日本語能力試験N1合格者への奨励制度
外国人留学生の日本語能力向上のため、日本語能力試験のN1に合格した学生に20万円を給付しています。
入学前年度から4年生の9月までにN1に合格した学生が対象です。
合格者インタビュー
2020年度合格者インタビュー 国際福祉開発学部1年生が日本語能力試験N1合格しました
2020年12月6日に実施された日本語能力試験で国際福祉開発学部1年生のド ティ ホン クエンさん(ベトナム出身)がN1に合格しました。

非漢字圏出身の外国人にとって、日本語能力試験N1はかなり難関の試験です。クエンさんは1年生でこの快挙を成し遂げました。今後の活躍が楽しみです。
N1合格おめでとうございます。この難関なN1を合格した今の気持ちを聞かせてください。
クエンさん:とても嬉しいです。N1合格は、日本に来る前からの目標でした。必死に勉強を頑張ったので、本当にとても嬉しいです。家族もとても喜んでくれました。合格できたことは、家族の誇りだと思います。
いつごろから、どのようにN1の勉強をしましたか?
クエンさん:2019年7月から勉強を始めました。大学入学後は、日本語教育センターの日本語能力試験対策講座を受講しました。勉強しやすい環境で、先生も熱心に指導してくださいました。読解が苦手でしたが、分かりやすく解説してくれたおかげで苦手意識がなくなり、楽しく勉強できました。
N1に合格したら「留学生等特別奨励金」(年額20万円)を申請することができますね。
クエンさん:経済的にとても助かります。新型コロナウィルス感染症が落ち着いてベトナムに帰国できたら、家族と一緒に美味しいものを食べて合格のお祝いをしたいです。
これからN1取得を目指す留学生へメッセージをお願いします。
ありがとうございました。
クエンさん:先生方には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
2021年度第1回合格者インタビュー 国際福祉開発学部2年生が日本語能力試験N1合格しました
2021年7月4日に実施された日本語能力試験で国際福祉開発学部2年生のカドカ ラビナさん(ネパール出身)がN1に合格しました。

合格率は年によって異なりますが、N1の平均合格率は30%半ばとなっています。ラビナさんは2回目のチャレンジで、この難関レベルの試験に見事合格しました。本学のネパール国籍で二人目のN1取得者です。今後の活躍が楽しみです。
N1合格おめでとうございます。この難関なN1を合格した今の気持ちを聞かせてください。
今回2回目のチャレンジということですが、N1合格に向けていつから、どのように勉強をしましたか?
ラビナさん:日本語能力試験の勉強は、大学の環境に慣れた1年生の後期から始めました。大学が実施している日本語能力試験対策講座を受講し、先生から出される課題テキストを中心に勉強しました。昨年12月にN1を受験した結果は、読解は2点、総合得点は11点足りず不合格でした。今までN5からN2までストレートで合格していたので、不合格という結果はとても悔しかったです。
そこで今回は、大学が実施している日本語能力試験対策講座と他に、毎朝オンラインニュースを観て、聴解と漢字力の強化をすることと、大学から配布された問題集ともう1冊実践問題集を自分で購入し、毎日、平日は1時間、日曜日は4時間の勉強をしました。 この勉強に取り組んで、授業の成績が上がりました。また、毎朝、日本のニュースを観ることで、日本の実情を知る良いきっかけとなりました。ニュースを観ることは今も続けています。
大学の日本語能力試験対策講座を受講した感想を聞かせてください。
ラビナさん:昨年は対面形式で実施され、今年はオンライン形式で実施されました。担当の江崎先生は、参加学生の間違いが多かった問題を中心に解説してくれるので、とても分かりやすくて参考になりました。その勉強方法のおかげで、文法力が鍛えられました。
「留学生等特別奨励金」(年額20万円)の使い道は考えていますか?
ラビナさん:後期学費に充てたいと思っています。残りは、TOEFLなどのまだ受けたことがない語学試験の勉強に使いたいと思います。
今後の目標を教えてください。
最後にこれからN1合格を目指す留学生にメッセージをお願いします。
ラビナさん:諦めないで努力し続けることが大事だと思います。頑張ってください。
ありがとうございました。
ラビナさん:先生方には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
2021年度第2回合格者インタビュー 第2回日本語能力試験N1合格者インタビュー
2021年12月5日に実施された第2回日本語能力試験において、最上級のN1に本学の留学生8名が合格しました。
国際福祉開発学部2年 ファン ティ フン アインさん(ベトナム出身)

