味・出典 |
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由来 |
日本で阿久比町にしかない幻の花「花かつみ」:六月の下旬になると、デンソ−阿久比製作所前の道沿いに、「花かつみ一般公開」の幟が初夏の風にたなびく。この時だけ開放されるゲ−トを入っていくと、下芳池の岸辺に黒川紀章作の記念碑があり、花かつみ約二百株があざやかな紫色の花を咲かせている。「花かつみ」とは余り聞きなれない花の名前であるが、アヤメ科の多年草で正式名は「野はなしょうぶ」と言い、阿久比地区では故事にちなんで「花かつみ」と呼ばれている。「はなかつみ(花勝見)」は阿久比町では野花菖蒲のことをいいます。アヤメ科の多年草で6月中旬から下旬にかけて鮮やかな紫色の花を咲かせます。万葉集 巻の四に をみなえし 咲く沢に生ふる 花勝見 かっても知らぬ 恋もするかもと中臣女郎(なかとみのいらつめ)が大伴家持に贈った歌があります。また後に、松尾芭蕉が「奥の細道」に記しているように、探し求めても見つからなかった幻の花でした。かつみ刈るころも、やや近うなれば、いずれの草を、花かつみとは言うぞと、人々に尋ねはべれども更に知る人なし、沼を尋ね、人に問い、かつみかつみと尋ねあるきて、日は山の端にかかりぬ。昭和になって、草木の俳人竹内丁子がどこかに「はなかつみ」があるのではと探し歩き、ついに自生の一株を発見しました。その後地元の篤志家によって密かに保護されてきました。昭和62年(1987)「花かつみ保存会」が組織され、会員の自宅に移植して株分けするなどの努力を続け、一株づつ増やしていきました。同年工業団地造成に伴い下芳池北側に「花かつみ園」が設置され、「はなかつみ」が咲き誇っています。 |
参考文献 |
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備考 |
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交通 |
名鉄河和線「阿久比駅」下車タクシーにて10分 |