研究活動 お知らせ
社会福祉学部 斉藤雅茂教授が「第34回日本老年学会総会」で優秀演題賞を受賞
お知らせ
2025年07月02日


2025年6月27~29日に、千葉県で開催された「第34回日本老年学会総会」において、社会福祉学部(総合研究機構長、健康社会研究センター長)の斉藤雅茂教授が「社会参加・社会関係が乏しい人の割合に関する加齢・時代・コホート差 JAGES2010・13・16・19・22調査より」を発表し、老年社会科学会部門の優秀演題賞を受賞しました。
日本老年学会は、1959年にそれぞれ独立した日本老年医学会、日本老年社会科学会の連合体として発足した学会です。その後、日本基礎老化学会、日本老年歯科医学会、日本ケアマネジメント学会、日本老年看護学会、日本老年薬学会が加盟し、現在は7学会で構成されている学会です。
斉藤教授より、受賞コメントを寄稿いただきました。
「第34回日本老年学会総会」優秀演題賞受賞コメント
社会福祉学部
総合研究機構長、健康社会研究センター長
斉藤 雅茂
日本老年学的評価研究(JAGES)機構による延べ70万人をこえる超大規模な高齢者への調査データに基づいて、この12年の間でも高齢者、とくに75歳以上の高齢者は以前と比べて、社会関係や社会参加が衰退しておらず、女性では5~10歳程度、男性では3~7歳程度「若返っている」可能性があることを示しました。高齢者の健康状態や身体機能面での「若返り」は報告されていますが、社会参加の面でもそうした「若返り」が進んでいることを示唆する結果と考えています。