2025年度
坂神 裕子さん

大学院進学を志した理由は2つあります。1つは業務での臨床経験を学術的にまとめたい。もう1つは、入院してくる患者の退院後の機能低下防止に貢献したいと思ったからです。「仕事と学業の両立」「体力の持続」など不安もありましたが、社会人でも学びやすい柔軟な履修形態や先生方の丁寧なご指導に支えられ、充実した大学院生活を満喫しています。大学院での出会いや経験、学びの時間は「人生最高の宝物」になると思っています。
大学院進学を志した理由は2つあります。1つは業務での臨床経験を学術的にまとめたい。もう1つは、入院してくる患者の退院後の機能低下防止に貢献したいと思ったからです。「仕事と学業の両立」「体力の持続」など不安もありましたが、社会人でも学びやすい柔軟な履修形態や先生方の丁寧なご指導に支えられ、充実した大学院生活を満喫しています。大学院での出会いや経験、学びの時間は「人生最高の宝物」になると思っています。
医療機関で働く数少ない福祉職として、MSWの役割や専門性に悩んでいたとき、研究という方法でこの問題を明らかにしたいと思い入学を決めました。仕事と研究の両立は大変ですが、大学院は私にとって仕事や学び、そして生活のバランスを取るための大切な居場所になっています。先生方や志を同じくする仲間との議論から多くの刺激や学びを得られ、恵まれた環境で学べていると実感しています。安心して悩める場がここにあります。
介護福祉士養成校から学生を社会に送り出す中で感じていたことを研究という形で解決したいと思い、入学を決めました。介護福祉士として働くことを決意した学生たちの後押しになるような研究を目指しています。夜間の大学院ということで環境調整への不安がありましたが、オンラインの講義や集中講義を活用することで通うことができています。大学院では様々な職種の仲間から刺激を受け、助け合いながら学習することができています。
大学院入学のきっかけは、今まで取り組んできた実践を研究の視点で深めたいと考えたからです。静岡県に住んでいるため、講義や論文指導はオンラインと対面を併用して進めています。集中講義も活用しています。1年次はフィールドワークや院生同士のディスカッションの場もあり、多くの気づきや新たな視点を得ることができました。先輩や同級生の存在も励みにもなり、刺激的な日々を過ごしています。
看護専門学校で教員をしています。興味深いテーマは多職種連携教育や地域特性に応じた支援等ですが、広く深く学び今後教育や地域へ還元したいと考え入学しました。
仕事との両立で通学や学習の時間の確保、気力や体力が持続するのか不安でしたが、今は、温かく指導してくださる先生方や様々な職種の院生の皆さんとともに学べるこの環境に感謝し日々自己成長できるよう精進しています。ぜひ皆さんもチャレンジしてみませんか!
ここでは、演習を受講した院生の、今までの学習を振り返っての感想を紹介します。
コメントから、それぞれの院生が、目標に向かって一歩ずつ成長している様子が伝わってきます。
大学院入学前後での思考スタイルの変化の一つは、実践で体験したことを形式知化しようと試みる習慣がついたことです。特に、失敗事例だけでなく成功事例についてもその要因を振り返って体系化しようする視点は、大学院で新たに獲得したものです。もう一つは、受け取る情報について「事実」と「価値判断」を別けて捉える習慣がついたことです。これにより、業務に必要な情報を以前よりも正確に把握できるようになったと感じています。自身が情報を発信する側に立った場合も同様です。
大学院にはいいアイデアや学ぶべきものがたくさんある。他の院生や先生からはいい刺激をいただき、自分自身を考える時間が今まで以上にできた。人とのつながりも大切にしたい。なんとか前向きにと考えるが、正直いって疲れる。通学時間を有効に使って本を読めるようになりたいが、今はまだ眠くてしょうがない。1日24時間の時間配分と「効率よく」が一番の課題である。
