スポーツ科学部 お知らせ
全国学生交流会で名古屋市でのユニバーサルスポーツ普及の取組伝える
2025年2月28日(金)、岐阜大学と金沢工業大学の主催の令和6年度全国学生交流会が開催され、全国から国公私立あわせ10校※ が参加しました。本学からはスポーツ科学部兒玉ゼミ3年の岩瀬鈴加さんと志賀愛果さんが参加し、名古屋市と連携して取り組んだ障害者福祉施設へのユニバーサルスポーツの普及活動についての発表を行いました。


発表では、地域の障がい者がスポーツに接する機会が少ないことを課題にあげ、障がい者だけを対象とするだけでなく、障がいのある方を取り巻く関係者とともにユニバーサルスポーツの機会をつくることで、(地域で)継続的にスポーツに親しめる環境づくりができると提案しました。学生らは、今年度、名古屋市内の障害者福祉施設6か所、計12回訪問し、地域のスポーツ推進委員とともにユニバーサルスポーツの機会をつくりだし、参加者や関係者の変化などを成果として発表しました。「受け身だった参加者が、2回目には積極的に動いていた」や「またやってみたい」など、積極的に関わる姿勢が見られるようになったそうです。


その後の交流会では、他大学の学生から質問を受け、ルールを調整することで誰でも楽しめるユニバーサルスポーツの魅力や、取組での工夫などを伝え、積極的に意見交換を行いました。岩瀬さんは、「全国の大学生が、それぞれの地域の課題に取り組んでいて、私たちもとても刺激をもらいました。」と感想を述べてくれました。
全国学生交流会は、平成26年度より中部地区の地(知)の拠点整備事業の採択校の学生が互いの活動の成果を共有し地域課題等に関する学びを深めるとともに、学生同士が交流し刺激し合うことで、学習意欲やチャレンジ精神を高める場として設けられており、本学は当初より継続して参加しています。
※発表校(五十音順):金沢工業大学、岐阜大学、高知大学、島根大学、信州大学、中部大学、鳥取大学、名古屋学院大学、日本福祉大学、三重県立看護大学