知多半島の文学碑データベース

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名称

兼松蘇南の句碑

所在地

大府市行方不明

区分

句碑

詠者

兼松蘇南

揮毫者

建立者

猪伏俳句会

創立年月日

昭和39年晩秋

高さ

90cm

65cm

材質

碑文

小授鶏の春のふくみを聴く山路

意味・出典

由来

兼松蘇南(1883-1967)は、名古屋におけるホトトギス派の俳人で、加藤霞村の没後、雑誌『牡丹』を主宰した人である。

 当時、結核患者の療養所であった国立愛知療養所に患者の俳句グループがあった。俳誌「猪伏」を発行していたその俳句会は、蘇南の指導を受け句会を開き、その人柄を慕って、小鳥が丘と呼ばれる丘に蘇南の句碑を建立した。その後、療養所が統合され現在の地に移されたが、自然石に刻まれたこの句は、春を呼ぶコジュケイの鳴き声と共に、患者たちのつれづれを慰めたことだろう。

参考文献

愛知の文学碑p191

備考

ホトトギス派

交通

 

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