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楽しく、美味しく、環境を学ぶ ―第4回たけのこ祭が開催されました

2013年4月25日

 美浜町竹林整備事業化協議会(通称「モリビトの会」)が主催する「第4回たけのこ祭」が4月20日(土)、日本福祉大学美浜キャンパス正門横のエコファームと竹林で開催されました。同協議会は、景観と生態系の両面で問題となっている竹林の里山侵食を適正に管理することと同時に、切り出した竹を竹炭化(ポーラス炭)した土壌改良剤を開発・販売することで整備の事業化をめざしています。また、タケノコを地元で収穫される野菜などと一緒に味わうことを通して、里山を中心とした地域文化の魅力を発信しています。

モリビトの会理事長 
丸山優 日本福祉大学経済学部教授

◆事務局担当。たけのこクラブ(?)部長・次長 川口彩さん(社会福祉学部2年)、黒野佑香さん(社会福祉学部2年)

◆整備している竹林。美浜キャンパス正門横

◆タケノコ掘りと竹林整備作業(竹チップづくり)の体験

◆半田農業高校農園芸科の北川義信先生と生徒3人による研究発表。
地下茎が広がらない″緑竹”を、″孟宗竹”の代わりに植えていく実験です。

◆美浜町内の地域住民、本学の学生、教職員など約100人が集いました。

◆焼きタケノコやピザなどのご馳走。ポーラス炭によって改良された畑で栽培した野菜も使われています。

◆付属高校自然科学部の生徒による、タケノコ入りカレーづくり

 モリビトの会では、毎月第1日曜日と第3土曜日を活動日と定め、美浜町内の竹林整備を行っています。春の「たけのこ祭」と秋の「収穫祭」を活動PRや地域交流の場として位置づけ、竹林整備の取り組みが美浜町の内外で進むことをめざしています。

当日の様子

当日の様子が動画でご覧いただけます。

平成25年度あいち森と緑づくり事業(里山林再生整備)の実施

 愛知県林務課と美浜町竹林整備事業化協議会との連携がきっかけとなり、2013年度に愛知県が事業主体となる里山林再生整備事業の一環として、本学美浜キャンパス周辺の約6ヘクタールの整備を実施することになりました。
 整備の主なポイントは、侵入竹の駆除(適正な管理を行う)、枯死化した松などの除去を行うほか、ドングリなどの広葉樹は適度な日差しを保つ密度に伐採します。山林内には管理道も整備し、特に美浜町奥田地区の市街地側には、大規模震災時に高台への避難経路も兼ねるように設計・施工(経路や標高を示した案内看板の設置など)します。伐採した樹木はチップ化、丸太材利用を行い、管理道の路面や土留めなどに使用します。今年の5月から7月にかけて調査・測量を行い、8月から2014年2月頃にかけて施工を進める予定です。
 本学では、このような整備を実施したうえで、本学の学生・生徒らによる樹木の名札づけを行ない、近隣の園児・児童らがドングリ拾いなどの自然遊びに触れる機会を提供することを検討しています。

◆一部先行して実施している里山林再生整備の様子