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【建築バリアフリー専修】(株)豊田自動織機と生物多様性の保全に関するPBLの報告会を行いました

レポート
2023年12月26日

建築バリアフリー専修の福田ゼミの福田秀志先生は、2010年に愛知県で開催されたCOP10を契機に知多半島生態系ネットワーク協議会の加盟企業でもある(株)豊田自動織機とタッグを組み、キツネの生息域を拡大するアニマルパスの導入の活動に取り組んでいます。

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2023年12月7日9:00~(株)豊田自動織機 東浦工場にて、豊田自動織機環境保全推進室、東浦町里山保全隊、東浦町役場生活経済部環境課と福田研究室の吉田勇佑さん(建築バリアフリー専修4年)、重直輝さん(建築バリアフリー専修4年)が各々の研究結果を持ち寄り、情報共有会を行いました。

吉田勇佑さんは、『「東浦自然環境学習の森」におけるキツネ生息状況を踏まえたアニマルパスの提案』として、キツネの営巣地から工場内アニマルパスまでどのようなルートをたどっているかについて、カメラを設置し調査を行い、どのようなアニマルパスがキツネの移動を促すことができるかの提案を行いました。

重直輝さんは、「石浜工場内だけでキツネが周年で暮らせるビオトープを提案する」として「工場内でキツネが子育てができる森」をコンセプトにキツネの巣穴がつくれる森林、ノウサギ・ノネズミが生息できる食餌植物のある草原の創出できる環境を目指して植栽の提案を行いました。

豊田自動織機環境保全推進室の方や里山支援隊の皆さんからも学生の研究発表へ質問が出て、お互いに気づいたことを共有しあう有意義な時間を過ごしました。

吉田さんや重さんも「ロードキルに関する貴重なデータを共有頂けて嬉しかった」「緊張したけど、企業や専門家の意見を聞けて刺激になった」との感想を語ってくれました。

次年度以降も福田ゼミで研究は引き継がれていきます。建築バリアフリー専修3年生も参加し、「先輩たちの研究を発展させていけるようなテーマを決めていきたい」と意気込みも語られました。

参加者全員で、アニマルパスを見学し、キツネの巣穴の見学や通り道を実際に見学しました
キツネもこの階段をよく利用しているそう
敷地内のいたるところにカメラを設置し、観察する

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