社会福祉学部 お知らせ

トップページ 教育 学部・学科・大学院 社会福祉学部 社会福祉学部 お知らせ 家庭裁判所調査官の講演会を行いました!(行政専修2年生ゼミ)

 

家庭裁判所調査官の講演会を行いました!(行政専修2年生ゼミ)

レポート
2023年08月07日

202377日(金)、社会福祉学部行政専修「フィールド実践演習」(2年ゼミ)において、ゲストスピーカーによる講演会が行われました。本学では、地域の実践の場から学ぶ地域志向教育を全学的に推進しており、司法公務員の一端を知るということもあわせての実施となりました。

この日は、名古屋家庭裁判所の及川調査官・栗本調査官、中島事務官をゲストスピーカーに迎え、「家庭裁判所調査官のお仕事など」というテーマのもと、行政専修の2年生が熱心に受講しました。

受講生には将来公務員や司法福祉関連の仕事を志望している学生が多く、自らのキャリアプランニングも兼ねて、非常に熱心に学び、質問などを投げかけていました。このように、社会福祉学部行政専修では、実社会と繋がった「活きた学問」の展開を図り、地域住民や生活者の立場・視点を感じ取る力などをこれからも涵養していきます。

(担当教員:湯原悦子、田中優)

   

   

【受講学生の感想(抜粋)】

◎少年事件の架空の事例説明を聴いていて思ったことは、万引きをしたというところは同じだが、その事件を起こしてしまった背景は全然違うということだ。万引きだからこういった調査をするというマニュアルがあるのではなく、それぞれの人に合った関わり方を用いて、少年が伝えたい思いを受け止めることが大切だと感じた。

◎最初、「家庭裁判所」と聞いた時、裁判所は法学部を卒業した人が就職する所だと思っていたため、福祉とあまり関係ないのではないかと考えていた。今日、家庭裁判所についてのお話を聴いて、法学部だけではなくさまざまな学部の人が就職しており、福祉関係の学部の人も関わっていると知って驚いた。また、調査官の仕事内容を聴いて、少年事件と家事事件両方とも、同じ事件を起こさないようにするために当事者に寄り添い、解決策を一緒に考える仕事であるため、ソーシャルワーカーに似ていると思った。

◎同種の事件でも、それぞれの背景が同じであるということはないため、調査官それぞれのカウンセリング力が必要になってくると感じた。また、人と会話をするという際には、女性に対して話をしていく方が打ち明けやすいという面から、調査官には女性が多いのではないかと考えた。

講演風景①
講演風景②