資格・実習等
学生インタビュー

柏田 知美さん

Kashiwada Tomomi

愛知県 名古屋市立富田高等学校

就職先

美浜町教育委員会

スクールソーシャルワーク教育課程に進んだ理由

 私が中学生の時、近所の仲良くしていた同級生の友達が急にパタリと登校しなくなってしまいました。友達のお母さんによると、友達が所属していた部活動で起こったいじめが要因だと言うことでした。
友達と同じ部活動に所属している生徒は学校へ登校し、授業受け、何気ない生活を送っていました。私は「なんで虐められた子が不登校になって、虐めた子は何事もなかったように登校しているのか?」と疑問を抱えて中学生生活を送っていました。
友達のように、何かを抱えてる子ども手を差し伸べたいと思いスクールソーシャルワーカーへの道を志しました。

スクールソーシャルワーク教育課程の良かったところ

 1つは、現場でスクールソーシャルワーカーとして活躍されている先生にご指導頂いた事です。実際の現場での事例を用いて、講義を行っていました。自分たちで考えた事例への考えと実際に行った支援を比較することで新しい知識を蓄えることができました。
もうひとつは、生徒と沢山話し合えた事です。スクールソーシャルワーク教育課程を取っている生徒はスクールソーシャルワークに興味がある、スクールソーシャルワーカーになりたいと思っている生徒が多数だと思います。その生徒達と講義に出てくる様々な課題に対して、沢山のことを議論しながら講義を行いました。自由に自分の意見を述べ合い、新たな視点の発見につながりました。

実習の体験談

 実習では、学校で行われている様々な会議に実習指導者と共に参加させて頂きました。教員の方々の持っている子どもの情報、スクールソーシャルワーカーが持っている子どもの情報を互いに共有し合い、今後の対応などについて話し合っていました。
その中で、とある学校でなかなか学校に来られない子どもの話をした時に「親の押し出しがあれば...」という声が聞こえました。私はこの言葉を「親が学校へ向かわせないから子どもが学校に来れないんだ」という親へ責任を押し付けているように思いました。
この出来事を実習指導者を交えた実習先のスクールソーシャルワーカーの皆さんと一緒に話し合いをし、この言葉の意味について考察しました。その結果、保護者の学校へ子どもを登校させる義務が関係しているのでは?という結論に至りました。
このことから、専門職により知識や倫理の違いを感じました。スクールソーシャルワーカーは教員をはじめとした多くの専門職の方々と関わりを持つことは多いと思います。それぞれ専門職によって知識や倫理などは異なり、それを理解することでうまく連携を取れることにつながるのではと考えました。自分の知識や倫理を押し付けるのではなく、相手を理解しようとし「なぜだろう?」と疑問を持つことは大切であると実習で感じました。
この出来事は学校で講義を受けているだけでは体験することができなかったと思います。スクールソーシャルワーク実習では、学校に行くためその学校の生徒としてではなく、スクールソーシャルワーカー(実習生)として行くため、生徒だった時とは違う新たな発見や学校の仕組みを学ぶことが出来ます。このように実際の現場で学ぶことだからこそ見つけられる新たな発見は沢山あります。実習を行うと自分の未熟さに挫けそうになることも多々ありました。ですが、これらの経験は自分の成長に繋がるので実習を行ってとてもよかったと心から感じています。