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地域研究プロジェクト「フードプロジェクト」オリジナルパンを開発、販売しました
2013年11月21日
日本福祉大学では、地域貢献をテーマに「あんしん」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして、経済学部と社会福祉学部の学生を対象に、正課科目『地域研究プロジェクト』を開講しています。この科目は課題解決型学習手法のPBL(※1)を導入したもので、現在、科目内で8つのプロジェクトを展開しています。その1つで、「観光農園の研究と農作物の生産、加工、販売」をテーマとするフードプロジェクトでは、皆福米と称した米や野菜づくりを通じて、生産から商品化、流通まで体験的に学んでいます。
このたび、フードプロジェクトでは美浜キャンパス正門横にある「エコファーム」で育てたサツマイモを用いて、オリジナルパンの制作を昨年に引き続き企画しました。日本福祉大学生協による指導のもと学生が中心となり開発し、11月20日(水)に美浜キャンパス12号館生協前で販売されました。

◆焼いたばかりの商品が販売されました(写真右上・左上)
用意されたパンは、紫芋をカスタードとパイ生地で包んだものと、もちもちの生地に芋餡とカスタードを入れて包んだものの2種類、合計130個が店頭に並びました。販売時間が昼食時間帯ということもあり、売り場の前には大勢の学生たちが集まるほどの盛況ぶりでした。プロジェクトのメンバー12人による呼びこみにも力が入り、1時間ほどで完売となりました。
企画に参加した社会福祉学部2年の岸本実穂子さんは、「自らが育て開発した商品を販売できて楽しかった。活動を通じてプロジェクトの内容をもっと知ってもらいたい」と語りました。

フードプロジェクトでは、アップルパイの販売を12月4日(水)12時頃より予定しております。また、収穫した「皆福米」の活用について商品化に向けて検討を進めています。
※1:PBL(Project-Based Learning)とは、実践的な教育手法の一つで、「プロジェクト型学習」や「問題解決型授業」と言われています。この手法の特徴は、教員の役割は何かを教えることではなく、学生の学習を支援することです。また、自治体をはじめとする地域関係者と組織的に課題に取り組むことにより、問題設定・解決力、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、創造性など、社会人基礎力に位置付けられる能力を養います。