社会福祉学部 お知らせ
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社会福祉学部(行政専修)・経済学部の合同科目(「政策形成実践特講Ⅰ」)において「最終報告会」が行われました!!


最終報告会の様子
これまで行政(現:総合政策)専修1年次生限定で実施してきた課外科目「公務員チャレンジプログラム」は、新たに、経済学部との合同単位科目「政策形成実践特講Ⅰ」として開講し、今年度で3年目を迎えました。
2025年度も、4月17日(木)の第1回受講生オリエンテーション以降、受講生たちはチームを組み、現職公務員や地域住民の皆様との交流、地域フィールドワークなどを重ねながら演習に取り組んできました。
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12月18日(木)に、美浜キャンパスにて、今年度のテーマ提供自治体である東海市様・知多市様の関係者の皆様をお招きし、最終報告会を実施しました。
各パートの発表テーマは以下のとおりです。
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【東海市パート】
・スポーツを通じた健康なまちづくり
・子ども子育て世代への支援
・地域運営体制まちづくり
・温室効果ガス削減の取り組みについて
・防災について
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【知多市パート】
・若者の自治会参加
・地域コミュニティを活かした子育て環境づくり
・コミュニティ活動への中学・高校生の参加について
・地域活動を通した独居老人に対する向き合い方
・多様な年齢層と関わろう!~子どもと高齢者の交流から~
・地域コミュニティ参加率の減少を防ぐ
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当日は、ご参加いただいた関係者の皆様から、次のようなコメントをいただきました。
〇「地域の担い手」が減少する中での「スキルシェアリング」の提案は、他の地域の方に入ってもらって、その地域を助けてもらうマッチングサービスでとても評価できる
〇課題解決の提案をする際には、人・モノ・お金・時間などのコスト面を意識して、今後は掘り下げていってほしい
〇プレゼンテーションについて、人をワクワクさせるようなものに、提案内容が具体的にイメージできるように、磨き上げていってほしい
〇若者らしさ、自分たちでやるならといった具体的な提案も見られた。2年生になったら、それぞれのゼミ活動などでぜひ実現してもらいしたい
受講生らは、フィールドである東海市・知多市において、現職の公務員や住民の皆様が直面する地域課題に取り組んだことで、政策形成に必要な着眼点や心構えを身につけることができたように感じます。
また、関係者の皆様との交流を通じて、各関係者の仕事内容を具体的にイメージする機会ともなり、将来、公務員をはじめとする地域の公共的な仕事をめざすキャリア形成にもつながったと考えています。
今後は、今回の提案を一つずつ、現地の方々と協働しながら実践していくことが求められます。2年次以降も、フィールド実践演習などの科目を通じ、多面的な教育・社会貢献活動を展開し、さまざまな主体との連携に取り組んでいきます。
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☆【参加学生の主な気づき】(抜粋)
〇若者が関わりたくなるように、地域の情報の出し方や伝え方を工夫することが大切だと思いました。
〇地域活動を通して世代の違う人たちと関わることで新しい発見があると思う。今まであまり意識していなかった地域のつながりを、これからは大切に考えていきたい。
〇グループで各々の意見を出し合いました。フィールドワークでも実際の現場の話を聞くことで、課題への解決策を考えやすかったです。また、中間報告会を終えて多方面から意見を頂き、自分たちだけの視点では気づくことのできなかった点に気づく事が出来ました。中間報告会で頂いた意見を改めて検討し、考えたことでより深い学びに繋がったと思いました。
〇世代間で「危機感のズレ」があることに気づきました。私たちがその隙間を埋め、コミュニティ活性化に貢献したいです。
〇実際にフィールドワークで現場を見ることで、地域課題への理解や関心が深まりました。1年間の活動を通して、課題解決への視点や考え方を学ぶことができました。
(担当教員:末盛慶・田中優)


