国際福祉開発学部 お知らせ

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8月7日にオープンキャンパスを開催しました

レポート
2022年08月19日

8月7日に東海キャンパスのオープンキャンパスを行い、国際福祉開発学部の企画に約35名が参加しました。午前の部では学部紹介、就職実績紹介を、午後の部では模擬講義、体験コーナー(英語、日本語教師)、学部紹介を行いました。
その中の一部の企画を紹介します。

写真:説明会の様子
写真:プロジェクターで説明をする女性

就職実績紹介では、張淑梅教授が就職実績ランキング、就職活動の準備とスキル向上のための取組(インターンシップガイダンス、筆記試験対策等のスキルアップ講座、プロのキャリアアドバイザーによる個別相談)について説明しました。
その後、本学部の卒業生が、現在どのような仕事を担っているかを話しました。

堀田真也さん(名鉄観光サービス株式会社)

国際福祉開発学部4期生で2015年卒業。旅行会社で営業を担当。
1年次に全員参加する「国際フィールドワークⅠ」ではマレーシアのペナン島へ。在学中にはアメリアのロサンゼルスに短期語学留学。在学中には、勉学だけでなく、地元のバスケットボールチームでの指導ボランティアにも情熱を注ぐ。
就職先の旅行会社では、団体旅行セールス、企画提案、添乗業務を担っています。自分とは異なる分野・世界の人々と関わり、繋がりを持てることが魅力だと語りました。
学生時代に得た英語、福祉、多文化の知識やコミュニケーションスキルが、お客様への要望のヒアリング時や添乗時に活かされています。

岩下奈名子さん(株式会社イエス・システムエンジニア)

2017年卒業。システムエンジニア。
顧客から受注されたシステムを開発し、業務の簡略化・効率化に寄与している(例:在庫管理システム)。
在学中はイベントの運営やプレゼンテーションの勉強を通してコミュニケーション力、チームワークを身に付けました。それが現在の仕事に活きています。
プログラムなどの技術的な資料は英語で書かれたものが多く、そういった本や記事を読む機会が多いため、英語の知識も役に立っています。

天野撫子さん(ドギーマンハヤシ株式会社)

2017年卒業。国際部門でペット食品・用品の輸出業務を担当。
父がインドネシア出身、母が日本人で、インドネシアのバリ島育ち。将来はインドネシアと日本の懸け橋になりたいと、日本語を猛勉強の末、来日・入学しました。
1年次のワールドユースミーティングではプレゼンテーション能力を高めるとともに、海外からの参加学生とかけがえのない時間を過ごしました。今でもSNSで繋がっています。
「国際フィールドワークⅠ」ではマレーシア研修に参加。異なる言語・文化・民族のバックグラウンドを持った人々と交流することで、新たな価値観を知ることができました。
卒業論文の執筆では、自身のアイデンティティを探るためにも、「国際結婚で生まれた子どもの文化的な帰属意識を育むファクターは何か」をテーマに設定。最優秀論文賞を受賞しました。
現在の職場では欧米・アジアへのペット食品・用品の輸出業務を担当。コロナ前は海外の顧客との商談のため、マレーシア、フィリピン、インドネシア、中国などへ海外出張をしていました。事前に訪問先の国の宗教・文化を調べたり、商品サンプルを用意したりします。学生時代に身に付けた十分に調べ・準備することや、プレゼンテーション能力が商談時に役立っています。

写真:プロジェクターで説明をする女性
写真:プロジェクターで説明をする女性

模擬講義では、砂原美佳准教授が「国際協力を学ぶ―世界と関わり、共に生きるために」をテーマに講義を行いました。砂原准教授は行政学が専門。これまで法律分野の国際協力に携わってきました。
模擬講義では、国際協力を学ぶ意味や、平等と公正の違いについて話しました。
全員が協力し合わなければ、柵の向こうで行われている野球の試合を見ることができない状況の絵を見て、平等と公正の違いについて説明しました。この絵を私たちの身の回りや国際社会で起きている問題をイメージしたものだとすれば、どんな事例があるのかについて、参加者とともに考えました。
例えば、みんながほしい物が足りない場合にどうするか。限りある資源をどう分配していくかのルールづくりが必要です。一度決めたルールがどのように守られていくかを研究することのおもしろさにも触れました。

写真:講義をする砂原美佳准教授
写真:講義をする砂原美佳准教授

日本語教師の体験コーナーでは、田中真由美助教と、昨年、日本語教育能力検定試験に合格し、現在、日本語学校で非常勤講師としてアルバイトをしている3年の閏間詩音梨さんが、日本語教師になるための方法や仕事内容について紹介しました。また、日本語のアクセントを線で書いてみる、それを4つのアクセントパターンに分けるアクティビティを行いました。
日本語教師の勉強や進路の相談に乗ったり、ネットワークを活かして日本語教育に関わる活動先を紹介したりと、学生の活動を支援しています。

写真:仕事内容の紹介をする田中真由美助教と閏間詩音梨さん
写真:オープンキャンパス用ワークシート「日本語のアクセント」