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地域研究プロジェクト「認知症買い物支援プロジェクト」
第2回認知症アプリを試行しました

2013年9月10日

  日本福祉大学では、地域貢献をテーマに「あんしん」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして、正課科目「地域研究プロジェクト」を開講しています。本科目は現在、科目内で8つのプロジェクトを展開しています。

 認知症買い物支援プロジェクトでは、認知症の理解を深める目的で、認知症学習アプリを「認知症の人と家族の会(愛知県支部)」と連携して開発。本学学生を対象にした学内試行会(7月8日に実施)に続き、9月8日(日)にアピタ鳴海店にて、来店者の方々に施行会を実施しました。

 当日のイベントは、NPO法人HEART TO HEARTが事業を展開し、ユニー株式会社環境社会貢献部が協力する「認知症買い物セーフネット(買い物を通して認知症の人を地域で見守る支援)」と連携して実施しました。学生たちは朝8時に店舗に集まり、会場の設営から参加し、開店ともに認知症学習アプリの試行会をスタート。参加した6人の学生は、試行会の運営だけでなく、子どもたちを対象とした風呂敷ステンシルや買い物ゲームなどでも中心的な役割を果たしました。開始当初は緊張もあって、呼びかける声にも遠慮を感じさせました。しかし、時間とともに来場客が増えてくると、大きな声でアプリを紹介する姿やお客様に積極的に関わる姿が見られるようになりました。

◆NPO担当者による認知症を題材にした紙芝居。
この日は紙芝居を5回上演し、多くの方が参加しました(写真右)

◆風呂敷ステンシル(風呂敷にスタンプを押しました)や
タコヤキ名人ゲームは子どもたちに大好評でした

◆認知症学習アプリ試行会の様子。当日は約50人が利用しました。

 実際にアプリを試行した方からは、「認知症という言葉は知っているが、具体的に説明することができなかった。子どもにも教えていく立場でもあるので、とても役にたった」「漢字にふりがなを振ってくれるともっとわかりやすい」など貴重なコメントを多数頂けたとのことです。
 また、試行会に参加した中野雄貴さん(社会福祉学部3年)は、「学内で実施してきた時とは異なり、利用者の年代が幅広く、説明することが難しかった。とても緊張したが、呼びかけに立ち止まり、試行してくれてうれしかった。認知症について関心のある方への周知をすすめたい」と語りました。

 認知症買物支援プロジェクトは、アプリでの質問内容を高めて今年度内での完成を目指す予定です。一般利用者を対象とした試行会も実施する予定です。

関連リンク

認知症学習アプリの試行版は、以下より体験することができます。

  • パソコン版
  • スマートフォン版