カリキュラム概要

2025年度よりカリキュラムをリニューアルしました。

医療・福祉マネジメント研究科では、読み、話し、書く力を開発します。
専門科目を設けることによって、充実したカリキュラムを構成しています。

2025年度リニューアル 新カリキュラムスタート!

医療・福祉実践科目、医療・福祉専門科目、演習科目、研究指導科目ならびに大学院共通科目により構成している。

医療・福祉実践科目

本研究科が培ってきた、医療・福祉現場における課題解決、マネジメント、多職種連携ができるための人材養成のための「ケースメソッド」、自らの教育体験や現場体験を内省的に考察し、言語化するための「スーパービジョン」をコアとし、実践力や指導力の向上を通じた高度専門職業人としてのマネジメント力の獲得をめざす。

医療・福祉専門科目

医療・福祉分野における高度専門職業人として必要となる知識を修得するための科目を開講。
2025年度からは新たに、医療職と適切な連携をとるために、「福祉と疾病」、ケア領域の理解を促進するために「福祉と介護」を新設。
自立支援、重度化防止の取り組み連携の視点をもち、リハビリテーション・口腔の管理及び栄養管理の一体的運用や、ICTや福祉機器を活用したリハビリテーション学ぶために「リハビリテーション特論Ⅰ・Ⅱ」を新設。
専門職に求められる倫理性、多様性を身につけるため、「人権とダイバーシティ」を新設。

演習科目

修士論文・リサーチペーパーの執筆について基本的スキルを学ぶ内容を共通化した上で クラス制で開講することにより、多様な関心やテーマを持つ院生が関わり合うことができるようにしている。

研究指導科目

本研究科の修士学位請求論文には、「修士論文」と、実践志向の入学者に対応するための「リサーチペーパー」があり、いずれかを選択します。

研究基礎(1年次)
主に先行研究や文献をまとめるレビュー論文(小論文)の執筆指導を行ないます。実践や研究成果を文章にまとめる力は、研究者に限らず現場の高度専門職業人にも求められるものです。担当教員による添削など丁寧な個別指導を受けながら、実際に書くことによって文章作成能力を鍛えます。
特別研究(2年次)

◆修士論文
研究力量の開発を目指し、大学院での研究の成果として提出する論文です。指導教員からの個別指導を受けながら修士論文を執筆します。修士課程を修了後、博士課程への進学の可能性がある者は修士論文を選択することを推奨します。

◆リサーチペーパー
本研究科におけるリサーチペーパーとは、医療・福祉分野のさまざまな課題を調査.研究し、実践現場にとって有用な知見を論文にまとめるものです。論文の構成などは修士論文に準したものです。指導教員からの個別指導を受けながらリサーチペーパーを執筆します。

大学院共通科目

 
  • 院生をスムーズに研究や大学院生活に導入するため「私の研究テーマと研究方法」を配置。多くの講師によるオムニバス形式の講義を通じて、研究課題の発見・設定や研究方法を学ぶ。
  • 研究を進めていくために必要となる知識と技法を学ぶ「研究方法概論Ⅰ~Ⅳ」をオンデマンド科目として開講する。
  • 2025年度からは新たに、最先端の知識・技術を学ぶ機会として、今年度本学が先端研究等のために協定を締結する国立長寿医療研究センターと連携した、「先端老年社会科学講座」、「統計解析講座」を開講。
    これらの科目は、全修士課程および博士課程を対象とした大学院共通科目とし、研究ネットワーク構築への発展も期待される。