子ども専修

子どもや家庭への支援ニーズを理解し、
適切に対応できるソーシャルワーカーに。

教育の特色

すべての子どもを支えられる
専門家を養成。

子どもや家庭が抱える問題と支援ニーズを理解し、適切な支援を行うための知識・技術を身につけます。それにより、児童相談所や少年院など児童家庭福祉にかかわる公的機関や、児童養護施設をはじめとする児童福祉施設で相談・援助を担う専門職を養成します。

社会福祉士受験資格と
保育士資格が取得可能。

社会福祉士と保育士、2つの国家資格に対応した学びが大きな強みです。さまざまな理由で日常生活を営むことが難しい人の相談、助言、指導などを行う社会福祉士の資格を持って、子どもと接することができる専門職の役割が今後期待されています。

子どもや支援者と関わって
学べる教育環境。

実践的な学びの機会を豊富に提供しているのが本専修の魅力。例えば、①ファミリーホームで暮らす子どもたちとのキャンプ、②町内のひとり親家庭への支援、③児童養護施設や障害児施設の見学、④少年院・裁判所の見学、⑤子ども食堂の企画・運営、⑥子育て支援センターでのボランティアなど、外部の研究会や施設のイベントへの参加、全国各地の先駆的な実践をしている施設への見学・調査などを行っています。

4つの履修モデルから
子どもや家庭への支援にアプローチ。

公務員福祉職(児童相談所等) モデル

児童相談所のソーシャルワーカー(児童福祉司)などの公務員福祉職、法務教官(少年院で働く専門職)をめざし、
公務員採用試験に対応した科目・講座も履修します。

1年次

  • 日本国憲法
  • 福祉行政と経済

社会・経済と法のかかわり、法のしくみなどを学びます。

2年次

  • 子ども福祉特別講義
  • ジェンダー論

地域の子ども支援に携わる方々から、子ども福祉の実情を学びます。

3・4年次

  • 福祉法学
  • 子ども家庭ソーシャルワーク論

児童相談所等専門職に求められる専門性について学びます。

保育士(乳児院・保育所等) モデル

乳児院・保育所、その他の児童福祉施設の保育士をめざし、2年次より専門科目や保育実習などを履修。
社会福祉士国家試験受験資格課程と保育士資格課程の併修が原則です。

1年次

  • 児童・家庭福祉論
  • 家族と地域の社会学

子どもの貧困や虐待、少年非行の問題を中心に学びます。

2年次

  • 保育原理
  • 乳児保育論

保育所保育士・施設保育士に必要な知識を主体的に学びます。

3・4年次

  • 子育て支援演習
  • 保育実習

2年間で合計30日間、保育所や施設で実習し、実践力を養います。

児童指導員(児童養護施設・障害児施設等)
モデル

児童養護施設や障害児施設、乳児院などの児童福祉施設で働く児童指導員をめざします。
さまざまな事情のある子どもたちの養育・療育に必要な専門性を養います。

1年次

  • 公的扶助論
  • 障害者コミュニケーション

格差や貧困の現状を理解し、その支援制度の課題について考えます。

2年次

  • 発達心理学
  • 社会的養護

困難な子どもと家族の心理や生活支援を学びます。

3・4年次

  • 家族援助論
  • 施設福祉論

家族を取り巻く現代の諸課題を学び、制度や支援のあり方を考察します。

スクールソーシャルワーカー モデル

3年次からスクールソーシャルワークに関わる専門科目と実習を履修し、
認定スクールソーシャルワーク教育課程修了者の取得をめざします(社会福祉士資格取得が条件になります)。

1年次

  • ふくしとフィールドワーク
  • 精神保健学

発達の年代別課題を理解し、精神発達の課題を学びます。

2年次

  • 教育制度論
  • 教育相談の基礎と方法

カウンセリングの基礎知識など、理論や技能を学びます。

3・4年次

  • スクールソーシャルワーク論
  • 福祉教育論

スクールソーシャルワークの歴史・意義、実践の理論と方法を学びます。

子ども専修TOPICS

スクールソーシャルワーカー実習報告会

認定スクールソーシャルワーク教育課程の履修者が、実習で経験した多様な事例を検討。現職のスクールソーシャルワーカーとも議論し、子どもの未来を見据えた支援を考えます。

主な進路

児童福祉施設

さまざまな関連施設での実習を体験しながら、それぞれの施設にふさわしい役割を身につけていきます。

想定される進路
  • 児童養護施設・障害児施設・ 母子生活支援施設・乳児院・保育所など
  • 児童相談所
  • NPO法人(児童養護施設退所者の支援など)
  • 少年院・少年鑑別所(法務教官)

学校(教育委員会)

福祉系高等学校の教員やスクールソーシャルワーカーとして学校で活躍している卒業生もいます。

想定される進路
  • スクールソーシャルワーカー(SSW)
  • 子どもたちが学校や日常生活で直面する不登校、虐待などの問題に対して、学校、家族、地域社会などに働きかけて、解決に向けて支援する専門職です。

