国際学部の強み・特徴

グローバルな現場で協働できる人材を育成

図:学びの3本柱
英語・コミュニケーション科目、福祉開発科目、社会人教養科目、演習科目を学内外のフィールドで実施。4年間を通して「知識」「スキル」「体験」のバランスのとれた学びを行い、座学と現場を往復しながら多文化共生に役立つ力を伸ばします。

教育の特色

POINT 1

世界と語り合い、変えていくために養う3つの力。

本学科では、自ら発信するための英語力や日本語力、ICTを活用したプレゼンテーション力などの「多文化コミュニケーション力」、多様な意見を取りまとめて合意形成を図る「ファシリテーション力」、フィールドワークを通して地域特有の問題を発見し解決を図る「問題発見・解決力」の3つの力の修得をめざします。

POINT 2

他者や異文化への理解を深めるカリキュラム。

1年次では異文化とのふれあいから学び、2年次には国内外のグローバルステージでキャリアビジョンを描けるような学びを展開します。3・4年次に専門研究~卒業論文を経て問題発見・解決力を磨きます。現地の状況を理解し、また、現地学生との対話や交流をする中で、他者や異文化への理解を深めることが可能なカリキュラム編成となっています。

POINT 3

日本語教師の養成に対応したプログラム。

近年では外国人労働者の増加にともない、国内に住む外国人やその家族に向けた語学支援も重要視されています。本学科では1年次から日本語教師養成プログラムも併せて履修可能。英語だけではなく日本語教育にも精通し、地域社会や企業で活躍できる人材をめざします。

違いを理解し、ともに生きる。多文化共生社会を生きる力を身につける

日本国内においても、海外からの移住者、何世代にもわたって日本で暮らす外国籍の人など、多様な言語や文化が入り混じった国際社会ができあがりつつあります。その多文化共生社会に貢献できる人材の育成が国際学科の使命です。

写真:授業風景
写真:パソコンを使っている風景
写真:実習の風景

育成する人材像

国内外の多文化共生社会への貢献を見据えた教育に力を注ぎ、「グローバル人材」「福祉開発人材」「英語教員・日本語教師」を育成します。

図:育成する人材像について

取得可能な資格・免許状など

免許状
  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 高等学校教諭一種免許状(英語)
民間資格
  • 初級障がい者スポーツ指導員
任用資格
  • 社会福祉主事任用資格
取得を支援する資格
  • 日本語教育能力検定試験(日本語教師)
  • TOEIC(1・2年次は全員が年2回以上の受験を推奨)
  • 英検(実用英語技能検定)
  • IELTS(International English Language Testing System)
    ※受験料を全額補助します(目標スコアに達した場合)
  • ITパスポート試験
  • 全国通訳案内士

《クオーター制カリキュラム》について

1科目を約2か月間(1クオーター)で履修可能なカリキュラム。履修計画の自由度が高まるほか、特に集中的な学習が望ましい英語コミュニケーションの科目で高い効果が期待されます。また、2年次の第3クオーターまでは教室で学び、第4クオーターから3年次の第1クオーターを通して国内外のグローバルなステージでフィールドワークやインターンシップを行うことも可能です。
※教職課程登録者を除く。

海外研修・調査、短期留学制度

写真:海外での交流の風景
本学では、海外で研修・調査をする学生に奨励金を付与しています。本人が研修を企画・準備し、目的意識が明確である参加者には渡航費の全額(上限30万円)と宿泊費(上限14泊)を付与。自分を見つめ視野を広げる海外での貴重な経験づくりをバックアップしています。また、本学指定の留学先での英語学習を目的とした1カ月程度の短期留学について、学生の留学費用(20万円)を補助しています。帰国後に報告書の提出によって単位認定も可能です。

国内外で自在に活動できる国際人材を育成しています

国際フィールドワーク

写真:現地の子供と交流する風景
アジア各国やアメリカでフィールドワークを行う、海外協定校・協力校とともに独自開発したプログラムです。現地学生と協働する取り組みから多様な社会や文化、人々の価値観と向き合い、国際理解を促進します。

国内外でのアクティブラーニング

本学部は開設以来、アクティブラーニングを重視した教育に取り組んでいます。2年次第4クオーターから3年次第1クオーターにかけての6カ月間、個々のキャリアデザインを見定めながら、多文化共生社会で生き抜くためのヒントを見つけに行きます。2021年度は国内外のグローバルステージで、14のプログラムが展開されました。

国内外をはじめとしたアクティブラーニング取り組みテーマ例

国内

  • 英語を通した現地での復興支援活動
  • 飛騨高山地域におけるNPO法人による地域づくりの実態を読み解く ほか

アメリカ

  • 英語で行う英語の授業に関する実態調査

インドネシア

  • 青年育成の視点から見た海外ボランティア経験 ~JICA海外協力隊を事例に~
  • 日本語教育の実態。日本語ネイティブスピーカーとして、学習現場の課題を探る

オーストラリア

  • ニューサウスウェールズ州の早期外国語教育の実態調査
  • オーストラリア パース 語学研修~現地学校訪問~

カンボジア

  • 英語を使用した現場での英語教育の必要性
  • 次世代が数年後の変化した未来で活躍するために、ヒトを資源とし教育に投資する考え方

タイ

  • 五感を駆使して実態を知り、これからを考える
  • 首都バンコクの格差、生活状態や経済状況の調査

フィリピン

  • インフラ整備から見る10年後のフィリピンでの産業を見据えて
  • Japanブランドの信頼度

ベトナム

  • 大学と日本語学校の教育機関の違いから考える日本語教育プログラムと将来の日本像
  • 日本語学習者への調査による日本の外国人受け入れに関する考察

ラオス

  • 持続可能な社会から見た観光・エコツーリズム--日本と比較して
  • 家庭内での男女の役割、子どものいじめについて
  • ユネスコ世界文化遺産の影響がもたらす雇用の場 など

トピックス

イングリッシュ・サロン「楽しい英会話」を開催しました

写真:子供たちとゲームをする風景
国際福祉開発学部のゼミ生6名が、イングリッシュ・サロン「楽しい英会話」を開催しました。学生たちは、ゼミ活動の一環としてプログラムを作成し、進行を担当。地元の小学生に参加を呼びかけました。最初は緊張していた子どもたちも、進行とともに学生たちと打ち解け、自然に英語になじみながらゲームを楽しみました。

看護学部「国際保健演習」の授業に留学生が参加しました

写真:グループディスカッションの風景
看護学部の「国際保健演習」に国際福祉開発学部の留学生2名が参加。「日本に居住する外国人の現状と健康課題を理解し、看護に求められる役割を考察する」の実現を目的にしています。留学生の皆さんは母国の文化や医療制度の紹介を流ちょうな日本語で語った後、グループディスカッションを行いました。

ゼミ紹介

カースティ祖父江ゼミ

写真:ワークショップの風景
大切にしたいのは、「友達になって社会貢献する」こと。
カースティゼミにはさまざまなルーツを持つ学生がいるため、その多様性を活かしながら社会と関わることを目標にしています。小学校で「多文化共生を考える授業」や、市役所の職員を対象に「外国人とコミュニケーションをとるワークショップ」などの活動に取り組んでいます。私は真の「多文化共生」は様々な人と友達になることから始まると考えています。留学生と日本人学生が手を取り合って外向きに活動することで、多文化共生の素晴らしさを示します。そのため、ゼミでは全員が仲良く、それぞれの力を発揮できる環境づくりを目指しています。

国際学部の授業科目概要(シラバス)

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国際学部 授業科目概要(シラバス)

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