学長メッセージ
70年の歴史を踏まえ、新しい時代を切り拓き、
「ふくしの総合大学」として地域共生社会を牽引します。
日本福祉大学は、1953年に中部社会事業短期大学として創立し、今年で70年目を迎えます。1957年に4年制の日本福祉大学を設置し、日本で最初の社会福祉学部1学部からスタートしましたが、現在は8学部10学科6大学院研究科を擁する「ふくしの総合大学」へと大きく発展してきました。
70年前、学園創立者の鈴木修学先生は「この悩める時代の苦難に身をもってあたり、大慈悲心・大友愛心を身に負うて、社会の革新と進歩のために挺身する志の人をこの大学を中心として社会に輩出させたいのであります(一部抜粋)」と建学の精神で述べられています。
そこで私たちは「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」大切にして教育・研究を積み上げてきました。特定の誰かのためではなく、全ての人々のしあわせ(well-being)を探求してきたのです。
「ふくし」とは、「ふつうのくらしのしあわせ」を意図しています。ふくしとは、私たち一人ひとりの日常の営みを大切にして、誰もがしあわせになれるような社会をつくる。そのことを学問し、その「人財」となり、そしてこれからの社会を変えていくイノベーション(新機軸)を創出していくのが本学の使命です。
日本福祉大学には8学部・6大学院研究科があります。本学で学ぶ私たちは、自分のことだけではなく、どうしたら他者と共に生きていくことができるのかを問い、多様性を認めあい包摂できるコミュニティ、すなわち地域共生社会のあり方を模索していきます。それはまさに世界のSDGsをリードしていくことにつながります。
人々の命とくらしを支えたいという温かい心をもち、これからの時代を切り拓き、社会に貢献したいという志と情熱に溢れる皆さんが、本学に入学してこられることを大いに期待しています。
日本福祉大学 学長対談シリーズ「マスター」
原田正樹学長が各分野で活躍する教員や学生へインタビューし、本学の教育・研究や学生活動の「今」を発信していきます。
学長プロフィール
原田 正樹(はらだ まさき)
- 1965年生まれ、58才
- 長野県 諏訪市 出身
- 博士(社会福祉学)
- 専門は福祉教育論、地域福祉論
学歴
1989年 | 明治学院大学 社会学部 社会学科 卒業 |
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1994年 | 日本社会事業大学大学院 社会福祉学研究科 社会福祉専攻 修士課程修了 |
職歴
1989年~1994年 | 重度身体障害者療護施設、特別養護老人ホームに勤務 |
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1994年~2004年 | 横浜国際福祉専門学校、日本社会事業大学、東京国際大学に勤務 |
2004年 | 日本福祉大学 社会福祉学部 助教授 |
2013年 | 同 教授(現在に至る) |
2011年~2019年 | 日本福祉大学 学長補佐 |
2019年~2021年 | 日本福祉大学 副学長 |
2023年~ | 日本福祉大学 学長 |
主な所属学会
- 日本学術会議連携会員(2014年~現在に至る)
- 日本地域福祉学会 会長(2017年~2023年)
- 日本福祉教育・ボランティア学習学会 会長(2016年~2022年)
主な社会活動
- 内閣府 孤独・孤立対策に関する有識者会議構成員(2021年~現在に至る)
- 令和5年度 内閣官房「孤独・孤立対策におけるサポーター養成のカリキュラム作成等に係る調査等業務」検討会(2023年~現在に至る)
- 厚生労働省 地域共生社会実現本部「地域における住民主体の課題解決力強化・相談支援体制の在り方に関する検討会」座長(2016年~2017年)
- 法務省 社会貢献活動のあり方検討会副委員長(2017年~2019年)
- 全国社会福祉協議会ビジョン委員会(2019年~2020年)
- 「広がれボランティアの輪」連絡会議副会長(2017年~現在に至る)
- 中央共同募金会 企画・推進委員会副委員長(2021年~現在に至る)
- 日本赤十字社 これからの赤十字奉仕団等ボランティア検討委員会(2023年~現在に至る)
- 愛知県社会福祉審議会委員(2015年~現在に至る)
- 愛知県高齢者福祉保健医療計画策定検討委員会(2020年~現在に至る)
主な著書
- 『地域福祉の基盤づくり―推進主体の形成―』中央法規出版(単著)2014年
- 『地域福祉援助をつかむ』有斐閣(共編著)2012年
- 『伴走型支援―新しい支援と社会のカタチ―』有斐閣(共編著)2021年、など
学長メッセージ
(更新日:2023年11月22日)