一般企業

医療福祉関連ビジネスをはじめとして、少子高齢社会における企業の経営・商品開発・営業活動などに力を発揮します。

想定される進路
  • 商品企画開発部門
  • 総務部門
  • 営業部門 など

NPO法人

高齢者・障害者(児)支援、子育て支援、若者のキャリア開発支援など、多様な地域課題の解決に取り組むNPO法人で活躍します。

主な就職先

【公務員】愛知県、滋賀県、名古屋市、長野県下諏訪町(福祉職・行政職)
【教育委員会】一宮市・豊橋市・春日井市・田原市教育委員会(スクールソーシャルワーカー)
【児童福祉施設】中央有鄰学院(児童養護施設 ゆうりん)、名古屋文化福祉会(児童養護施設 名古屋文化キンダーホルト)、犬山福祉会(乳児院 赤ちゃんの家さくらんぼ)、名古屋キリスト教社会館(児童発達支援センター 南部地域療育センターそよ風)、名古屋市社会福祉協議会(高岳児童館)、新瑞福祉会(あさがお学童保育所)
【その他】社会福祉法人昭徳会、社会福祉法人長野県社会福祉事業団、第一生命保険株式会社、株式会社ベネッセスタイルケア、株式会社LITALICO ほか

取得可能な資格

  • 社会福祉士国家試験受験資格 ※1
  • 保育士 ※2
  • 認定スクールソーシャルワーク教育課程修了者 ※3
  • 児童指導員任用資格
  • 児童福祉司任用資格 ※4
  • 社会福祉主事任用資格
  • 身体障害者福祉司任用資格
  • 知的障害者福祉司任用資格
  • 初級障がい者スポーツ指導員

※1)指定科目の成績が学内基準に達していない場合、所定の科目を履修できない場合があります。また、資格取得に際して選考等の制限が入る場合があります。

※2)資格取得に必要な科目の履修者の学内選考を行っています。

※3)希望者多数の場合は、学内選考等を行うことがあります。また、指定科目の成績が学内基準に達していない場合、取得できない場合があります。

※4)卒業後、指定施設において1年以上の実務経験が必要となります。

*任用資格とは公的機関において特定の業務につくために必要とされる資格です。

*複数の資格を取得する場合、資格の組み合わせによっては4年間で取得できない場合があります。また、資格によっては併修できない場合があります。

就職決定者VOICE

就職先

一宮市(スクールソーシャルワーカー)

2022年3月卒業
岐阜県 華陽フロンティア高等学校出身

呉岡 くれおか 大地 だいち さん

目に見える課題だけでなく、
根本的な改善をめざしたい。

さまざまな悩みを抱えた子どもたちを支えたいと、この専修に入学しましたが、正直、「子どもとふくし」が結びつかず……。しかし、学んでいくうちに、子どもが抱える問題は決して本人だけの問題ではなく、その子にまつわるすべてのことが関わってくるのだと知りました。その気づきとともに、物事を包括的に捉えるふくしの大切さと可能性を理解しました。これからスクールソーシャルワーカーとして働くときも、ふくしの力を信じていきたいと思います。

就職決定者VOICE

就職先

社会福祉法人 子供の家 児童養護施設 子供の家

2022年3月卒業
愛知県 豊橋南高等学校 出身

鈴木 すずき 千晴 ちはる さん

虐待をするのも、虐待から救うのも、
大人だから。

小学校の頃、児童養護施設を舞台にしたドラマを見て、「子どもたちの生活を支援する仕事がしたい」と思 うように。そのため、保育士や幼稚園教諭ではなく、児童養護施設の職員を目指しました。2年次に、児童養護施設で育ったプロボクサーの方のお話を聞き、「虐待をしたのは大人だけど、虐待を受け止めるのも大人」という言葉に感動。虐待した大人ばかりを責めても問題は解決しない。すべてを受け止めて、子どもたちの人生に並走していきたいです。

卒業生VOICE

勤務先

武豊町(スクールソーシャルワーカー)

2018年3月卒業
岐阜県 岐阜各務野高等学校 出身

三宅 みやけ 穂菜美 ほなみ さん

子どもの課題は、社会の課題。
包括的な支援を目指したい。

スクールソーシャルワーカーとして、子どもの最善の利益の実現を目指し、子どもとその子を取り巻く環境、人にアプローチしています。子どもと関わると、不甲斐なさを感じるときもありますが、それでも、子どもたちの前向きな姿を見ると、やっていてよかったと思えます。子どもが抱えている背景は、地域の課題であり、社会の課題です。教育とふくしが連携・協働しながら目の前の子どもに向き合うことで、子どもたちが幸せに、暮らしやすい社会の実現を常に意識し続けたいと思います。

ゼミ紹介

堀場純矢ゼミ

児童福祉施設における子ども・家族への支援と職員の働き方

児童福祉施設では、子どもの支援だけに関心が行きがちですが、大切なのは施設入所に至った子どもと家族の社会的背景。さらに、子どもと職員双方の人権が保障される環境が必要です。ゼミでは、このような点について検証しながら、問題の本質に迫ります。また、学内での学びと学外での施設見学、全国児童養護問題研究会への参加などのバランスの上に成り立つ、学生主体の学び合いをめざしています。そして、自らの研究テーマを見つけ、卒業論文や就職活動に活かしています。