社会福祉学部 お知らせ
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総合政策専修企画を開催!
10月2日(木)に、社会福祉学部総合政策専修企画で、1年生を対象にゲストスピーカーによる講演会が行われました。


本学部では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、司法系の公務員の仕事の一端を知るということもあわせて、当該演習科目において実施されました。
この日は、瀬戸少年院で法務教官をされている渡邉様(本学部行政専修OB)より「法務教官とは何をする仕事なのか」というテーマでお話しいただきました。
まだ1年生ということもあり、将来の職業について具体的にイメージできない学生たちがほとんどでしたが、講師の渡邉様から「自分は大学2年のとき、大学で学ぶ意味を見失っていた」「そんなとき、大学の授業で元少年院出院者の話を聞く機会があり、心惹かれた」「法務教官は人が変わる瞬間に立ち会うことができる仕事」というお話をうかがい、法務教官を将来の選択肢の一つとして捉え始めた者もいたようです。また、渡邉様の「問題を抱えた子どもとの関わり方に日々悩むが、チームを組んで関わっていくから自分は決して一人ではない」「日が経つうちに少年達のできることが増え、変わっていく姿を見ることができる」「ルーティンワークではないから、この仕事を一度たりとも辞めたいと思ったことはない」などのお話に、学生は関心を寄せていました。最後、「少年院の子どもたちの各特性に寄り添ったアプローチができるように、ぜひ社会福祉士を取って法務教官になってほしい」というメッセージが学生たちに寄せられ、参加者は先輩を身近なモデルとして将来を考えるきっかけを得ることができていました。
このように、社会福祉学部(総合政策専修)では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。
(担当教員:湯原悦子)