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【教育・心理学部 こども学科】子ども食堂「ふらっとHOME」で、子どもも保護者も笑顔に

レポート
2025年07月28日

日本福祉大学美浜キャンパス内コミュニティセンター3階ホールにて、教育・心理学部 こども学科の工藤ゼミが運営する子ども食堂「ふらっとHOME」が開催されました。今回は7月11日(金)と19日(土)の2回実施され、地域の子どもたちやその保護者が参加。学生たちは、子どもたちとの交流や保護者への支援を通して、現場に近いリアルな学びを体験しました。

子どもだけでなく、保護者にも“ほっとできる場”を

「ふらっとHOME」は、子どもたちの居場所づくりを軸としながらも、保護者にとっても息抜きができる空間を目指して運営されています。7月11日(金)は、学校帰りの園児や児童たちが塗り絵や宿題に取り組む様子が見られ、学生たちは学習支援や遊びのサポートにあたりました。この日は子ども14名、大人6名が参加。学生たちが考案・調理した手作りの夕食を提供し、保護者同士が自然と会話を交わす光景も印象的でした。

異文化をテーマにした「韓国DAY」

19日(土)は「かんこくの文化をしろう~かんこくのご飯と遊び~」をテーマに、韓国の遊び「チェギチャキ」やキンパづくりを体験。子ども12名、大人6名が参加し、学生たちは調理や進行のほか、遊びやキンパづくりを通じて子どもたちと触れ合い、保護者の話にも耳を傾けながら、保育士に求められる多様な関わり方を実践していました。

参加した保護者からは「前から気になっていたが、なかなか来られなかった。今回キンパづくりができると知って思い切って参加した」との声も寄せられ、地域との新たな接点づくりにつながっています。

保育士を目指す学生にとって、貴重な実践の場に

当日は1歳未満の子どもも来場。普段接する機会の少ない月齢の子どもへの対応に戸惑いながらも、学生たちは試行錯誤しながら関わっていました。こうした実習とは異なる自由度の高い現場だからこそ、臨機応変な対応力や観察力、保護者との関係構築力など、将来に直結する学びを得ることができます。

こども学科では、本学ならではの「福祉」の視点を生かし、子どもだけでなくその家庭や地域も含めた支援のあり方を重視しています。保育士や幼稚園教諭を目指す学生にとって、こうした地域との実践的な関わりは、教室では得られない気づきや視野の広がりにつながります。

今後も工藤ゼミは、「誰もが安心して集える場所」を目指し、地域と連携しながら継続的に取り組みを展開していきます。
次回は8月8日(金)と30日(土)に「こおりあそび」を開催予定です。ぜひお楽しみに。