カリキュラム(情報工学専修)

科目PICK UP

現代社会の課題に挑み続ける学び

ネットワークシステム 領域

情報工学実験Ⅰ

IoT機器で広く利用されている超小型コンピュータ「Raspberry Pi」に関する実験、人工知能の実験を行います。機器開発の基礎を身につけるとともに、情報工学の実験の進め方や必要な機器の扱い方、実験報告書の作成方法を学びます。

データサイエンス・人工知能 領域

人工知能Ⅰ・Ⅱ

人工知能ⅠではAIを構成する基本的な概念について学び、人工知能Ⅱでは画像認識や自然言語処理などで応用が進んでいる深層学習を中心に、実装方法や評価手法について学習します。

マルチメディア 領域

マルチメディアとAI

機械学習に代表されるAI技術を用いたマルチメディア情報に関するデータ処理・分析の手法を学びます。プログラミング言語Pythonを用いた演習で、音声処理や自然言語処理などのアルゴリズムの実装方法を理解します。

アシスティブテクノロジー 領域

リハビリテーション工学

身近な道具からハイテクまで、各種機器を実際に操作しながら、障害がある人への適合方法や評価方法を工学的視点から学びます。そして、情報技術を活かした支援機器・アプリ開発に必要な知識や手法を修得します。

卒業研究テーマ例

スパムメール分類の精度を向上させるには?

詐欺メールなどを防ぐフィルタリング機能の精度向上をめざした研究を行いました。スパム分類のための機械学習では、文章の全単語を学習対象としてしまうと、重要でない単語も含まれ分類精度が低下する恐れがあります。また、日本語は文脈によって単語の意味が変わるなど複雑な特徴をもっています。そこで私の研究では、日本語の特性を考慮した上で、遺伝的アルゴリズムを用いて最適な単語選択を行い、少ない単語数での分類精度向上を試みました。

卒業研究テーマ

遺伝的アルゴリズムを用いた特徴量選択による日本語SMSスパム分類

サッカーの違反を検知するシステムを構築。

高校時代に打ち込んだサッカーを題材に、卒業研究では競技映像の解析を通じて、選手のパフォーマンス向上や審判業務の効率化に貢献するシステムを開発しました。スローインにおけるファウルに注目し、映像から選手の肘や足などの関節位置を検出。正しい動作・違反動作のデータを収集し、違反を検知するモデルを構築しました。性能評価の結果、高い精度で検知できることを確認できたため、今後はより多くの選手や条件下でのデータ収集をめざします。

卒業研究テーマ

機械学習を用いたサッカーにおける違反行為検知モデルの構築

カリキュラム

卒業研究テーマ

  • サマリデータベースの構築とキーワード関連度を用いた連想検索方式の検討
  • 進化的アルゴリズムを用いた敵対的サンプルの生成
  • e-SportsトレーニングのためのMediaPipeを用いたマウス操作の解析
  • デジタルファブリケーションを活用した支援技術に関する実践的研究
  • 3次元都市モデルを用いた交通安全コンテンツの開発
  • 遺伝的アルゴリズムを用いたヘルスケアデータの匿名化手法の最適化
  • Raspberry Piを用いた介護施設における転倒検知システムの開発
  • GoogleマップAPIを利用した視覚障害者の歩行支援アプリの開発

情報工学をじっくりと学べる環境を整備

ティーチングアシスタント(TA)

1年次の「プログラミング演習」などの演習科目にTA制度を導入。上級生が授業補助に入り、学習上の疑問に答えます。下級生に指導することがTA自身の学びにもなります。

学びを支援する設備

情報処理演習室には、ソフトウェア開発環境が充実したWindowsPCやMacを数多く配備。情報工学実験室には、AI・IoTやメディア情報と関わる実験機器を設置。デジタルものづくりやアシスティブテクノロジーを学べるファブリケーション・ラボも開設しています。

PICK UP

情報数学Ⅰ・Ⅱ

情報工学に必要な数学を基礎から学びます。人工知能やマルチメディア、信号解析の学習や研究に必要な行列などの線形代数を情報数学Ⅰで、微分積分を情報数学Ⅱで学習します。

LAB

研究室紹介

学生が主体となって議論したり自分で選んだテーマに沿って
地域で実践したりしながら学びを深めます。

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