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名古屋大学の多職種連携プログラムに参加しました!(社会福祉学部)

レポート
2024年12月10日

2024122日(月)に、名古屋大学で毎年行われている「名古屋大学IPEプログラム」が開催されました。当日は、社会福祉学部医療専修の4年生4名が参加し、医師、看護師、理学・作業療法士、薬剤師など医療専門職を目指す名古屋大学や名城大学の学生と一緒に多職種連携について学びました。

午前は、「地域医療と医療人類学」「IPEと各学科の役割」について講義を受けた後、事前学習課題をグループで共有しつつ職種ごとの視点を検討しました。さらに、検討した内容を踏まえて、グループごとで模擬診療を行いました。午後は、午前中の模擬診療で得られた情報を整理しつつ、グループごとで話し合いをしました。その上で、全グループの発表とフィードバックを行いました。参加学生にとっては、多職種連携の重要性と社会福祉士の専門性を学ぶことができた貴重な1日になったと思います。

(担当教員:山口みほ、林祐介)

  

【参加学生の感想】

今回のプログラムを通して、患者や家族を支援していくために必要な知識や技術は、1人では補いきれないことを改めて実感しました。グループワークや実践の中でも、何度も助けてもらうことや、自分の知識や技術が必要とされることがありました。1人ではできないことや思いつかなかったことも、多職種連携することで可能な支援が何倍にも広がり、より良い支援に繋がると学ぶことができました。本来なら就職してから経験するようなことを学生のうちから経験することのできる、とても貴重な機会でした。

講義や実習を通して、多職種の価値観や考え方について理解したつもりでいましたが、実際に訪問診療を行うと患者との面談での多職種との視点の違いや、社会福祉士としての役割が明確になり、医療ソーシャルワーカーとして支援を行う上で必要な技術や自分の課題に気づくことができました。

他学部の学生と交流することで、他職種の専門性を理解する機会を得ました。また、それを通じて、自分の職種の役割についても改めて考えるきっかけとなりました。この経験は、自職種と他職種の連携について理解を深める大切さを実感する良い機会となりました。

・プログラムを通して、職種ごとの視点や考え方の違いを実感しました。本人や家族の支援を検討する中で、社会福祉士役は本人だけではなく家族やそれを取り巻く環境にも目を向けていました。職種ごとに視点や考え方が違う中で、社会福祉という立場から他職種へどんな言葉を選んで伝えたらよいのか、伝え方にも工夫をしていくことの大切さを学ぶことができました。