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「春の安全の日2013」の取り組みを行いました
2013年5月30日
日本福祉大学では、1985年の犀川スキーバス事故を教訓に、安心で安全な大学生活を送るために、身の回りの危険や安全に対する意識を高め、再確認することを狙いとして、毎年5月・10月の第3木曜日を安全の日と定めています。春の取り組みを5月23日(木)に美浜キャンパスで行いました。当日は新入生に加えて、奥田地区の区長さんや学生の下宿大家(家主組合)さん、教職員など合わせて130名を超える参加者が集まりました。

◆各グループのリーダーから、まち歩きで見る防災・防犯のポイントを説明してからフィールドワークに出発。
気付いた点をグループごとで話し合いました。
参加者は奥田地区の北・中・南3エリアの3グループに分かれて、防災・防犯それぞれの視点でエリアを歩きながら、注意するべき場所や一時的に避難できる場所など、実際に役立つポイントをチェックしました。大学に戻ってからは、グループごとチェックした場所や内容を意見交換し、地図に書き込んでいきました。今回初めて参加した酒井芳武さん(社会福祉学部2年)は「防犯や防災には興味があったがこれまできっかけがなかった。日常的に通る場所でも意識することで多くの発見があり、地域をより深く知ることができた」と話しました。

◆炊き出し訓練での様子。包装食袋を用いてお米を炊きました。
また、この日は災害ボランティアセンター長の野尻紀恵准教授が担当する1年生ゼミ生を中心としたメンバーによる炊き出し訓練を実施。豚汁と包装食袋を使った炊き出し(ハイゼックス)、沖縄料理の「にんじんしりしり」をプログラム参加者に振る舞いました。
このほか、学生部より地域安全パトロールカー(青パト)や日本福祉大学・安心安全ネット、美浜町安心安全メールサービスの説明がありました。
安心できるまちづくりの実現には、防犯と防災の双方の視点を持ち、地域と連携して取り組むことが欠かせません。本日の取り組みを通じて、学生は何気なく通う道にも多くの情報があることを理解したことでしょう。今回の経験を友人に広く伝えてもらうことで、学びが深く浸透することを願っています。