子ども発達学科 保育・幼児教育専修

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写真:子ども発達学科 保育・幼児教育専修の学びの風景

「ふくし」の視点で子どもの生活を見つめる。
60年に及ぶ保育者養成の実績に裏付けられた教育。

POINT 1

こころとからだを育む方法を学び、専門研究や演習で深化。

乳幼児期を中心に、子どもの発達に適した保育・養護の考え方・内容・方法や、音楽・造形・体育などのこころとからだを育む方法を学習。講義科目で得た気づきは、多彩なテーマを掲げる専門演習での研究や、実習棟で行う演習科目群により、さらに深化させることができます。

POINT 2

子どもや家庭の問題についても学び、多様なニーズに対応できる力に。

社会福祉に関する本学の教育・研究の成果を活かし、ふくしの視点を備えた保育者の養成をめざしています。保育・幼児教育の理論や方法とともに、子どもの貧困、虐待、障害などの福祉的課題についても深く学び、子どもや保護者の多様なニーズに対応できる実践力を養います。

POINT 3

子育て支援の現場で親子とふれあう機会を豊富に提供。

親の育児ストレスは、現代社会の問題のひとつ。誰もが安心して子育てできるよう、地域には子育て支援センターや、児童センターなどがあり、子育て支援を目的とするNPOもあります。本専修では保育所・施設・幼稚園での実習以外にも、こうした現場を訪れて親子とふれあう機会を豊富に設けています。

講義・演習科目の進度に合わせ、2年次以降段階的に実習科目を配置。学習効果を高めるため事前事後学習にも力を注いでいます。さらに、実習以外でも子どもや保護者・保育者に接する機会を豊富に用意しています。

4年間の流れ

図:1年次は保育職論、保育原理1、社会福祉論などを学びます。保育者の専門性や職務を多角的に学び、保育の社会的意義を理解します。2年次は子ども家庭福祉論1、保育・教育制度論、子育て支援演習、感性と表現(保育内容E)などについて学びます。子どもの家庭の福祉に関する制度とその課題、効果的な支援のあり方を学びます。3年次は仲間との交わり(保育内容B)、教育福祉論、障害児保育演習などを学びます。子どもの育ちにおいて重要な「仲間づくり」の実践例や子どもの発達を踏まえた保育者の役割を学びます。4年次は保育カンファレンス演習、保育・教職実践演習、学童保育論などについて学びます。多様な現場を想定したロールプレイングを通し、保育・幼児教育や子育て支援などの実践力を養います。

充実した実習

図:2年後期に保育所で10日間の保育実習1を行います。3年前期に、乳児院・児童養護施設・児童発達支援センターなどの児童福祉施設で10日間の保育実習1を行います。3年後期に保育所で10日間の保育実習2を行います。3年後期に、乳児院・児童養護施設・児童発達支援センターなどの児童福祉施設で10日間の保育実習3を行います。4年前期に幼稚園で3週間の教育実習1(幼)を行います。
※乳児院・児童養護施設・児童発達支援センターなどの児童福祉施設で行います。

3つの学びの特徴から、学生一人ひとりの関心に沿って学習・研究の方向性を見出していくことを大切にします。

子どもの教育と保育

子ども・保護者、自然・文化とつながり・つなげ・つくる保育について学ぶ

子ども家庭支援と保育

子ども自身、そして子どもを育む親・家族が主人公として生活することを尊重するために、様々な社会的課題に目を向け、幅広い視野から「支援」について学ぶ

子どもの表現活動と保育

ふくしとアートがクロスする。楽しむことから始める、音楽、からだ、造形の「わかる」と「できる」を追求する

笹谷朋世ゼミ

写真:笹谷朋世ゼミの様子

ゼミでは、「大人が音楽を楽しむこと」がモットー。保育現場での音楽表現活動は、保育者が、音楽を楽しむことができれば、自ずと子どもたちの表情は和らぎ、安心して楽しみながら活動に取り組むことが出来ます。近年では、ペットボトルでつくった楽器「コカフォン」の制作に取り組み、ペットボトルを集めることからスタート。手作り楽器のため、なかなか思い通りの演奏につながりませんが、約1年半をかけ、卒業制作発表会で素晴らしい演奏を披露することができました。学生たちのこのような体験が、将来、保育現場での子どもたちとの音楽表現活動のヒントになってくれることを願っています。

