知多半島の文学碑データベース

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名称

万葉 夢のみに歌碑

所在地

南知多町 篠島汐味 歌碑公園

区分

歌碑

詠者

揮毫者

松田好夫

建立者

篠島観光協会

創立年月日

昭和51年7月17日

高さ

材質

那智の黒石

碑文

夢耳継面所見小竹嶋之/越磯波之敷布所念

いめのみにつぎてみえつつしのじまの/いそこすなみのしくしくおもほゆ

意味・出典

「夢のみに継ぎて見えつつ小竹島(しのじま)の磯越す波のしくしく念(おも)ほゆ」

夢ばかり続けざまに見えて、小竹島の磯を打ち越す波のように、繰り返し繰り返し彼女のことが思い出されてくるよ

由来

万葉集巻七 この歌は「小竹嶋」の読み方について諸説があって定まらなかったが、篠島の郷土史家・折戸耐次が篠島のことではないかと考え、これを立証したいと万葉学者・松田好夫を何度も島に招いて研究に協力した。松田は昭和29年に、これを熊野灘から遠州灘へかかる航路の要地として栄えた篠島である論証した論文を発表。以来、これが学会の定説となっている。隣にある「見夜火堂」は江戸時代(寛永年間)に建てられた灯台を復元したもの。

参考文献

愛知の文学碑P33 全国文学碑総覧P566 市誌・町史P918 知多五十景p124

備考

万葉集巻7-1236

交通

河和港から船30分または師崎港から船10分

 

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