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【全学教育センター】本学学生が「サマースクール2026 in TOKI」に参加しました

レポート
2026年09月18日

岐阜県と愛知県の大学に通う大学生が、地域課題の解決策を考える「サマースクール2026 in TOKI」が、9月1日~3日、岐阜県土岐市内で開催され、本学の社会福祉学部および教育・心理学部の学生(1~3年生)5名を含む県内外4大学の学生15人が参加しました。

成果発表会で市長賞の授与を受ける本学の大塚さんとグループメンバー

地域課題を学ぶフィールドワーク

岐阜県では、高校卒業後に大学へ進学する人の約8割が県外へ出ており、県外へ進学した人の県内就職率(Uターン率)は約3割にとどまるなど、若年人材の流出が地域課題となっています。このような背景を受けて、岐阜大学、中部大学、名古屋学院大学、日本福祉大学、中部学院大学が連携する「ぎふCOC +事業推進コンソーシアム」は、岐阜県内で地域課題を学ぶ合宿型の研修「サマースクール」を2016年から開催しています。

土岐市の概要や地域課題について説明を受ける学生たち

美濃焼と地域資源の魅力に触れる

初日は、土岐市政策推進課職員から土岐市の概要や観光課題について説明を受けました。1400年以上の歴史をもつ美濃焼の産地である土岐市では、「年間約700万人が近郊の大型商業施設を訪れる一方、市内観光への誘導が十分にできていない」という課題が示されました。学生たちは地域資源の魅力をどのように発信できるのかを考えながら午後からのフィールドワークに臨みました。学生たちは「美濃焼コース」と「観光・産業コース」に分かれ、土岐市の地域資源について学びました。

美濃焼コースでは、大東亜窯業やKOYO BASEの見学、美濃焼伝統産業会館での陶芸体験、織部の里公園での学習を通して、美濃焼の歴史や文化への理解を深めました。

観光・産業コースでは、土岐プレミアム・アウトレットや「もとてらす東美濃」を訪れ、観光動線や地域連携について学んだほか、駄知地区の窯元では職人の技を間近で見学しました。

職人の手仕事を見学し、地域産業を支える技術や思いに触れました

フィールドワークでは、窯元の方々から、独自性を追求した製品開発や販路開拓への挑戦について話を聞きました。また、高山城址では、住民ボランティアによる環境整備の取り組みに触れ、地域の魅力が人々の主体的な活動によって支えられていることを学びました。

国指定史跡「元屋敷陶器窯跡」が残る織部の里公園を見学

学びを提案へつなげるグループワーク

こうした学びをもとに、学生たちは大学や学部の異なる混成グループで土岐市のシティプロモーションについて検討し、2泊3日の短時間に若者向けのショート動画制作にも挑戦しました。最終日の成果報告会には、加藤淳司土岐市長をはじめ多くの市関係者が参加し、学生たちはターゲットを設定したシティプロモーション施策を発表しました。加藤市長からは、「どのグループも明確なターゲットを設定しており、甲乙つけがたい」との講評をいただきました。学部や大学の異なる学生同士によるグループワークでは、意見を交わしながら一つの提案へとまとめ上げていきました。地域の方々から学び、自ら考え、その成果を地域へ発信する経験は、学生たちにとってキャンパスだけでは得られない貴重な学びとなりました。

大学や学部の異なる学生同士が対話を重ねながら提案をまとめました

地域と大学をつなぐ「学びの環」

参加した学生の一人は、「土岐市に来るまで焼き物には全く関心がなかったが、職人の方から直接ものづくりへの思いを聞き、作陶の様子を間近で見ることで、美濃焼の魅力に触れることができた。」と話してくれました。地域を訪れ、地域の人々から学び、その学びを仲間と共有しながら地域の魅力を発信する方法を考える。土岐市での3日間は、学生・地域・大学がつながる「学びの環」を実感する機会となりました。全学教育センターでは、今後も地域を学びのフィールドとする多様な教育プログラムを通じて、地域と大学を結ぶ「学びの環」を広げていきます。

ぎふCOC+事業推進コンソーシアム

岐阜県内における若者の地元定着と地域産業の活性化を目指し、大学・自治体・産業界・金融機関が結成した産官学金の連携組織です。 2015年度、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」において、岐阜大学を主幹校とする構想「岐阜でステップ×岐阜にプラス 地域志向産業リーダーの協働育成」が採択されたことを受けて発足しました。先行して行われていた大学ごとのCOC事業(地域貢献事業)の実績を基盤に、複数大学と地域社会が協働するネットワークへ発展させたものです。国による助成期間終了後も、岐阜大学地域協学センターが中心となって県内の取り組みを推進しています。

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