健康科学部 お知らせ
「ハートフル介護 ㏌ 愛知 2026」を本学・半田キャンパスで開催
2026年2月15日(日)、日本福祉大学半田キャンパスにて、一般社団法人KAiGO PRiDE主催のイベント「ハートフル介護 in 愛知 2026」が開催されました。ショートムービー上映、教員・介護職・学生によるトーク、そして学生や介護職と利用者が共に歩くファッションショー「LiNK WALK」を通して、介護の価値を「映像×対話×体験」で伝える新しい形の発信が行われました。
本学からは、健康科学部の学部長の山中武彦教授と水谷なおみ教授、そして学生が参加しました。介護を“支援技術”としてだけでなく、「その人らしく生きる」を支える専門性として語り、学生たちも映画を踏まえて自身の学びや将来像を自分の言葉で発信しました。
トークショーⅠ:介護の魅力は“最前線のリアル”と“積み重ねによる成果”
第1部トークショーでは、山中武彦教授と水谷なおみ教授、介護現場で活躍するKAiGO PRiDEアンバサダーの山﨑さん、松井さんが登壇され、医療・福祉業界を志したきっかけ、続けてきた理由、そして介護の魅力が語られました。
健康科学部山中武彦教授は、介護職を「最も利用者の最前線にいる職種」と表現し、生活の場にある“リアル”の重要性を強調しました。
また、水谷なおみ教授は、介護の難しさとやりがいを「すぐに答えが出ないが、“1+1が、突然10や20になって返ってくる”と積み重ねが大きな成果になる」とおっしゃられ、専門職の仕事が“知識と経験を積むことで得られる実践知”であることを理解する場となりました。
ショートムービー上映:「もう一歩」が映し出す、家族と介護職の葛藤と希望
上映された短編映画「もう一歩」は、介護が必要になった本人、家族、そして介護職の視点が交差しながら、“支える”ことの現実と可能性を描く作品です。
トークでは、教員・介護職それぞれが見どころを紹介。特に印象的だったのは「専門家に委ねることで生まれる幸せ」「生活歴や価値観を読み取る専門性」「その人らしさを支える視点」など、介護を“技術”ではなく“支援の思想”として捉えるコメントでした。
以下よりご覧いただけます。
トークショーⅡ:将来の福祉・医療を担う学生が感じた仕事の意義
第2部には、本学で介護・リハビリテーションを学ぶ学生5名が登壇。2~4年生までが、進路を選んだきっかけ、映画の感想、将来のことを語りました。
学生たちは、映画の感想を単なる「良かった」で終わらせず、実習経験や学内で学んだ概念に結びつけ
- 「もう一歩先を見据えて考える」ことの大切さ
- 「自分らしさ/その人らしさ」を支えるために、表情や小さな変化から読み取る視点
- QOL(生活の質)を高めるために、生活のストーリーをつくる支援
- 利用者だけでなく家族の葛藤にも寄り添う専門職の役割
と語りました。 また学生からは、「介護福祉士を目指すと言うと“大変そう”と言われるけれど、介護は身体介助だけでなく「その人の人生を支える」重要な役割であり、働く側も利用者と一緒に楽しめる仕事に感じる」という前向きなメッセージもありました。
「一人だと歩けないけど、二人なら歩ける」、LiNK WALK
イベント後半では、介護職と利用者が共に歩くファッションショー「LiNK WALK」を実施。本学学生も、70~90歳代の高齢者福祉施設入所者などの利用者とペアを組み、ランウェイを歩きました。 「一人だと歩けないけど、二人なら歩ける」というコンセプトのもと、“支援する/される”という一方向ではなく、“共に歩く”関係性が会場全体に共有される時間となりました。言葉だけでなく、体験として介護の価値が伝わる象徴的なプログラムでした。
今回のイベントは、介護の仕事を「社会課題の解決」や「人材確保」といった枠にとどめず、介護に関わる人の誇り、専門性、そして“その人らしく生きる”価値を、地域と共に考える機会となりました。 今後も本学は、地域の福祉を支える人々と協働しながら、福祉の価値を発信してまいります。


