社会福祉学部 お知らせ
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知多市にてフィールドワークを行いました!


社会福祉学部・経済学部との合同科目「政策形成実践特講Ⅰ」(単位科目)において、先日、8月20日(水)に、知多市内のフィールドワークを行ってきましたので、その概要を紹介します。
まず午前中は、日長台地区にて、「日長台いきいき隊」という「居場所で支え合い」を目的とした取り組みについて、その誕生経緯や今後の課題・展望などを中心に、共に地域で活動を展開している地元企業の方も入りながら、レクチャーを受けました。
次に、南粕谷校区に移動し、地域のお母さん方が作って下さった、日頃は住民のみなさんに提供されているランチをいただいた後、同校区のまちづくりの中心である「南粕谷ハウス」の誕生経緯や活動内容等について関係者からお話しいただき、小・中学校と地域の連携についても説明を受けました。その後、学生たちがここまで調査・議論してきた中での疑問点を、関係者の方々に質問として投げかけ、意見交換を行いました。
いずれも今回のフィールドワークのねらいとしては、「地域を知る」「地域活動及びそれらに関わっている主体について理解する」というものでしたが、以下の気づきにもあるように、学生にとっては非常に有意義な演習となりました。
☆【参加学生の主な気づき】(抜粋)
〇日長台では、居場所に子どもを呼び込めていないという話があったが、高齢者が中心のなかに飛び込んでいくにはなかなか勇気がいる。子ども向けの企画を考える必要があると思った。
〇自治会・町内会から脱会する若者がいて、コミュニティのなかで彼・彼女らが何をやりたいのか掴めないという話があったが、自分たちはまさしくその世代であり、当事者として今後考えていきたいと感じた。
〇南粕谷では、小中学校と地域がつながった動き(コミュニティスクール)を展開していることが理解できたが、高校生以降20代の若者世代の関わりがまだまだ見通せず、そのあたりをグループでも検討していきたいと思った。
〇一見して理想的な南粕谷の取り組みも、校区民の3割程度の利用・関わりしかないということをお聴きし、他の7割に届けるためには何が必要かを模索していきたいと感じた。
なお、9月後期以降は、ここまでに学んだ内容をベースに、いよいよ、各グループの設定テーマに関する政策提案をまとめていくことになります。
(担当教員:田中優)