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遠隔講義(ZOOM配信)で、兵庫県職員の講演会を行いました!

レポート
2025年06月26日

2025年6月24日(火)、社会福祉学部前期科目「行政学」において、Zoomを用いたゲストスピーカーによる講演会が行われました。本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、地方公務員(一般行政職)の一端を知るということもあわせて、当該科目において実施されました。

この日は、兵庫県総務部次長・増澤清嗣氏をゲストスピーカーに迎え、「地方公務員の仕事」というテーマのもと、社会福祉学部生約50名が熱心に受講しました。増澤次長からは、「事業ができるまでのフローとそこにおける自治体職員の役割」についてや、「知事や議会との関係」などについて紐解いていただきました。また、「自治体職員の良い部分(やりがい)と辛い部分」などについても、率直なお話を頂戴しました。いずれも、私たちの知らない地方自治体職員(行政)の内容を理解することができました。

受講生には将来、国家・地方公務員の仕事を志望している学生が多く、自らのキャリアプランニングも兼ねて、非常に熱心に学び、質問などを投げかけていました。

このように、社会福祉学部(総合政策専修)では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。

遠隔講義に聴き入る行政学受講生たち 
増澤次長によるZOOM講義

【受講学生の感想(抜粋)】

◎自分は日本福祉大学の行政専修に入学した明確な理由がなく、増澤さんが言っていた公務員になることがゴールの意識で大学生活をしていたのですが、まず始めに何をしたいのかを考えることから始めるために、インターンシップやフィールド実践演習、ソーシャルワーク実習などの科目や自主学習を通して、どのような福祉職があり、どのような業務をしているのかを理解していくことが自分の将来を明確にするために重要なことだと感じました。インターンシップの講義では様々な福祉施設での実習をさせていただけるため、どのような仕事をしているのかを学んでいきたいです。

◎今回の講義では公務員の現実(いい意味でも悪い意味でも)について知ることができました。今まで私は「公務員=安定・社会貢献・信頼性」といった印象でした。これも決して間違っていないのですが、「意外と忙しくブラック」という事実を今日知ることができました。確かにその分やりがい(県民からの感謝など)もあるのかもしれませんが、何か大きなイベント(万博・オリンピック・震災などその他諸々)があるたびに、とてつもない業務量になるため、忙しく「ブラック」というイメージを持ってしまう人もいるのかもしれません。そういう面で、私の今回の講義を踏まえたうえでの総評は、「確かに忙しくブラックな一面はあるが、それ以上に安定性があるため、魅力的な職業」だと考えました。

(担当教員:社会福祉学部総合政策専修・田中優)