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「第32回 日本福祉大学社会福祉セミナーinひょうご・KOBE」アーカイブ動画を公開しました

2021年01月15日

 2020年11月21日に神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催された第32回日本福祉大学社会福祉セミナーinひょうご・KOBE【ライブ配信】のアーカイブ動画が公開されましたのでご案内いたします。

以下、開催レポート。(11月30日トピックス掲載分)

 社会福祉セミナーは社会福祉にかかわる研究、研修、実践を推進することを狙いとして、大学と本学同窓会が共同で企画を検討し、大学後援会の支援も受けて1年に1回実施しています。32回目を迎えた今回は、コロナ禍での開催となった為、歴代の社会福祉セミナー初となる、日本福祉大学公式YouTubeチャンネルからのライブ配信による開催となりました。本学同窓生を中心に在学生や一般の方々を含め約400名の方にご視聴いただきました。

<開会宣言・学長メッセージ>

 川本実行委員長による熱意溢れる開会宣言がなされた後、一つ目のプログラムである「“ふくしの総合大学”としての社会的役割をあらためて考える」と題した【学長メッセージ】が児玉学長より伝えられました。メッセージの中では、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、大学として学生・教職員の命と健康を守ることを最優先としつつ、学びの継続を諦める学生を出さない為の対応について報告されることに加え、コロナ禍による“ふくしの総合大学”が果たす役割についてお話いただきました。その中で、非常時においても臨機応変かつ創造的に支えることができる人を養成し、様々な分野において人々の命や生活を支える人材を輩出し続けていることが本学の誇りであり、役割であるといったメッセージが伝えられました。

開会宣言をされる川本 修 実行委員長(写真左)と児玉 善郎 学長(写真右)

<基調講演>

 「アフターコロナ 新しい時代へ」と題して、湯浅誠先生にご講演いただきました。講演の中では、現在の日本における無縁社会と生きづらさについて、人口内訳が可視化できる図を用いて説明いただきました。そして、様々な問題の解決策として、湯浅先生が理事長を務める「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」における取り組みの中から事例を用いてご報告いただきました。親戚の集まりから地域の集まりなど、これまでの日本ではごく当たり前にあったものが徐々に少なってきている状況において、それに伴う課題を解決したいと感じている人にとっては、子どもや高齢者にかかわらず、いわゆる“器”に乗せて“形”にできるものが“こども食堂”であり、それが毎年増加しているのは、地域において課題を解決したいと感じている人がいるという証明であると述べられました。また、コロナ禍を含む非常時(災害時)における取り組みは、平時の取り組みの延長であり、平時の繫がりや取り組みを大切にしている地域こそ、災害に強い地域となり、その為には、一人ひとりが地域における主権者であるという認識を持つことが重要であると伝えられました。

基調講演をされる湯浅 誠 氏

<パネルディスカッション>

 「今こそ『TEAM福祉力』私たちの社会的役割をあらためて考える」と題して、コーディネーターに社会福祉学部教授の野尻先生、パネリストにホテルマネージメントジャパン代表取締役COOの荒木氏、市立芦谷病院地域連携室主幹・看護師長の岡野氏、神戸市社会福祉協議会福祉部長の本田氏より自己紹介およびそれぞれの立場(仕事)からコロナ禍における現状について報告いただきました。また、野尻先生によるコーディネートのもと、コミュニケーションスキルを培った大学生活でのエピソードについて3名の方からお話をいただきました。報告を聞いた野尻先生からは、「同世代や多世代の方とのかかわりから様々な人の考え方を知ることで、自分自身のアイデンティティを形成しながらも、共通してそれぞれが“大人になる瞬間”を経験し、学生時代における人と人の繫がりの中には“ごちゃまぜの良さ”があり、それらの経験が大人になった今に繋がっているのかもしれない。」とまとめられました。加えて、視聴者の方からの質問もいくつかいただき、新しい時代と言われている現在において、それぞれの業界から見直したいと思うことなどについてお答えいただきました。最後に、お互いのパネリストに向けたコメントが順番に伝えられたうえで、コーディネーターの野尻先生から、「コロナ禍において、全員が自分ごととして聞くことができたのではないでしょうか。私たち一人ひとりが地域において主役となり、チームとして働きかけることに、未来への可能性を感じることができました。」と述べられ、産業、医療、福祉分野の同窓生によるパネルディスカッションが締めくくられました。

パネルディスカッションの様子
(写真左より本田 幹雄 氏、岡野 万里子 氏、荒木 潤一 氏、野尻 紀恵 氏)

<特別講演>

 スポーツ科学部教授の三井先生から、「パラスポーツの魅力~『東京2020パラリンピック競技大会』&『神戸2022パラ陸上競技選手権大会』に向けて~」と題して、ご講演をいただきました。講演の中では、スポーツの価値や、障がいのある方にとってのスポ―ツの役割や意義などについて伝えられ、「やりたいこと」をする為に、自分が「できないこと」は何か、それはどうしたら「できる」ようになるかという発想の転換が、やる気や自主性に繫がり、「生きる力=自立」になるといったお話をいただきました。また、このプログラムの中では本学陸上競技部にて活躍する3名の学生(高橋 峻也さん、石垣 喜人さん、中村 美月さん)にもオンラインにて参加いただき、日本福祉大学に入学した理由や、本学で陸上競技をしている理由、今後の目標などについて語っていただきました。日本福祉大学の陸上競技部に入った理由として、「健常学生と障がい学生が切磋琢磨できる環境が魅力的であった」、「同じ障がいをもった当事者として子どもたちを指導していきたい」、「障がいを理解している指導者がいること」といったことが学生本人たちから伝えられました。

特別講演をされる三井 利仁 氏

入学理由を報告した3名の学生

高橋 峻也さん

石垣 喜人さん

中村 美月さん

 

 講演の最後には、セミナー実行委員であり、元日本福祉大学応援団であった高階事務局長による力強い発声とともに、来場された方々の「フレ・フレ、福祉!」の掛け声が合わさり、学生たちへの熱のこもったエールが送られました。セミナーの締めくくりとして、小山副実行委員長より閉会の挨拶が述べられ、初のオンライン開催となる「第32回社会福祉セミナーinひょうご・KOBE」は次回開催地となる福岡県での開催を予告し、幕を下ろしました。

在学生に向けて熱いメッセージを贈られる
高階 和洋 氏

閉会挨拶をされる小山 美代 副実行委員長