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社会福祉学部

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お知らせ

2018年度スクールソーシャルワーク実習報告会が開催されました(2018年12月5日)

2018年12月07日

 社会福祉学部では2009年度より認定スクールソーシャルワーク教育課程を設置し、これまで53名の学生が養成課程を修了、うち14名が現場でスクールソーシャルワーカーとして全国で活躍しています。スクールソーシャルワーカーとは、学校生活や家庭で悩んだり問題を抱えている子どもたちのために、取り巻く環境に対して福祉的な働きかけを行うことで問題の解決につなげていく、社会福祉の専門職です。

 今年度は12名の4年生がスクールソーシャルワーク教育課程で様々な学びを経た後、2週間の実習に臨みました。実習先は、知多半島内の南知多町や半田市をはじめ、県内の春日井市、豊橋市、田原市、一宮市、そして大阪府の茨木市といった遠方にまで広がり、行先も小中学校だけでなく周辺地域にも及び、幅広い実習・活動を経験しました。

 その12名の学生たちによる実習報告会が12月5日(水)の「スクールソーシャルワーク論」の授業内で開催されました。学生たちは、実習の概要や経験した事例、そこから感じた気づきや学びを発表していきました。

 今回の報告会は大学全体に広報され、他学部からも報告会を聞きに来る学生もおり、実習関係者を含め120名の参加がありました。

半田市教育委員会へ実習に行った神谷葵さん、
森下瑞希さん

緊張しつつも、他の報告を真剣にメモする4年生

 半田市の教育委員会で実習を行った2名はこの実習を通して、スクールソーシャルワーカーに社会福祉士の資格が求められる理由を感じたそうです。子どもの問題への解決には子どもを中心とする周辺領域への働きかけが必須で、その家庭の中には家族や地域など幅広い領域と年代の人がいます。また、そこに課題がある場合もあります。子どもに対して、どのような面からどのように支援することができるのか、幅広い知識、また自分自身との向き合いも必要な専門職だということに気付いた実習になりました。

 また、春日井市教育委員会での実習を終えた3名は、実習で行った小学校と中学校との比較を通して、子どもたちに関わる社会資源を紡ぎあわせることによって、子どもに寄り添う伴走型の支援をおこなっていたことに触れていました。成長に沿った寄り添いや知識が必要になるため、子どもたちの将来を見据えた支援が行なえるように考えたい。また、アセスメントや見立てを伝える力やワーカーの魅せ方など多岐にわたる課題やポイントに気づくことができたと話していました。

青木洸介さん、佐藤恵里子さん、塚本理沙さんは
春日井市教育委員会で学びを深めました。

 学生たちの発表のあとには、実習先の方々に実習当時、今回の報告会を経ての感想をお話しいただきました。本学卒業生で実習指導者の沖田昌紀さん(愛知県一宮市教育委員会スクールソーシャルワーカー)は、「実習の中で実習生の2人は子どもと関わり丁寧に関係をつくっていた。それが子どもにとっても学校にとっても心強い存在になった。実習の中で実習生は子どもを大切にするという想いや情熱を持ち続けていた。それは実践する上での原動力となる。この原動力を私自身が実習生から学ぶことができた。これからも互いに学び合っていきたい」と話されていました。

一宮市でスクールソーシャルワーカーとして活躍する沖田昌紀さん(本学卒業生:写真中央)

スクールソーシャルワーカーのアピールの
必要性を伝える野尻紀恵准教授

 授業の最後に、スクールソーシャルワーク教育課程を担当している野尻紀恵准教授(社会福祉学部)は報告会を総括し「日本福祉大学のスクールソーシャルワーク教育課程では、子どもを真ん中においたソーシャルワークが展開できる専門職の養成を行っている。その要請の中でも4年生で行なうスクールソーシャルワーク実習は大きな軸となっている。実習生は自らの価値観に向き合ったり、スクールソーシャルワーカーとは何者なのかと悩んだり、主観と客観のバランスの調整に苦慮した事などをリフレクションし、考え続けている。仲間や先輩ワーカーや指導主事の先生方と悩み議論するプロセスが重要であり、悩むからこそ、子どもを真ん中にし続けることができる。子どもに伴走し、互いにエンパワメントし合えるような、そんなスクールソーシャルワーカーを現場の皆さんとともに育てていきたい。」と締めくくりました。