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【スポーツ科学部】カンボジア教育支援ボランティア報告

レポート
2024年03月25日
 全国の大学で組織された、カンボジア教育支援ボランティア(SPLEA国際教育協力ボランティア)に6名のスポーツ科学部生と、スポーツ科学部教員の伊藤嘉人准教授が参加しました。 

 カンボジアは、後発開発途上国と呼ばれ、途上国の中でも経済的な格差があるだけではなく、教育水準の低さゆえに貧困のサイクルから抜け出せない人々も多くいます。このことから、本活動は、「すべての子どもたちに行き届いた教育を」をモットーに、教育こそがこの貧困のサイクルを断ち切る確実な方法ではないかと考え活動を展開しています。


 具体的には、日本の方々から寄付していただいた学用品などを現地の学校や児童養護施設の子どもたちに物的な支援をするだけではなく、現地の先生方へ体育・音楽・図工・科学等の授業方法を提案や、子どもたちにスポーツの楽しさや仲間と活動する喜びを実感してもらえるような運動会・スポーツフェスティバルを実践しています。またこのような企画を通して、学校教育への興味関心が高まるように地域の人々と交流も行なっています。


 本年度の活動は、カンボジアの中でも海外の支援が十分に行き届いていない北部の農村地域を中心に活動を展開しました。写真は、小学校、中学校における教育支援活動の様子です。スポーツ科学部の学生たちは、体育の授業やスポーツフェスティバルの企画・運営を中心に担当しました。渡航前に全国の学生たちと企画や指導案の検討を重ね、現地での実践に臨みました。

 学生たちは、現地が想像以上に教育的な環境が整っていないこと、子どもたちの発達が日本の子どもたちと異なることなど、途上国における学校教育や子どもたちの現実を目の当たりにしました。毎日の支援活動は、試行錯誤の連続であり、カンボジアにおける教育支援活動の意義について深く考える経験を得ることができました。