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経済学部・社会福祉学部「地域研究プロジェクト」フードPJで田植えを行いました

2013年5月15日

 日本福祉大学では、地域貢献をテーマに「あんしん」「にぎわい」「つたえる」の3つの要素をコンセプトとして、経済学部と社会福祉学部の学生を対象に、正課科目『地域研究プロジェクト』を開講しています。この科目は課題解決型学習手法のPBL(※1)を導入したもので、現在、科目内で8つのプロジェクトを展開しています。その1つで、「観光農園の研究と農作物の生産、加工、販売」をテーマとするフードPJでは、「皆福米(かいふくまい)」と称した米づくりを行っており、5月11日(土)に田植えを行いました。

◆地元農家の久綱さんよりレクチャーを受けて、元気に田植え作業は進められました。

 当日はあいにくの雨模様でしたが、地域農家の久綱さんが提供する約10アールの水田に手植えで行いました。今回、初めて田植えを経験する学生も多く見られましたが、慣れない姿勢に腰を擦りながら作業を進める姿が印象的でした。

◆約1時間30分ほどで約10アールの水田に苗が植えられました。

 昨年に引き続いて田植えを経験した坂本拓人さん(経済学部3年・出雲西高校出身)は、「このプロジェクトはただ、生産するだけでなく、販売に向けてチラシを作ったり、交渉したりと学びの範囲が多岐に渡っています。成績という結果以上のものを得られたので、引き続き参加しました。」と話しました。

◆地元ケーブルテレビより取材を受ける加茂准教授(写真左)
昨年は皆福米を使ってきのこご飯を作り、生協で販売されました(写真右)

 「今後は観光農園などを見学して、その取り組みや観光客が求める生産物を学び、収穫後の取り組みを検討していきたいと考えています」とフードPJを担当する加茂浩靖経済学部准教授は語りました。

※1:PBL(Project-Based Learning)とは、実践的な教育手法の一つで、「プロジェクト型学習」や「問題解決型授業」と言われています。この手法の特徴は、教員の役割は何かを教えることではなく、学生の学習を支援することです。また、自治体をはじめとする地域関係者と組織的に課題に取り組むことにより、問題設定・解決力、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、創造性など、社会人基礎力に位置付けられる能力を養います。

地域研究プロジェクトは以下を展開しています。

  1. フードプロジェクト(農作物の生産から商品化、流通まで体験的に学ぶ)
  2. 公共プロジェクト(認知症の人と家族が暮らし易い社会を考える)
  3. 災害ボランティアコーディネータープロジェクト(地域を基盤に災害対策や地域活性化について考える)
  4. 健康プロジェクト(運動による地域交流や障害者スポーツの普及を行う) 
  5. みはまプロジェクト(町の活性化を図る観光事業の企画運営を行う)
  6. はんだプロジェクト(半田市の観光ガイドやまちづくり調査に取り組む)
  7. 地域ケアプロジェクト(地域を変える、動かせる人材の育成)
  8. コミュニティプロジェクト(災害時に有効な地域別防災計画案と避難計画案の作成、防災・避難訓練の実施)

各プロジェクトの取り組みの模様は、経済学部WEBサイト、またはFacebookページより確認してください。