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【健康科学部 リハビリテーション学科介護学専攻】ゲスト講師授業の紹介

レポート
2022年08月03日

健康科学部リハビリテーション学科介護学専攻では、ゲスト講師授業も多く取り入れています。今回は、2つの授業を紹介します。

6月10日(金)実施 「地域福祉論Ⅱ」ゲスト講師授業

NPO法人「えんとかく」理事長の脇本泰志さんに講義をしていただきました。「えんとかく」は、医療的ケアの必要な児の支援事業や発達相談支援事業などを行っています。

この授業では、住民参加の地域福祉の考え方や福祉活動の実践に必要なポイント、「えんとかく」の様々な活動について話をしていただきました。地域の課題を解決するには、だれとどのように取り組むかをよく考えること、そしてチームとして協働することで実現が可能になることを学びました。実際の活動として、地域住民に障がいを理解してもらうためのチラシの制作において、近隣の高校にイラストレーション部が存在するのを知り、協力を依頼したことで、すてきなチラシが完成したこと、そして高校生らも障がいの理解につながったことを紹介されました。また、障がい者の就労支援における賃金向上に向けた課題において、獣害で処分されたジビエを活用して皮製品を作成する事業を立ち上げ、地域の人や組織や行政と取り組んできたことなどを話され、地域福祉の課題と実践活動について深く学ぶことができました。

写真:講義をする脇本泰志氏
写真:講義の様子

6月29日(水)実施 社会福祉士分野別基礎講座「保健医療分野」ゲスト講師授業

社会福祉士分野別基礎講座は、3年次に行われるソーシャルワーク実習に向けた準備科目として2年次に開講されています。
介護学専攻のソーシャルワーク実習は、高齢者分野、障がい者分野、保健医療分野、地域福祉分野の4つの分野のいずれかで実習を行います。各分野の実習指導者の方をお招きし、施設の特徴や実習の進め方などについてお話しいただくことを通じて、ソーシャルワーク実習のイメージをつかんでいきます。

今回、ご紹介する保健医療分野の実習指導者の小山貴也さんは介護学専攻の卒業生(6期生)で、現在は相談援助のお仕事をされながら現場での実習生指導も担当いただいています。
授業では、在学生から小山さんへの質問も多く出され、ソーシャルワーク実習についてのお話しだけでなく、卒業後の進路について考える機会にもなりました。
小山さんから寄せられたメッセージをご紹介します。

写真:講義をする小山貴也さん
社会福祉士分野別基礎講座講師
(介護老人保健施設かりや・支援相談員、小山貴也さん)からのメッセージ

はじめはただただ、人に直接感謝される仕事に就きたい!と想い、介護学専攻に入学しました。在学中は、福祉の専門職として介護福祉士と社会福祉士の両方の資格取得を目指しました。介護福祉士、社会福祉士としての勉強を進めていく中で、「人に直接感謝される仕事に就きたい!」という漠然とした想いが「高齢者になってもその人らしく自由に生活できるように支援をしていきたい!」という具体的な想いになりました。大学で築き上げた価値観が、高齢者施設にて支援相談員という福祉職に従事している私の原動力になっています。

また、大学生活を通じて同じ志をもつ仲間と出会えたことも大きな財産です。介護学専攻を卒業して6年が過ぎますが、今でも大学時代の交友関係は広く、深くつながりがあります。もちろん、友人としての側面もありますが、同じ福祉業界に居る「仲間」として、福祉に関する専門的な知識を聞くこともあれば、困ったときの相談相手にもなり、とても頼りになります。また、福祉職としての価値観を共有できる仲間は社会人生活の中で非常に大切なものになっています。

是非、介護学専攻に入り、福祉職のプロへの道を歩んでみませんか?

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