仕事との両立は厳しいです。しかし、学校に来ると、経験豊かな院生の方々が上手にタイムマネジメントしておられ、学び多い日々を過ごしています。研究への取り組みについては、1年生の前期に、ことばや文章に対して敏感であることの大切さを学び、その後、意識しながら取り組んできました。修士論文の執筆は、大変ながらも楽しく取り組めており、良い気分転換になっています。毎月のピアレビューの時間も、修士論文のことだけでなく、お互いの仕事の話をしたり、相談にのっていただいたり、私にとっては、貴重な時間となっています。
私が入院した目的の1つは、理論的に言語化する能力の向上である。先生方の講義は実に質が高い。例示する力など、実に勉強になる。自身では評価できないが、周囲から「話が上手くなった」と評価をいただいた。確実に成長していると感じる。
大学院に入学して3つの変化がありました。1つ目は、自分の関心を持つ視点が変化したことです。今まで私は、理学療法に関ることばかりに関心を持ち、研究(結果ありきの物)もしていました。しかし、色々な先生方の講義を聴き、視野の広さに驚き、自分の考えの狭さを痛感しました。現在は時代の流れをよんだ、普遍性のある分野の研究もしていきたいと思っています。2つ目は、文章を作成する際に、形式に注意を払うようになったことです。人の目に触れる物は見やすく、わかりやすい物でなくてはならないと思います。そのため、特に一文の文字数(できる限り40~60文字以内)に気をつけています。3つ目は、カンファレンスを行う際に、ホワイトボードを使用するようになったことです。そのせいか、情報の共有が容易になり、議論しやすくなりました。
児童福祉にまつわる仕事に長年勤めてきた集大成として、大学院に進みたいとかねてから考えておりました。仕事の両立に不安があり、科目等履修生として通学しましたが、入学後に取得した単位が認められるので、無理なく授業を選択することができました。修論に取り組み始め、論文を作り上げる難しさに直面しながらも、指導教員の励ましや、同じゼミの仲間とのやり取りなどで何とか乗り切ることができたと思います。こんなにも自分の研究に時間をかけられることは、今後無いのではないでしょうか。とても良い経験をさせていただきました。
日々の実践の傍ら研究活動も行っていましたが、自己流の研究に限界を感じ大学院への入学を志望しました。大学院生活で得た最大の成果は、“学ぶよろこび”に尽きます。先生方の熱心なご指導、他の院生との切磋琢磨、そして自身の研究テーマと向き合い先行研究を通して多くの文献に触れたこと等によって実践家としての見識も深めることができました。人生100年時代、今後は大学院で得た学びをもとに白首窮経の精神で励んでいきたいと思います。
研究を通して、医療福祉に対する知識を深めたいと考え入学しました。
授業では、今まで関わることがなかった分野の方々と楽しく交流ができ新たな気付きと視座を高めることができました。働きながらの通学は大変でしたが、オンライン講義などもあり学びやすい環境だったと思います。また研究を基礎から学ぶことで、論理的な思考を文章化する訓練ができ、自分自身の成長と強みになりました。皆様にも楽しく学んでいけることをお勧めしたいです。
多職種連携の知識と医療福祉の政策動向を理解する必要性を感じ、科目等履修生としてスタートしたあとで入学しました。バラエティーに富んだ科目選択が可能であり、週末の集中講義やオンライン形式など仕事との両立に配慮されている学習環境です。先生方や共に学ぶ院生は様々な職種のため視野の拡がりを実感しました。また、研究の基礎から学ぶことで、長年感じていた課題の糸口が見えてきました。現在は論文投稿に向けて研究を継続しています。
精神保健福祉士と社会福祉士の学校を経てさらに研鑽を積みたいと考え入学しました。多分野でご活躍されている先輩方、同期の方との交流を通して学びが深まり、指導教員の先生をはじめ多くの先生方からご指導をいただき無事2年間で修了することができました。先生方に研究への扉を開いていただきましたのでこの先、少しずつでも研究を続けることが学ばせて頂いたご恩返しになると思っています。大学院での新鮮な出会いが新たな楽しさと喜びを与えてくれると思います。ぜひ、ご入学ください。