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【医療専修】模擬カンファレンスを行いました!

レポート
2023年07月05日

73日(月)に、社会福祉学部・医療専修で毎年行われている模擬カンファレンスが開催されました。医療専修2年生・3年生・4年生が参加し、主に3年生が、患者本人と家族、医療ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、医師や看護師、リハビリスタッフ、ケアマネージャーの役割を演じて、退院に向けての協議を行いました。

今回の模擬カンファレンスでは、クモ膜下出血の発症によって入院に至った40代男性患者である奥田次郎さん(仮名)の退院に向けて話し合いがなされました。前半では、次郎さんの両親が自宅退院に向けて同意をしているという設定で話し合いが進んでいきました。次郎さんの自宅退院に向けて、本人の意向を確認しつつ、両親から出てきた不安や困りごとに対して、それぞれの専門職からの見解が示されました。後半では、両親が次郎さんの自宅退院に向けて否定的であり、拒否しているという設定で話し合いが進んでいきました。ここでも、それぞれの専門職からの見解が示されつつ、本人や両親の思いを確認しながら、丁寧な話し合いが行われました。

 開催にあたって、2週間前にリハーサルを行ったのですが、その時と比べると格段に良くなっており、成長の跡が見えるものでした。カンファレンスを目の当たりにした2年生・4年生からも、多数の質問や感想が寄せられ、学年を超えた活発なやりとりがなされました。途中、藤田医科大学との多職種連携に関する合同授業に参加した学生からも報告発表していただき、カンファレンスを通じて、多職種が連携して関わっていく重要性について、これまで以上に理解が深まったように思います。多くの学生にとって、学びの深い時間になったのではないかと考えます。

(担当教員:林祐介)

一人ひとり与えられた役割をしっかり演じる

カンファレンスを進行する医療専修学生たち