在校生・卒業生の声

西尾 春人
愛知県/一宮南高等学校 出身
西尾 春人さん

公務員を目指した理由

愛知県

編入以前に参加したボランティアの経験から、社会や生まれ育った愛知県に貢献したいという思いがありました。最初はそんな漠然とした理由から公務員を目指そうと思い、日本福祉大学の行政専修に編入学を決めました。
大学に編入後、講義やソーシャルワーク実習を通して多職種連携や地域住民のつながりの大切さを学ぶとともに、コロナ禍という状況が追い討ちをかけ、児童から高齢者まで多くの人が貧困や虐待をはじめとする様々な困難を抱えていることを実感しました。大学で学ぶうちにそういった困難を抱える人の助けになりたいという思いが強くなり、これまでに培ってきた福祉の専門性と相手の立場になって考える力を活かすことのできる、公務員の福祉職を目指すことを決意しました。

行政専修での学びについて

公務員の教養試験については、キャリア開発課のCDP公務員試験対策講座を受講することで、それに沿って計画的に進めることができました。模擬試験や論文対策もあり、オンライン上でも好きなときに何度も見返すことができたので、コロナ禍でも安心して取り組むことができました。また、福祉職では専門試験も必要な場合が多いのですが、3年次から取り組む社会福祉特別講座や4年次から利用できる赤マル福祉の登録などを大学が準備してくれていたので、しっかりと試験対策を行うことができました。
面接については、ゼミの先生を通して、実際に県の職員だった大学の先生を紹介していただき、その方の指導を中心に面接対策を行いました。同時に履歴書や面接カードの添削も行っていただきました。直接行政に携わった経験のある方に指導していただけるのは行政専修ならではだと思います。また、キャリアセンターを通しても面接対策が行えるなど、面接対策は充実していると感じます。

就活体験記、思い出

私は3年次に編入したため、4年次の時点で取らなければならない単位がまだたくさんありました。講義や実習と公務員試験の勉強を並行して進めなくてはいけないなか、さらに就活も行わなければならず、はじめはとても焦りを感じていました。当然ですが、最初は分野を福祉に絞り、そこから自分の興味があることは何かを考えながら、自分の強みや自己PRを書きだしていきました。そうしていくうちに民間企業にも興味を持つようになり、大変ではあるけれど、民間企業と公務員試験の併願を行うことを決めました。
公務員試験の勉強をしながら、2月頃にはSPIの勉強も開始しました。勉強をする際は、紙の本だけではなく、一部参考書を電子版で購入するなど、電子タブレットもうまく活用したり、試験や面接対策としてYouTubeの動画を参考にしたりして効率よく進めることができました。3月頃からは主にSNSやインターネットを活用して受けたい企業や自治体のことを常にチェックし、エントリーや応募を始め、4~7月頃に試験があり、8月頃に愛知県に最終合格をいただいて就活を終えました。
振り返ると、就活の一番最初の面接では何を話しているのかわからないぐらい頭が真っ白になってすごく緊張しました。ただ、何回か重ねるうちに落ち着いて話せるようになってきたので、場慣れが必要という意味でも大変でしたが民間企業と併願してよかったなと思っています。また、計画的に物事をすすめるために、常にスケジュール帳に試験の日程やするべきことを書いておくことと、疲れたら好きなことやストレス発散になることをして、適宜息抜きをすることが大切だと感じました。
最後に、たくさんの周りの方にサポートしていただきながら、無事に就活を終えることができ、自分の自信にもつながりました。行政専修で学ぶことができてよかったです。