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兵庫県職員の講演会(Zoom講義)を実施しました!(社会福祉学部)

レポート
2024年06月26日

6月21日(金)、社会福祉学部前期科目「行政学」において、Zoomを用いたゲストスピーカーによる講演会が行われました。本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、地方公務員(一般行政職)の一端を知るということもあわせて、当該科目において実施されました。

この日は、兵庫県総務部次長・増澤清嗣氏をゲストスピーカーに迎え、「地方公務員の仕事」というテーマのもと、社会福祉学部生約50名が熱心に受講しました。増澤次長からは、「事業ができるまでのフローとそこにおける自治体職員の役割」についてや、「知事や議会との関係」などについて紐解いていただきました。また、「自治体職員の良い部分と辛い部分」などについても、率直なお話を頂戴しました。いずれも、私たちの知らない地方自治体職員(行政)の内容を理解することができました。

受講生には将来、国家・地方公務員の仕事を志望している学生が多く、自らのキャリアプランニングも兼ねて、非常に熱心に学び、質問などを投げかけていました。

このように、社会福祉学部では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じる力などをこれからも育てていきます。

(担当教員:田中優)

  

  

【受講学生の感想(抜粋)】

◎今回の講演で一番驚いたのは「鳥インフルエンザの対応」を県庁職員がするということである。自分自身、鳥インフルエンザなどの危険が伴うような現場に直接対応をするという話を聞いて、思っていたよりも公共の福祉のために尽力している公務員の存在は社会にとって欠かせないものであると感じました。公務員の実態につき、現在も働いている方から直接お話をお聞きすることができて貴重な時間になりました。

◎公務員に対しての自分のイメージは何かを考えるとき、自分の中では責任感のある仕事をしているというイメージがあり、時には夜遅くまで仕事をしているというイメージを持っていたが、福利厚生や休みがとりやすい職場であることがあり、毎日、過重労働ではないということが分かり、少し自分の考え方が緩和したと思う。また、公務員は世間に叩かれる職場であるが人に感謝されるということがやりがいであると語られていたので、人に感謝される職に進むのがやりがいをもって仕事ができるということを覚えておきたいと感じた。

◎よく「給与が安定し就労時間が決まっているから将来公務員になるなら安心だね」と言われますが、近年だとそんなことはなく、厳しいものだと感じた。また、目に見えない仕事が多く陰から市民を支えているため頑張っているものの、市民からは分かってもらえないことが多いとも感じた。

遠隔講義に聴き入る行政学受講生たち
増澤次長による遠隔講義