社会福祉学部 お知らせ
トップページ 教育 学部・学科・大学院 社会福祉学部 社会福祉学部 お知らせ 【社会福祉学部行政専修】武豊町で協働型防災イベントを開催しました!!
【社会福祉学部行政専修】武豊町で協働型防災イベントを開催しました!!
社会福祉学部行政専修の田中ゼミ(2・4年)では、地域協働の一環として、武豊町の馬場区における防災まちづくりの取り組みに関わっております。4年生はすでに、地域のつながりづくりの一環として、インスタグラムによる地域防災情報の発信などを行ってきていますが、10月29日(日)、2・4年生が主導して、協働型の防災学習会を展開しましたので、その模様を報告します。なお、今回の企画には、地域マネジメント実践Ⅰ(武豊町パート)の1年生も、地域住民の方と同じ立場で参加をし、来る2月の解決提案へ向けた学修を進めたことも、申し添えておきます。
(担当教員:田中優)
【参加学生の気づき】(抜粋)
〇テントの立て方の際に先輩が仰っていた「災害関連死」というものを初めて知りました。また、災害関連死は命を落とした人の8割にのぼると知り、災害から逃れられたとしてもその後の生活によって命を落とす可能性もあると知り、人が生活する環境はただ食べられて寝られるだけでは駄目で、しっかりと心の余裕なども作っていかなければならないのだと感じました。(1年生)
〇武豊町の公園へ歩いている途中で、防災訓練用の安否確認の紙をかけている家が少ないなと思った。防災訓練に参加している人たちも、小さい子どもがいる家族やお年寄りの方が多く、私たちと同年代の人たちはいなかった。このことから、防災に関する意識の低さが分かるのでは無いかと思う。いざというときに対応ができないということが起こってしまうと考えられる。代表の加古さんがおっしゃっていた、「備えあれば憂いなし」という言葉から常に備えておく必要があると思った。(1年生)
〇避難訓練が終わったら半分の住民は帰ってしまいました。最初は防災に興味がないのかなと勝手に解釈してしまいましたが、武豊町の方が最後におっしゃっていたように、参加しない住民のせいにするのではなく、どのようにしたら参加してもらえるかを考え、自分たちが行動することが地域防災を執り行う上で大切なことだと思いました。(2年生)
〇防災訓練では、お子様連れの方も多くいて、去年より若い世代の方々が増えていた印象でした。私が担当した防災グッズでは、約20名の方が体験コーナーに参加してくれました。地域の方とも話してみると、「以前、中学校の方で防災に関するイベントに参加したが、その時に紹介していたごみ入れがペラペラだった。でも、このごみ入れなら丈夫だし、野菜も入るからいいね!」と好評だったので、嬉しかったです。体験コーナーに来てくれた方は、高齢の方もいましたが、小さなお子様も参加してくれていました。しかし、防災訓練に参加していた20代・30代の若い層は防災グッズに関しては、あまり参加していなかったと感じます。また、体験コーナーでは、ごみ入れとお皿を体験できるようにしましたが、参加者の方から、スリッパを作りたいなど他の要望もあり、そのあたりを臨機応変に対応できたのは、よかったと思います。全体を通して、個人的に去年と違うと感じたところは、地域の方と話せた機会が増えたことです。去年は、説明するのがメインだったので、一方的に参加者の方に対し、伝えるだけでしたが、今回は、地域の方と話すことをメインに企画を考えたので、その機会が増え、中には話しかけてくださる方もいて、1人1人の方と話すことができ、よかったと思いました。(4年生)