4年間の学びの流れ

1~4年次

多職種連携能力を養う"ふくしの総合大学"ならではの学び。

看護学部のテーマ「『地域包括ケア』における保健・医療・福祉のチームアプローチ」に基づいて、下記の科目を終了すると、「多職種連携教育プログラム」の修了認定がされ、修了証が授与されます。

1年次前期はふくしとフィールドワークを学び、後期からヒューマンケアのための多職種連携が始まります。2年次後期からは多職種連携論と多職種連携実践論を学びます。 3年次後期からは各看護実習、ふくしフィールドワーク実践が始まります。4年次からは看護統合実習が始まり、後期からチーム医療連携演習が始まります。

卒業研究

卒業研究の授業風景写真です
3年次後期から4年次前期にかけて、学生自身の興味や関心をもとに決定された「研究テーマ」に関する論文作成の一連のプロセスを学習します。その中で、文献検索から文献検討、研究疑問から研究テーマへの絞り込み、研究計画の作成、データの収集と分析、考察について、担当教員とともにじっくり学び、論文提出ののち、卒業研究発表会に臨みます。

卒業研究のテーマの一例(2021年度)

  • 基礎看護学『災害時における医療・福祉の組織・職種の課題に関する文献検討』
  • 成人看護学『救急領域におけるエンゼルケアの現状と課題』
  • 老年看護学『認知症高齢者に対する回想法に関する文献検討』
  • 母性看護学『双子の父親の子育てに関する文献研究』
  • 精神看護学『Instagramにおける若者の承認欲求について』
  • 小児看護学『COVID-19蔓延後の家での子どものあそび』
  • 地域看護学『乳幼児健康診査(1歳6か月児健康診査)における子どもの発達障害を疑う母親への保健師の支援』

【4年次】ピックアップ講義

看護統合実習

4年次前期の最後に履修する「看護統合実習」では、それまでに学んだ看護の専門知識・技術および専門職業人としての態度を統合させ、より難易性の高い対象者に対しての質の高い確実な看護実践を学びます。各看護学領域それぞれの特色ある実習目標が設定され、それを達成するためのさまざまな実習施設での実習や他職種との連携の実際を体験できます。選択領域については、学生の希望を加味して決定し、それぞれ履修します。

チーム医療連携演習

少子高齢社会を背景にニーズが高まる地域包括ケアシステム。地域社会において、医療・保健・福祉の各専門職が協働して対応することが求められており、看護職はその中核を担う役割を期待されています。 回復期の患者さんを対象とした病院で、入院から退院までの一連のプロセスにおける多職種連携チームアプローチの実践を見学します。さらに、学生同士で具体的な事例を検討することにより、チーム医療における看護職の役割について理解を深め、看護専門職として協働性を発揮できる人材を育成します。