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日本福祉大学セミナーin長野(第27回社会福祉セミナー)を開催しました 

2015年12月04日

 日本福祉大学では毎年、「日本福祉大学セミナー」を全国各地で開催し、文化講演会、在学生の保護者や同窓生との懇談会などを実施しています。2015年11月28日(土)には、キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)で、日本福祉大学セミナーin長野が開催されました。本セミナーは、第27回社会福祉セミナーの位置づけで開催され、長野県地域同窓会が実行委員会を設置し、大学と連携・調整をしながら準備を進めてきました。「信州で奏でよう ふくしシンフォニー ~地域をつくり、ささえ、ともに歩む~」をテーマに基調講演、分科会を開催し、福祉・医療・教育関係者、一般市民、在学生や高校生など約550人が参加しました。
 冒頭、主催者を代表し日本福祉大学の山本秀人副学長、並びに日本福祉大学長野県地域同窓会の山本雄二会長より挨拶がされたあと、東京大学名誉教授・姜尚中氏が「現代と人間」をテーマに基調講演を行いました。

◆挨拶する日本福祉大学の山本秀人副学長

◆挨拶する長野県地域同窓会の山本雄二会長

 基調講演で姜氏は、「命の根をしっかりと張っていくようにすることが『ふくし』である」と語り、現代社会の抱える諸課題を複数挙げながら、私たちが考えていくべき方向性を示唆。また、地域社会は実に多様であり、各地域に立脚した様々な人たちの努力や取り組みが、国政レベルに反映されていないことを問題視しました。

 諸課題では家族のあり方のほか、社会化から自由化・個別化の流れに進んできている現在、共生の作法が問われていること、新しい形や仕組みによる社会化の必要性を述べました。さらに、市民による活動を活性化することが重要であり、また、本セミナーがその機能を果たしていくことの意義を語り、のちの分科会議論につながる視点を示唆しました。

◆基調講演する姜尚中氏

◆基調講演会場の様子

 基調講演終了後、「地域福祉」「子ども」「相談支援」「高校生の活動」の4分野に分かれて、以下の通り、分科会が行われました。各分野で活躍している本学の同窓生をはじめ、地元の福祉・医療・教育関係者、そして高校生が、日頃の実践や地域の実情を踏まえながら発表しました。

分科会内容

【第1分科会】
「すべての人が暮らしやすいまちづくりとは?」
 ~地域のロマンを再発見 信州で見た ステキな街~

助言者 石川 満(日本福祉大学社会福祉学部教授)
座長 勝又 小百合氏
(社会福祉法人りんどう信濃会 喬木悠生寮 相談支援専門員)
発表者 岡庭 一雄氏(阿智村前村長)
北原 俊憲氏
(茅野市社会福祉協議会 地域生活支援係長)
患者会より
(若年脳卒中患者会 すずらん会 会長)
田中 ひとみ氏
(上伊那医療生活協同組合 生協ケアセンターいいじま ソーシャルワーカー)

◆分科会の様子(第1分科会)

【第2分科会】
「子どもが輝ける世の中を」
~子ども支援の現場からの報告~

助言者 堀場 純矢(日本福祉大学社会福祉学部准教授)
座長 新保 賀朗氏
(安曇野市役所介護保険課 安曇野市東部地域包括支援センター)*赤坂氏から変更
発表者 弓田 香織氏
(長野県教育委員会南信教育事務所、岡谷教育委員会 スクールソーシャルワーカー)
土屋 ゆかり氏
(長野市社会福祉協議会 長野市生活就労支援センター“まいさぽ長野市”所長)
小堀 福子氏
(信州大学医学部附属病院 医療ソーシャルワーカー)

◆分科会の様子(第2分科会)

【第3分科会】
「地域を支える相談支援」
~各職種における役割と可能性~

助言者 大谷 京子(日本福祉大学社会福祉学部准教授)
座長 東條 知子氏
(松本圏域障害者総合相談支援センターボイス所長)
発表者 河原 淳史氏
(NPO法人あづみ野事務局長・相談支援専門員)
堀内 寛之氏
(社会医療法人財団慈泉会相澤病院 医療相談室課長・医療ソーシャルワーカー)
玉井 英男氏
(NPO法人社会生活サポートチーム風を詠む 理事長・介護支援専門員)

◆分科会の様子(第3分科会)

特別分科会(高校生分科会)
「未来をつくる高校生の地域活動のいま!」

助言者 石城 正志氏(諏訪清陵高等学校・附属中学校長)
座長 原田 正樹(日本福祉大学社会福祉学部教授)
発表校 上田千曲高等学校生活福祉科 障がい者福祉への理解を深める取り組み
上田染谷丘高等学校家庭科 「家庭科実践」授業より
エクセラン高等学校 環境科学コース
茅野高等学校生徒会3.11東北支援の取り組み
大町北高等学校生徒会 アジア・アフリカ難民支援運動

◆分科会の様子(特別分科会)

 分科会終了後は全体会が行われ、助言者及び座長である本学教員から、各分科会の報告、議論の方向性や全体の感想を含めた講評がされました。

◆全体会の様子

 4つの分科会のうち、特別分科会では高校生によるポスターセッション形式による発表が行われました。約30年にわたる社会福祉セミナーの歴史の中でも、高校生の分科会は今回が初めてです。「未来をつくる高校生の地域活動のいま!」をテーマに、長野県内全5校の高校生らによる力のこもった発表の数々は、多くの来場者の心に響きました。

 座長の原田正樹教授からは、助言者である諏訪清陵高等学校・附属中学校の石城正志校長による「基調講演での『根を張る』との話から、地域にしっかり根を張っている高校生の姿がとてもよく伝わった」との講評が紹介され、高校生が仲間と共に地域の研究課題に取り組む、まさに命の根を張る姿に私たち大人が勇気をもらい、大変清々しい気持ちにさせられたとの報告がありました。

 最後に、小島健一セミナー実行委員長より、長野県内で根を張った活動報告に励まされたこと、これらの活動を次世代にいかにバトンタッチしていくかが大きな課題であることが述べられました。本セミナーのテーマである「ふくしシンフォニー」が信州から奏でられ、また、本セミナーの成果が地元同窓会のみならず、ふくしをめざす若者の減少に歯止めがかかり、広く日本のこれからのふくしの発展につながることを願うと結び、閉会となりました。

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