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3年ぶりにマレーシアで「国際フィールドワークⅠ」を実施しました

レポート
2023年03月23日

国際福祉開発学部では1年生全員が「国際フィールドワークⅠ」の授業で、異文化交流、体験学習、英語・日本語によるコミュニケーションの実践を目的に、2月に学外でフィールドワークを実施しています。

新型コロナウイルス感染症拡大のため、しばらくこれまで通りできませんでしたが、2022年度は3年ぶりに再開することができました。マレーシア、カンボジア、日本の3研修を実施しました。

今回はマレーシア研修について紹介します。
マレーシア研修では2月12日(日)~2月26日(日)の15日間の日程で、学生14人、教員2人がマレーシアのペナン島を訪れました。海外協定校であるマレーシア科学大学のプログラムに参加しました。プログラムは、キャンパスでの講義や文化的アクティビティー、キャンパス外の工場等の見学、ホームステイで構成されました。
フィールドワーク中は同大の学生がバディーとして同行してくれるため、聞き取れない英語があっても、日本と異なる場面に戸惑っても、丁寧に説明してくれ不安が解消されていきました。

大学では複数の先生から、多民族国家、社会制度、ジェンダー平等、少年犯罪といった様々なテーマの講義を受けました。マレーシアと日本との共通点と異なる点を知りました。最終日にはマレーシアと日本の似ているところと、マレーシアで学んだことについて発表しました。
また、植物の葉のペーストを使って肌に模様を描くヘナペインディング、カラフルな粉や水をかけあうヒンドゥー教の春の祭り「ホーリー祭」、伝統舞踊などの文化体験もしました。

写真:様々なテーマの講義の様子1
写真:様々なテーマの講義の様子2
写真:講義参加者による集合写真
写真:学生たちによる発表の様子
写真:「ホーリー祭」や伝統舞踏などの体験の様子

フィールドワーク期間の折り返しとなる週末には、バディーと本学学生が5人程度のグループを組み、島内の自然豊かな村で1泊2日のホームステイを行いました。村では伝統的な結婚式を疑似体験しました。ちまきや揚げ物などの食べ物を用意したり、飾りを施したりと準備した後、全員、現地の衣装に着替えて式に参加しました。式では村人たちが楽器の演奏に合わせて歌や踊りを披露しました。バディーに助けてもらいながら、ホストファミリーとの会話も楽しみました。

キャンパスの外に出掛けた時は、マレーシア第二の都市と言われるペナンの歴史ある街並を見学したり、ペナンで有名なフルーツのピクルス製造工場、様々な海洋生物を飼育する沿岸研究センター、日本企業のペナン工場(花王株式会社、フマキラー株式会社)などを訪れました。

写真:国際フィールドワークの様子
写真:フルーツのピクルスや、課外授業の写真

現地でマレー系、中華系、インド系や様々な世代の人々と積極的にコミュニケーションをとることで異文化を理解するとともに、多文化共生の風土を肌に感じられる貴重な経験ができました。さらに、事前学習、現地での研修、事後学習という一連の学習を通して、情報収集やフィールドワークの基礎的な手法を身に付けました。

写真:参加者による空港での集合写真

2022年度の各国での「国際フィールドワークⅠ」の様子はInstagramでも発信しています。

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