N1合格おめでとうございます。N1に合格した今の気持ちを聞かせてください。
フンアインさん:合格できて嬉しいです。1年間の勉強の成果が結果に繋がり、とても嬉しかったです。
今回2回目のチャレンジということですが、N1合格に向けてどのように勉強をしましたか?
フンアインさん:大学での日本語能力試験対策講座以外では、通学時間にSNSグループで出される課題に取り組み、食事の時間にはYouTubeで日本語学習の動画を視聴しました。また日本語能力試験対策本を2冊で勉強しました。日本語能力試験対策講座の開催日は、5~6時間勉強をし、それ以外の曜日は約2時間勉強しました。
大学の日本語能力試験対策講座を受講した感想を聞かせてください。
フンアインさん:日本語能力試験対策講座は、半期に一度開催される連続講座をこれまで三度受講しました。担当の江崎先生は知識が豊富で、文法の違いを例文で説明してくれるので、とても分かりやすいです。N1合格を目指す留学生は、必ず受講したほうがいいと思います。みんなで勉強することによって、やる気が続きました。
「留学生等特別奨励金」(年額20万円)の使い道は考えていますか?
フンアインさん:主に学費にと考えています。あとは、自分へのご褒美と英語の勉強、ビジネス日本語の勉強に使いたいと思います。
今後の目標を教えてください。
フンアインさん:卒業後は日本でベトナムの技能実習生の通訳をしてサポートする仕事をしたいと考えています。そのために、ビジネス日本語を勉強していきます。またいい卒業論文が書けるよう、調査内容を考えていきます。
最後にこれからN1合格を目指す留学生にメッセージをお願いします。
ありがとうございました。
国際福祉開発学部1年 ウイス サプトラさん(インドネシア出身)

N1合格おめでとうございます。N1に合格した今の気持ちを聞かせてください。
ウイスさん:大学1年目の目標はN1合格と決めていたので、目標が達成できてよかったです。試験を振り返り、読解問題を解く時間が少なくなってしまったことを心配していましたが、合格できて嬉しかったです。
今回3回目のチャレンジということですが、N1合格に向けていつから、どのように勉強をしましたか?
大学の日本語能力試験対策講座を受講した感想を聞かせてください。
ウイスさん:文法と語彙は忘れていたことが多かったので、参加してよかったです。実践問題を解いていく勉強方法は、自分に合っていました。担当の江崎先生が分かりやすく解説をしてくれたので、とても分かりやすかったです。
「留学生等特別奨励金」(年額20万円)の使い道は考えていますか?
ウイスさん:学費と海外渡航費用に充てたいと思います。2年生では英語力を高めたいと思っているので、英語圏の国やヨーロッパに語学学習に行きたいです。
今後の目標を教えてください。
ウイスさん:2年生の目標は英語の習得です。TOEICスコア800~900点を目指しています。卒業後の進路は、進学か日本で就職するかまだ決めていませんが、将来は貿易の会社を立ち上げたいと考えています。そのため語学を習得して、大学在学中に様々な活動に参加したいと考えています。
最後にこれからN1合格を目指す留学生にメッセージをお願いします。
ウイスさん:基礎がないと問題を解いても分からないことがたくさんあって難しいと思います。まずは語彙・文法・読解・聴解のそれぞれの教科書1冊をしっかり勉強することが大事だと思います。
ありがとうございました。
ウイスさん:ありがとうございました。