遠藤由美ゼミ

写真:遠藤由美ゼミの様子

遠藤ゼミのテーマは、「子どもと大人が育つ教育福祉『そだちあい』のための社会的養護」。全国には今も4万5千人の子どもが、家族と離れて自宅以外の場所で暮らしています。この子どもたちが安心して生活できる環境を検討することがゼミ活動の目的です。このため、施設見学やボランティア、アルバイトを通じて子どもたちと関わり、そこで得られたさまざまな「なぜ」をゼミ生どうしで語り合います。「施設や里親家庭で子どもたちが安心して過ごせる時間や場所をどのように保障すればよいか」「子どもが施設や里親さんから巣立つまでに、どのような力を身につけられたら良いだろう」など、「子ども」と「子どもにかかわる大人」(里親・施設職員、親)について様々な視点から語り学び合います。

ダブルライセンスで広がる進路。

「保育・幼児教育専修」では、保育士と幼稚園教諭の2つの資格・免許状が取得可能です。保育所、幼稚園、認定こども園、児童福祉施設などへの進路が開けます。

写真:子どもたちとの学びの風景
写真:子供とのふれあい
写真:実習の風景

主な就職先

【公立保育所保育士・公立幼稚園教諭】

【愛知県】名古屋市/安城市/一宮市/稲沢市/岡崎市/刈谷市/清須市/小牧市/新城市/知多市/知立市/東海市/常滑市/豊明市/豊田市/豊橋市/長久手市/西尾市/東浦町/碧南市/南知多町/美浜町/みよし市/弥富市

【岐阜県】大垣市/北方町/岐阜市/関市/瑞浪市

【三重県】菰野町/津市/四日市市

【静岡県】湖西市/静岡市/浜松市/袋井市/富士市/焼津市

【長野県】飯田市/駒ヶ根市/塩尻市/辰野町/松本市/南箕輪村/箕輪町【富山県】朝日町/魚津市/黒部市/富山市

【石川県】七尾市

【福井県】坂井市【和歌山県】田辺市

【保育所保育士・施設保育士・幼稚園教諭】

社会福祉法人岡崎市福祉事業団/社会福祉法人各務原市社会福祉事業団/社会福祉法人京都社会事業財団つばさ園/社会福祉法人高浜市社会福祉協議会/社会福祉法人大垣慈光福祉会 大垣ひかり保育園/社会福祉法人大阪福祉事業財団/社会福祉法人天竜厚生会/社会福祉法人東京愛育苑/地方独立行政法人岐阜県総合医療センター/地方独立行政法人三重県立総合医療センター/社会福祉法人中央有鄰学院/社会福祉法人犬山福祉会/社会福祉法人越前自立支援協会 ほか多数

取得可能な資格・免許など

  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 学童保育士※1
  • 初級障がい者スポーツ指導員
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童指導員任用資格
  • 1)別途、NPO法人 学童保育指導員協会が指定する学童保育実習を受講する必要があります。
  • 任用資格とは公的機関において特定の業務につくために必要とされる資格です。
  • 複数の資格を取得する場合、資格の組み合わせによっては4年間で取得できない場合があります。また、資格によっては併修できない場合があります。

医療福祉関連ビジネスをはじめとして、少子高齢社会における企業の経営・商品開発・営業活動などに力を発揮します。

卒業後に実務経験が必要な資格

  • 児童福祉司任用資格※2
  • 2)2卒業後、指定施設において1年以上の実務経験が必要となります。
  • 任用資格とは公的機関において特定の業務につくために必要とされる資格です。
  • 複数の資格を取得する場合、資格の組み合わせによっては4年間で取得できない場合があります。また、資格によっては併修できない場合があります。

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