在院生の声

コメントPickUp

ここでは、演習を受講した院生の、今までの学習を振り返っての感想を紹介します。
コメントから、それぞれの院生が、目標に向かって一歩ずつ成長している様子が伝わってきます。

“思考スタイルの変化を実感”

大学院入学前後での思考スタイルの変化の一つは、実践で体験したことを形式知化しようと試みる習慣がついたことです。特に、失敗事例だけでなく成功事例についてもその要因を振り返って体系化しようする視点は、大学院で新たに獲得したものです。もう一つは、受け取る情報について「事実」と「価値判断」を別けて捉える習慣がついたことです。これにより、業務に必要な情報を以前よりも正確に把握できるようになったと感じています。自身が情報を発信する側に立った場合も同様です。

“自分自身を考える時間が今まで以上にできた”

大学院にはいいアイデアや学ぶべきものがたくさんある。他の院生や先生からはいい刺激をいただき、自分自身を考える時間が今まで以上にできた。人とのつながりも大切にしたい。なんとか前向きにと考えるが、正直いって疲れる。通学時間を有効に使って本を読めるようになりたいが、今はまだ眠くてしょうがない。1日24時間の時間配分と「効率よく」が一番の課題である。

“学び多い日々を過ごしています”

仕事との両立は厳しいです。しかし、学校に来ると、経験豊かな院生の方々が上手にタイムマネジメントしておられ、学び多い日々を過ごしています。研究への取り組みについては、1年生の前期に、ことばや文章に対して敏感であることの大切さを学び、その後、意識しながら取り組んできました。修士論文の執筆は、大変ながらも楽しく取り組めており、良い気分転換になっています。毎月のピアレビューの時間も、修士論文のことだけでなく、お互いの仕事の話をしたり、相談にのっていただいたり、私にとっては、貴重な時間となっています。

“協調して作業を行うことの大切さを学んでいます”

私はサービス分野の中でリーダーを努めさせていただいております。会計学の講義で学んだ「分業と権利委譲」という概念を思い出し、大きな事業を成すためにはやはり分権制組織で取り組むことが必要だと、これまでの経緯から学ぶことができました。

“自身の成長を感じる”

辛くも充実感のある3ヶ月であった。私が入院した目的の1つは、理論的に言語化する能力の向上である。先生方の講義は実に質が高い。例示する力など、実に勉強になる。自身では評価できないが、周囲から「話が上手くなった」と評価をいただいた。確実に成長していると感じる。

“自分の中での3つの変化”

大学院に入学して3つの変化がありました。1つ目は、自分の関心を持つ視点が変化したことです。今まで私は、理学療法に関ることばかりに関心を持ち、研究(結果ありきの物)もしていました。しかし、色々な先生方の講義を聴き、視野の広さに驚き、自分の考えの狭さを痛感しました。現在は時代の流れをよんだ、普遍性のある分野の研究もしていきたいと思っています。2つ目は、文章を作成する際に、形式に注意を払うようになったことです。人の目に触れる物は見やすく、わかりやすい物でなくてはならないと思います。そのため、特に一文の文字数(できる限り40~60文字以内)に気をつけています。3つ目は、カンファレンスを行う際に、ホワイトボードを使用するようになったことです。そのせいか、情報の共有が容易になり、議論しやすくなりました。

坂井 恵さん

社会福祉領域
[元 障害児・者入所施設 社会福祉士]

大学院入院のきっかけは、社会の変化や困難な状況下でもソーシャルワーク専門職としての揺るぎない基盤を再構築する必要性を感じたこと、人材育成やマネジメントについて多角的な視点で学びたいと感じたこと、そして現場の実践や課題を社会に発信するためには研究を基礎から学ぶ必要性に迫られたことです。大学院では、層の厚い教員陣の質の高い講義と様々な経歴や年代の院生とのディスカッション等から沢山の刺激を受け、充実した日々を過ごしています。

佐々木 康晴さん

医療福祉サービス領域
[就労支援機関 専門相談員]

障害を持っている人の役に立ちたいと思い、大学院に入学しました。ここには看護師、ケースワーカー、栄養士などいろいろな立場の仲間たちがいます。また、いろいろな専門分野の先生方の指導も受けられます。
経験豊かな先生方の熱心な指導と、自分とは違う仕事をしている仲間たちの存在は、大学院生活にとって大きな財産です。仕事をしながらの学業は大変で、 大学院では自分のやりたい研究をひとにわかるように伝える必要があります。自分のやりたいことを、ひとに論理的に伝えることは苦労します。そんなときに、先生方へ質問したり、自分とは違う視点を持った仲間たちと切磋琢磨して、2年間の大学院生活を充実させていきたいです。

荒河 裕子さん

医療・介護・福祉経営領域
[高齢者施設 作業療法士]

病院や施設等で勤めてきましたが、この度新たな学びを得たいと思い立ち入学を決めました。両立については悩み、躊躇もしましたが、「悩んでいても始まらない。だめならだめな時」と割り切って入学を決意しました。仕事後の講義は体力的に厳しいものですが、ここに来なければ出会えなかった仲間や初めて見聞きする講義の影響から、現在の仕事を少し俯瞰して見ることができるようになっていると思います。これからの学びの中で新しい発見に出会えることが楽しみです。

修了生の声(2021年度修了生)

中嶋 拓さん

社会福祉領域
[居宅介護支援事業所 主任介護支援専門員 管理者]

私が大学院で学ぶことについて、「迷わば進め」の気持ちで挑戦できたことは間違いではなかったと、卒業した今も強く感じています。
現場で働きながら感じる葛藤や「なぜ?」という疑問を、もし明らかにできたら「もっと楽になるかな」、「皆が喜んでくれるかな」と単純に思ったことが大学院入学の動機です。
仕事と学びの両立は確かに大変でしたが、ゼミの仲間や先生方の温かい助言や指導は大きな支えでした。これからも研究者でありたいと思います。

杉本 一美さん

医療福祉サービス領域
社会福祉協議会 社会福祉士

大学で社会福祉学を学び、現場に飛び込んだ時から“社会福祉とは、ソーシャルワーカーの専門性とは?”と自身に問いかけてきました。その問いに近づくために大学院に入学しました。大学院の様々な分野で研究されている先生方の講義や共に働きながら学ぶ仲間とのディスカッションによって、広い視野からより深く学ぶことが身につきました。論文執筆は先生方のきめ細かいご指導をいただき実践と理論の両輪を身につける機会にもなり、大変感謝しています。

田中 毅さん

組織・人材マネジメント領域 ※現:医療・介護・福祉経営領域
[医療法人・社会福祉法人 理事長]

「学問」として学ぶこと
私が大学院への入学を決めたきっかけは、所属していた法人の「組織としてあるべき姿」に課題を感じていたからです。その中で、大学院で学んだことは、それまでの「経験」では語れない、「理論」や「根拠」の重要性でした。部下や同僚、上司へ物事を伝える際、「経験」だけでは、伝わりません。「学問」を基礎として、現場での経験を積むことがいかに大切かを痛感した2年間でした。大学院生活では、仕事と学問の両立に不安を感じたこともありましたが、徐々に学ぶことの楽しさを身に染みていたことを記憶しています。
今後もゼミなどへの参加を通して、学ぶことを継続したいと思います。