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【健康科学部 リハビリテーション学科介護学専攻】医療的ケア演習(救急蘇生法)を実施しました

レポート
2023年01月27日

2015年度より介護福祉士が業務として「医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)」を行うことが可能となったため、健康科学部リハビリテーション学科介護学専攻では、3年次に「医療的ケア」と「医療的ケア演習」を開講しています。「医療的ケア」は医行為;「医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は及ぼす危険のある行為」です。医行為には、医師のみが行うものと、医師の指示、指導監督の下に看護師等が行うものがあり、「医療的ケア」は後者の行為です。「医療的ケア演習」は、50時間以上の講義を受講し事前の筆記試験に合格した学生たちが受講しています。

今回の「医療的ケア演習」では、救急蘇生法を行いました。「医療的ケア」は、実施前後や実施中に利用者に異常がないかを確認し、異常を発見した時には素早く適切な対応を取らなければなりません。そのために、5年以上の臨床経験と研修を終了した講師(看護師)の指導のもと、「医療的ケア」により生じる危険と合わせて救急蘇生法を学びます。

写真は、AED(自動体外式除細動器)トレーナーを用いた心肺蘇生の演習を行なっているところです。AEDのパットをマニュアル表示通りに装着するだけではなく、なぜこの位置に貼るのか、定位置に貼れない場合はどうするのかも学習します。使用しているトレーニング用の人形は、胸骨圧迫を正確に行うと緑のOKランプが点灯します。学生は、思っていたよりも強く早く胸骨を圧迫する必要があり、救急隊到着までずっと正確に圧迫し続けることはとても大変だとわかりました。

「医療的ケア」修了は、卒後の実地研修の受講要件となっています。