スケジュール

修士学位取得の流れ

  1年次 2年次
4月 ・入学
・講義受講開始
・第3次研究計画書 提出
5月 ・第1次研究計画書提出  
6月 ・「研究基礎」希望票(担当教員/学位請求論文種別)提出 ・研究中間発表会
7月 ・「研究基礎」担当教員/学位請求論文種別決定  
8月    
9月 ・第2次研究計画書提出 ・第4次研究計画書提出
10月 ・研究計画発表会  
11月    
12月   ・修士学位請求論文 第1次提出
1月   ・修士学位請求論文 最終提出
・修士学位授与最終審査(口頭試問)
2月 ・小論文 提出
・「特別研究」希望票(指導教員/学位請求論文種別)提出
・修了判定結果発表
3月 ・「特別研究」指導教員/学位請求論文種別決定 ・研究科合同修士学位請求論文発表会
・学位記授与式

1年次(M1)

1年次は、基礎的知識や研究方法論についての学習を行うとともに、専門科目(講義系)の履修を通じて、幅広く専門関連領域に関する学習を進めます。

専門演習Ⅰ

「専門演習Ⅰ」で、研究計画書の考え方についての統一導入講義や文献検索の方法の指導などを受け、第1次研究計画書を提出します。

1年生、2年生合同で行う研究動機・研究計画交流会や、2年生の研究中間報告会を1年生も参加することで、今後1年間で行うべきことをイメージし、似通った研究テーマを持つ先輩がいれば助言を求められるようにします。

前期は、これらを通じ、大学院での学びや研究方法を知り、各自の問題意識に応じて先行研究を集め、読み込むことで各自の問題意識を問い直し、研究テーマを絞り込み、研究計画を練り直します。

1年次の夏休み明けには第2次研究計画書を提出し、後期の初めには研究計画発表会で発表し、修士論文とリサーチペーパーの両方の研究成果に触れられる機会を持ちます。

2月頃に小論文(文献レビュー)も提出します。

研究基礎

実践や研究成果を文章にまとめる力は、研究者に限らず現場の高度専門職業人にも求められるものです。 研究基礎では、この「書く力」を、小論文の執筆指導を通じ養成しています。 院生が関心を持つ研究テーマに関して、文献を検索・収集し、その論文の研究方法や記述されている内容を批判的に吟味して、 現在までの到達点と今後の課題をレビュー論文にまとめます。これらのプロセスを通じて研究の基礎能力を開発するのが「研究基礎」の目的です。

年間日程(1年次)

4月 前期授業開始
5月 【第1次研究計画書】提出※専門演習Ⅰでの学び等を踏まえて作成
6月 研究基礎 希望票(指導教員/学位請求論文種別)提出
7月 研究基礎 指導教員/学位請求論文種別決定
前期授業終了
8月  
9月 後期授業開始
【第2次研究計画書】提出※研究基礎担当教員の指導を受けて作成
10月 研究計画発表会
11月  
12月  
1月 後期授業終了
2月 【小論文】提出
指導教員希望届提出
3月 大学院合同研究発表会
2年次の指導教員決定

2年次(M2)

修士学位請求論文とは

修士論文は、正式には"修士学位請求論文"と呼び、修士課程において、課程修了要件である所定科目の履修、および必要な研究指導を受けた上、所定の要修了単位をすべて取得したところで、課程における学習・研究の成果を論文としてまとめたものであり、修士学位授与申請書類のうち最も重要なものである。
本課程において修士学位請求論文は、修士論文、または所定の手続きにより認められた者については、リサーチペーパーで学位授与申請をおこなうことかできる。

修士論文

1)修士論文の内容構成

自身の研究テーマについて、①関連する先行研究の到達点を踏まえて、②学術上あるいは社会的・実践的に意義のある研究目的を設定し、 ③目的を達成できる研究対象と方法を明示した上で、④研究結果を記述し、⑤方法の信頼性と結果の妥当性、そこから導かれる示唆、限界などを考察し、⑥何が明らかになったかの結論を明示した論文である。

2)本研究科が期待する修士論文

修士論文は、学会誌など主に研究者が読者となる学術雑誌に掲載されるような学術論文で、何らかの"新しさ"を持つことが期待される。上述した内容か含まれており、学術論文の形式的な要件を満たしていることが期待される。

リサーチペーパー

1)リサーチペーパーの内容構成

本研究科におけるリサーチペーパーとは、医療・福祉分野のさまざまな課題を調査・研究し、実践現場にとって有用な知見を諭文にまとめるものであり、論文の構成などは修士論文に準じたものである。リサーチペーパーを選択した場合、34単位(+4単位)以上の取得が必要です。これは、より実践的な知識とスキルを習得するために、ケースメソッド演習などを履修することを推奨しているためです。現場指向の論文であるため、実践的・実務的なテーマを取り上げる。一定の研究フロセスを踏み、実践を客観的に記述することで自己の職場のフィールド調査(業務分析など)も可能である。

2)本研究科が期待するリサーチペーパー

リサーチペーパーは、実践現場にとって有用な知見や課題を分析・考察することで、医療福祉分野の知的生産活動の蓄積が期待される。上述した内容が含まれており、学術論文の形式的な要件を満たしていることが期待される。また、研究成果は各種専門職向け雑誌への投稿や学会発表を目指しています。

年間日程(2年次)

4月 前期授業開始
【第3次研究計画書】提出
5月  
6月 研究中間発表会
7月 前期授業終了
8月  
9月 後期授業開始
【第4次研究計画書】提出
10月  
11月 【修士学位請求論文】 第1次提出
12月 研究発表会
1月 【修士学位請求論文】 最終提出
修士学位授与最終審査【口頭試問】
後期授業終了
2月  
3月 大学院合同研究発表会
学位記授与式