経済学部 教育・学位授与の方針と求める人物像

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経済学部 (2024年度入学生対象)

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

経済学部は、協働型福祉社会の実現に貢献できる人材を育成し、以下のような人に学位(経済学)を授与します。

  1. 真理の探究と人間の尊厳を基に、協働型福祉社会の実現に貢献できる人
  2. 社会経済の事象について、規範的な分析や実証的な分析ができる人
  3. 経済学・経営学の基礎と応用を学ぶことを通して市場経済の仕組みを理解し、合理的な思考を身につけることができる人
  4. 地域社会や経済、医療・福祉についての深い洞察力や専門知識、そして行動力を身につけ、活力や競争力のある地域経済の実現に貢献することを期待できる人
知識・理解

①社会にある多文化・異文化に関する知識を理解することができる。
②経済学、経営学の基本用語を使って、市場の仕組みや役割について説明できる。
③現代の経済や経営あるいは医療や福祉の課題について説明できる。
④社会の構成員として生活することに必要な社会的規範や組織運営に関する基礎知識を説明できる。

汎用的技能

⑤社会、経済の現象を数量的に把握したり、図式化したりして表現することができる。
⑥ICT(情報通信技術)を用いて、わが国や海外の社会、経済に関わる情報を収集・分析することができる。
⑦地域経済や地域医療・福祉にある課題を認識することができる。

態度・志向性

⑧自らを律して学習や研究ができる。
⑨他者と協調して活動できる。
⑩社会通念上のルールを認識して、自他相互の利益を模索できる。

総合的な学習経験と創造的思考力

⑪地域社会や職場などの現場に存在する問題の解決に向けて行動をすることができる。
⑫学習した知識や技能をもとに、進んで学習を深めることができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

経済学部は協働型福祉社会の実現を目指し、経済学・経営学とその他の関連する科目を学ぶことを通して、地域経済や医療・福祉の専門知識を研究し、合理的な思考と行動能力を身につけた人を輩出します。

そのために、(1)地域経済と(2)医療・福祉経営の2コースをカリキュラムに設置しています。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
初年次教育 経済学部で学修する課程全般の基礎を身につけます。文章読解・文章作成力を身につける科目、経済学や経営学に必要な数学、英語など学修を進める上で必要になる知識を修得する科目を配置しています。また、地域への関心を高める科目も配置しています。
基礎教育 学修すべき現代的な教養を学ぶ総合基礎科目から構成されています。特に、社会や経済、医療・福祉を分析把握するための技能(情報処理や問題発見、論理的な思考力と判断力)が身につくようにします。また、基礎演習においては、文献調査や研究・発表方法を修得し、討議や論述を重視した学修を行います。これらに加えフィールドワークを行う科目を通じて、地域の中で活動し、調査する力を身につけ、主体的に学修する能力を高めます。
専門教育

両コースにとって必要な科目を配置し、専門演習を学修の柱にします。コース共通科目は、これまでの統合的な学習経験を活かし、専門領域の卒業論文執筆を目的とします。さらに、社会に出ることを意識した科目を4年次に配置した卒業条件を設けます。

 1. 地域経済コース : 地域社会を活性化し、誰もが暮らしやすいまちづくりに貢献できる人材を育成するコースです。
 2. 医療・福祉経営コース :医療機関・社会福祉法人・NPO法人など、保健・医療・福祉に関わる各種組織のマネジメント能力を養うコースです。

キャリア教育 1年次から3年次まで、卒業後の進路を見据えて科目を配置します。低年次から現場で学ぶインターンシップを授業科目として取り入れています。キャリア教育科目では、就労意識を高めるだけではなく、他者との共感・協調をもとに活動する姿勢、地域社会における多様な構成員の存在を認識して行動できる志向性を身につけます。また、体系的なキャリア科目の配置によって、働くことへの関心から就職活動を通して仕事に就くための実践的な力を身につけるようにします。
資格 社会調査士、医業経営管理能力検定の受験資格が取得できます。さらに、「中学社会」「高校公民」「高校地歴」の社会科教員を養成します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

本学部では、以下のことに意欲を持って取り組む人材を受け入れます。

  1. ビジネスや医療・福祉について学び、それらの分野において新たなアイディアや企画を提起して挑戦すること
  2. 地域の活性化や福祉に貢献する社会参画プログラムに参加すること
  3. スポーツ・文化やボランティアなどの自主活動の場で活動すること
  4. ICT(情報通信技術)を含む、様々な手段を用いて情報を集め、分析することで問題を把握すること
  5. 見つけ出した問題に対して、論理的な思考により改善、解決策を提示すること
  6. 日本福祉大学スタンダードを実践すること

2. 入学前までに修得すべき能力

本学部では、入学前までに以下の力を身に付けている人を高く評価します。

  1. 高校までの基礎的な知識・技能を有している。
  2. 生徒会活動、スポーツ系クラブ(マネージャーを含む)・文化系クラブなどの部活動、あるいは、地域で取り組まれているさまざまな活動に参加することを通してチームワークをとって行動し、周囲の人々とコミュニケーションをとる力を身につけている。
  3. 全商簿記、日商簿記、英語検定、TOEIC、販売士、介護職員初任者研修などの社会で認知されている資格や技能を身につけるための学習を行い、資格試験に合格するなど成果をあげている。
  4. 学校生活を通じて"よき友人づくり"を心がけ、また、社会的弱者に対しても相手の気持ちを理解し行動できる。
  5. 日本福祉大学スタンダードを理解している。

3. 選抜方法

  1. 総合型選抜では、出願資格に応じた入試区分を設けるとともに、学力の3要素と日本福祉大学スタンダードを軸に、書類選考と面接等によって入学前に修得すべき能力を多面的に評価します。
  2. 学校推薦型選抜では、高等学校の推薦を受け、小論文試験や社会・経済に関連した講義受講後のレポート作成によって入学前に修得すべき能力と学ぶ姿勢を評価します。
  3. 一般選抜では、多様な教科選択方式によって、高校までに身につけた学力を評価します。