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留学生が有松でフィールドワークを行いました
2020年11月24日
東海キャンパス所属の1年生の留学生19人(ベトナム、ネパール、インドネシア出身)が11月20日に名古屋市緑区有松でフィールドワークを行いました。 留学生のサポート役として3年生のベトナム人・日本人学生も加わり、密を避けるためにグループに分かれて東海道の街並み散策と有松絞の体験を行い、有松の歴史と文化に触れました。
東海道の散策では、日本遺産の認定を受けた有松の歴史ある街並みを歩きながら、有松あないびとの会によるガイドに耳を傾けました。名古屋市指定有形文化財に指定され、江戸時代末期頃から絞問屋を営んだ岡家住宅や、山車会館で本物の山車やからくり人形を見学しました。
防火壁として日本家屋の屋根にとりつけられたうだつを見て、「うだつが上がらない」の語源を知りました。また、浮世絵に登場する風景が現存していることを知り、感銘を受けました。


絞体験では、代々染物工場を営む久野染工場にお世話になりました。
木の棒に輪ゴムや糸を使った蜘蛛絞り、割り箸と輪ゴムを使った菊花絞などの技法を教わり、Tシャツやハンカチなど思い思いの素材にデザインを思い描いて加工しました。染色は職人の手に任せ、伝統的な藍色の他、鮮やかな赤や緑色に染め上がりました。
染め上がった素材から糸や輪ゴムをほどくと、デザインの全貌が見えてきます。想像以上に素敵なデザインが表れたりし、留学生は自分の作品を互いに披露し合いました。


留学生にとっては初めて見聞きすることばかりで、日本の歴史・文化に対する関心と理解を深めるとともに、留学生同士、また留学生と日本人学生との絆を深める機会になりました。

※写真撮影のため、一部、一時的にマスクを外して撮影しています。