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【スポーツ科学部】スポーツフィールドワークⅠ(学校編)の活動紹介

レポート
2023年12月06日

スポーツフィールドワークⅠの授業は、必須科目として、スポーツに関する実際の社会(フィールド)で、どのようにスポーツが行われ、どのようにスポーツを指導すればいいのかを実践を通して、全員が学んでいきます。

「学校コース」では、日本福祉大学付属高等学校の陸上部、野球部、サッカー部、バスケットボール部、水泳部、硬式テニス部の部員への運動・トレーニング指導を学生(2年生)が行います。
この授業において、①対象者の理解、②適切な指導法、③ホスピタリティについて理解していきます。特に学校コースでは、学校の部活動の参観・指導することで、部活動が成り立つ仕組みや教師の役割について理解し、幅広くスポーツ指導のできる指導者になるための学びをしていきます。
今回は、各ゼミでの指導の様子について、ご紹介致します。

付属高校陸上部へのトレーニング関連指導:髙尾ゼミ

大学SALTOのトレーニングルームを利用して、それぞれの陸上種目で必要な筋肉を中心にトレーニングを行いました。

付属高校野球部へのトレーニング関連指導:洞井ゼミ

①効果的なストレッチ ②楽しくトレーニング ③けが防止トレーニング ④メンタルトレーニングの四つのグループに分かれて、硬式野球部との初めての触れ合いを楽しむことができました。

付属高校サッカー部へのトレーニング指導:曽我部ゼミ

ラダートレーニングや体幹トレーニングを実施し、学生もうまくいかないながらも指導実践から学ぶことが多い実習となりました。

付属高校男子バスケットボール部への指導:中尾ゼミ

指導実践の中で、学生たちが掲げていた大きなテーマはコミュニケーションを取るという事でした。学生と高校生がバディを組んで実施するメニューを多く取り入れたり、ハードワークが必要なメニューでは大学生が積極的に声をかけたりして、高校生を鼓舞することを心掛けました。毎時の振り返りもコミュニケーションを意識して、フレームワーク(good,bad,understand,next)を利用しながら、直接対話する時間を作りました。

付属高校水泳部へのトレーニング指導:坂口ゼミ

大学生がトレーニングプログラムを考え、高校生たちに指導します。高校生の体力に応じて強度設定なども考えながら、楽しく実施することができました。このように2年生から指導経験をすることで実践力を身につけていきます。

付属高校硬式テニス部へのトレーニング指導:伊藤ゼミ

実習初日は、アイスブレイクを行いテニス部員との交流を深めました。そして、テニスの動きにつながるリズム、瞬発力、判断力を高めるトレーニング、筋力を高めるウエイトトレーニングを事前に学習し実践しました。また、毎回の実習ではテニス部員にアンケートをとり、実施した自分たちの実習を振り返り、対象者(硬式テニス部員)のニーズにあったトレーニングを再考しました。

高校生からは、「楽しくきついトレーニングであった」「本格的なトレーニング機器を使ったことがなかったので新鮮で楽しかった」「すごく良い経験ができた」と様々な感想がありました。

実習した学生たちは、今回の実習を以下のように振りかえっています。

  • 教えること、伝えることの難しさを知ると同時に、教えることの楽しさを実感した。
  • 高校生がどのようなトレーニングを求めているのか、どのような流れで指導をするのか準備をすることが大切である。
  • 高校生だけでなく、対象者に合った指導を自分なりに考えていきたい。

2年生は、対象者への運動指導についての考え方や指導法、指導案を検討して実施し、PDCAサイクルで改善を繰り返し、指導力をつけています。来年度は、3年生での専門的な学びにこの経験を活かしてもらいたと思っています。