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スポーツ科学部の学生が『神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会』の競技役員として参加してきました!!

レポート
2024年05月29日

2024年5月22日から25日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場において開催された『神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会』の競技役員として、競技の運営・サポートに本学スポーツ科学部の学生が参加してきました。

この事業は、神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会組織委員会からの派遣依頼にもとづき、本学スポーツ科学部、及びスポーツ・文化政策推進委員会で、本学の70周年事業の一環として対応することとし、参加することとなりました。

実際には、競技大会が始まる前の19日から25日までの間に8名の学生を派遣、21日から25日までの間に10名を派遣し、総勢18名が運営に携わってきました。
その間の活動報告を、派遣されたスポーツ科学部2年生岡元乃亜さん(硬式野球部)が毎日、記録として作成してくれました(写真含む)。
その内容を以下のとおり、ご報告いたします。
最終日の感想にもあるとおり、参加した学生は沢山の良い経験を、体験してくれた様子です。

5月19日(日):1日目 ※先発した学生の感想です。

本日、出発の様子です。

本日は、競技場内を見て回り、どこになにがあるか覚えながら歩いた。
投擲台の固定方法を学び、練習した。
4人で行い息を合わせないといけないため難しかった。

5月20日(月):2日目 ※先発した学生の感想です。

本日は、円盤投げ、砲丸、やり投げでは、一人一人に役割が与えられ、パソコンを使って作業する人、手書きで記録を書く人、運搬のそれぞれ主に3つの仕事に分かれて作業を行った。
選手が捌けたら直ぐに投てき台の固定を素早い時間で準備をした。
投てき台の固定が素早ければ競技時間の進行にも影響すると感じた。
また、パソコンを使って作業する人と記録係では英語ばかりが飛び交っており、戸惑った。

5月21日(火):3日目

本日出発の様子です。

本日は、跳躍を担当し初めてのことばかりで何も分からなかったが練習でしっかりと教えてもらい本番では成功することが出来た。
また外国人に対して英語やフランス語が飛び交う中ジェスチャーや自分の知っている単語を使って会話をすることが出来た。

5月22日(水):4日目

本日は、投てきのグループに配置され1番に英語の重要さに改めて気付くことが出来た。
円盤投げではタイマー、記録、運搬をそれぞれの人が行い記録は公式のものなので間違えないように集中して取り組むことそして運搬では体力が必要だということも分かった。
砲丸投げでは世界記録保持者のアメリカ人を目の前で見て片方の腕を切断してしまっていたり、麻痺等で自由に動かせない人でも重たい鉄ボールを投げていてやはりすごいと感じることができた。

5月23日(木):5日目

本日は、昨日に引き続き投てきのグループに配置された。
昨日に比べて1人1人が各ポジションで行う仕事の内容を覚えスラスラと出来た。
また、英語に関しても単語を聞き取って自分の知っている単語を言うということを行う事が出来た。
それぞれの仕事で特に記録、パソコンは大変だと感じた。

3回投げその後に決勝に進める8名を決め距離が短い人から順番に投げて行くが記録用紙での書き間違え等もあった。
しかし、周りの方々の優しいご協力により何とか全員で成功をする事が出来た。
視覚障害や脳原性麻痺と様々な種類がある中で覚えることが日に日に増えていくが残り2日間をしっかりとやって全員で乗り越えたい。

5月24日(金):6日目

本日は、跳躍と投てきに分かれて行った。
跳躍では選手誘導等を行い視覚障害の方だった為アシスタントコーチの方に英語で説明をする事ができた。
最初に比べると英語も聞き取れるようになり自分で知っている英単語を繋げて返すことが出来た。

5月25日(土):最終日

最終日で今までよりもスムーズに作業をする事ができた。
海外の方とも少しずつ英語で会話をすることができ様々な面で成長をする事ができいい経験をする事ができた。

今回、神戸世界パラ陸上のボランティアに参加することが出来て自分自身今まで障害者スポーツに詳しくはありませんでしたが今回をきっかけに興味を持つことができた。
また、なにか障害者スポーツのボランティア等があったら積極的に参加をしたいと思った。

※三井先生から提供
※日本パラ陸連から提供