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3Dプリンターを使った障害者施設でのワークショップを開催

レポート
2023年12月07日

11月25日(土)に、健康科学部福祉工学科情報工学専修 渡辺崇史教授の研究室に所属する鳥居亮斗さん(4年)が卒業研究の一環で、社会福祉法人ダブルエッチジェー(愛知県半田市)を利用する障害のある方を対象に、3Dプリンターを活用した余暇活動に関するワークショップを開催しました。

当日は、施設職員のサポートのもと、ご利用者のみなさんは、自分の描いた絵を元にしたオリジナル抜型を使ってクッキー生地をくりぬき、焼きあがったクッキーを楽しく召し上がっていました。
利用者の方からは「楽しかった。今度はまた違うことをしたい」という声がありました。
支援者の方からも「普段の余暇活動とは違ったことができて、貴重な経験となりました。こうしたデジタル技術を使うことで利用者の創作活動にも幅が出ると思う」と、今回の取組について評価をいただきました。

ワークショップにいたるまで

今回のワークショップを開催するまでに、施設職員の方との事前の打合せ、利用者を交えたワークショップを2回行ってきました。
事前打合せでは、利用者が絵を描きやすく、かつ3Dプリンターで再現しやすい紙のサイズ感やペンの太さなどについて、支援する職員と確認をしました。
7月22日に実施したワークショップでは、型抜きに使用する絵柄を利用者に実際に描いていただきました。
9月16日に行ったワークショップは、利用者がデザインした絵柄を鳥居さんがデジタルデータ化をしたものを準備し、本学半田キャンパス内にある3Dプリンターを使用して、型抜きが出来上がる様子を利用者とともに観察。自分の描いた絵柄が立体化される様子を興味深く見守っていました。

当日の様子

第2回目ワークショップの様子

第1回目ワークショップの様子