工学部 お知らせ
学園創立70周年・半田キャンパス30周年記念事業【情報社会科学部・健康科学部福祉工学科合同企画】 ホームカミングデーin半田開催報告
- 日時 :11月2日(日)15時~17時
- 開催場所:日本福祉大学半田キャンパス 教育研究棟2階デザインコモンズ・プロジェクトラウンジ
テーマ:情報社会科学部から工学部へ
(情報社会科学部・健康科学部福祉工学科企画)
プログラム
第1部
記念講演「知多半島から学んだ風景デザイン」
講師:佐々木 葉 早稲田大学創造理工学部社会環境工学科 教授
第2部
ミニレクチャー①「実践知としての社会心理学」
講師:唐沢かおり 東京大学大学院 人文社会系研究科 教授
ミニレクチャー②「アート(工芸)と福祉」
講師:池田 晶一 金沢美術工芸大学 工芸科 教授
ミニレクチャー③「快適老年学と福祉の工学」
講師:山羽 和夫 先生
第3部
恩師を囲んだ茶話会
冒頭に福田秀志工学部長より半田キャンパス開設30周年記念の挨拶がなされ、その後、記念講演会、ミニレクチャーに移りました。今回の企画にご登壇いただきました講師の方々は、以前は半田キャンパスで教壇に立ち、多くの卒業生のみなさんに対し熱心にご指導をいただきました先生方です。
佐々木先生からは、当時の情報社会科学部について学生や半田キャンパスの行事等に多く触れていただきながら『建物』や『街並み』等を中心に、8年間における調査•研究活動紹介、また早稲田大学へ移籍された後の調査•研究活動、土木学会における活動についても、多くの写真やスライドを用いて、佐々木先生の研究内容についてご紹介をいただきました。
唐沢先生からは自己紹介を兼ね、情報社会科学部での4年間で思い出に触れ、当時を懐かしむお話をいただきました。また多くの『異分野との共創による実践活動』のご紹介と社会心理学の研究事例と実践知についてお話いただきました。唐沢先生から『well-beingについてはどこでも取り上げられているが、日本福祉大学におけるwell-beingについて大変期待している』とお話いただきました。
池田先生からは15年における日本福祉大学での研究活動や障がいを持った方と器を作成され茶会を開くなど、広く福祉に関わった活動を多くの写真を見せていただきながら、お話いただきました。池田先生と学生が一緒に障がいをお持ちの方と接してきた中で、芸術を通じて福祉を学んだ事例をいくつかご紹介いただきました。
山羽先生からは、冒頭にご登壇いただきました先生方との当時の多くの思い出に懐かしむお話をいただき、現職の情報工学専修の矢野先生のことについて『情報工学専修において山羽先生が『ロボット工学』として食事支援、介助ロボット等の研究された内容のスライドと共にいくつか事例のご紹介いただきました。
講演の最後に現職の先生方として鈴木隆宏先生、大場和久先生、渡辺崇史先生、村井裕樹先生、毛利志保先生、矢野秀樹先生より、参加者の卒業生の方々に対してあいさつを兼ね、近況報告がなされました。
参加者のみなさんは先生方のお話一つ一つにとても興味津々で画面から目を離さず、先生のお話を聞き逃さないようにされている姿勢は、まるで学生の頃に戻った時のように真剣な眼差しで熱心にメモを取りながら受講されている方もいらっしゃいました。
卒業生は半田キャンパス開設当初の1995年の情報社会科学部1期生の卒業生、福祉工学科の卒業生や卒業生のご家族を含め、90名程の卒業生が参加されました。
会場となった場所は2025年に工学部にともない改修工事を行った202教室「デザインコモンズ」で行われ、新しくなった半田キャンパスの教室に卒業生からは驚きの声がありました。 参加した卒業生からは「卒業してからこうして大学の先生方や同期生、先輩、後輩にお会いできて嬉しかった」、「久しぶりに半田キャンパスに訪れることができ、懐かしかった」「卒業して数年が経ちましたが学生の頃を思い出しました」など、参加された方々それぞれの思い出に振り返っていただきながら、良い時間を過ごしていただけました。


